吸引力は変わらないが、人生のパフォーマンスは変わるダイソンの掃除機
自宅の掃除機を使用してから7年になる。7年使用するとどこかにいろいろトラブルが生じる。私の場合はバッテリーの持ちが悪くなってきたことである。吸引力は変わっていないが、バッテリーの持ちが悪いため、20分掃除機で掃除をしては10分休憩し、また20分掃除機で掃除する。そのことを3~4回繰り返すため、家の中全体に掃除機をかけるのに2時間かかってしまう。そのため、掃除機を使って掃除することが一大行事になってしまう。
20分しか電池が持たない状態を解消するため、新たに掃除機を買うことを決断した。吸引力は衰えていないので、現在所有している掃除機を使いつつ、2台目の掃除機を買うことにした。
家電量販店で掃除機を見ていると、各社さまざまな掃除機を販売していることがわかる。コードレスで掃除のしやすさを主張してくるものもあれば、吸引力の性能を押してくる掃除機もある。1台目は吸引力の大きいコードタイプの掃除機だったこともあり、2台目はコードレスタイプにしようと考えていた。そのため、今回はコードレスの掃除機にターゲットを決めどの掃除機にするか選定することにした。
持ち運んでいる間はバッテリーでモーターを回転させることもあり、コードレスになるとバッテリーの持ち時間が問題になってくる。各社ともおおよそ最大10分しか持たないスペックになっており、「10分しか持たない掃除機でまともに掃除ができるのだろうか」という不安がよぎっていた。コードレス10分でどこまで掃除できるのかが不透明のため、どんなにデザインが良くても購入する気にはなれなかった。
掃除機を店頭で見ていく中で、コードレスの人気トップ3の掃除機が並んでいた。1位はアメリカのメーカー、2位は日本の家電メーカーで、3位はダイソンの掃除機だった。それぞれ体験することができたので、試してみた。その中でもダイソンの掃除機のデザインと使いやすさが良かった。直感でダイソンの掃除機を購入することにした。
ダイソンの掃除機を使ってみた。「吸引力の変わらないただひとつの掃除機」というCMのイメージがあったので、吸引力がすごいのかと思っていた。確かに、吸引力は強力で安定している面はあった。
ところが、実際に体験してみることで、吸引力以外にも魅力があることがわかった。
まずはコードレスの掃除機であることだ。コードレスというのは単にコードレスなのかと思いきや、それは裏切られた。コードをコンセントに差し込むという動作がないということは、その分時間を有効に活用できるということがわかった。つまり、時短ができるということである。
また、コードレスの恩恵は掃除しているときにもある。それはコードを意識することなく掃除機を動かすことができるので、コードがあるときに比べて行動範囲が広がる、ということである。そのため、コードがあるときに比べて自分が動きたい場所にいつでも動くことができるので、時短につながる。
さらに、コードレスの掃除機でありながらエコモードで45分持つことが分かった。フローリングをメインで掃除する場合、エコモードで十分に吸引できるので、バッテリーだけで45分持つというのは十分なスペックであるといえる。
ダイソンの掃除機を使うようになってから掃除機による掃除の時間を30分まで削減することができた。購入前は2時間かかっていたことを考えると、4倍のパフォーマンスを上げることができるようになった。自己啓発書を何十冊と読み、高いお金を払ってセミナーを受けても4倍のパフォーマンスは上げるのは至難の業だが、ダイソンの掃除機を買えば5~6万円で4倍のパフォーマンスを上げることができる。どちらがお得なのかは言うまでもない。ジェームス・スキナーに会って7つの習慣の話を聴きたいというならそれはそれでよいかもしれないが、私ならジェームス・ダイソンに会う方も選択肢に入れるだろう。
ダイソンの掃除機を使うようになってから、時短の意識が高まってきた。そのため、ライティング・ゼミのライティングにかけた時間を時短できるようにならないか研究を始めている。ダイソンの掃除機で掃除をするように、ライティングによる時短ができる方法はありそうだ、という仮説を立てて現在チャレンジしている。時には生成AIを活用し、時には掃除機をかけ、現在はライティング・ゼミの課題にチャレンジする、というように。
掃除機を買い替えたつもりが、掃除の時間を短縮でき、パフォーマンスを4倍にまで引き挙げることができる、という副次的な体験ができた。ダイソンの掃除機だからなのか、コードレスであればなんでもよいのかはわからない。ただ、掃除機を通じて、自己啓発書やセミナーでは得られないタイパというものを私は得ることができた。あなたもコードレスの掃除機を買うことで人生のパフォーマンスを上げることができるかもしれない。
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