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開業医は二重帳簿をつけていない。Facebook誕生日祝いオジサンは時計じかけのオレンジ。【ネタ帳の棚卸し】

ネタ帳をせっせとつけている。

読書中に思いついた抽象化や、飲み会で話して生まれた良いアイデアや、やってみたい事業計画など、あらゆるネタを分別もせずに書き溜める。

その結果、「混沌」が生まれる。何に使えばいいのかも分からない。

『創世記』によれば、神は混沌から天地を創造したらしい。さすがは神である。僕は混沌から何も生み出せない。グチャグチャのメモを前に、ただ途方に暮れるだけだ。


ネタ帳という混沌から何かをムリヤリに生み出そうとした人たちは、「ボツネタ公開」なんていう企画にたどり着く。

なぜかよく分からないが、フォロワーが200人ぐらいの弱小ブロガーに限って「ボツネタ公開」をしている印象がある。「創作の裏側」みたいなのは実力がある人がやるから意味があるのであって、お前みたいな弱小ブロガーがやってもそれはゴミだぞとか、ひとつもヒット記事を書いたことがないお前のネタはそもそもすべてボツネタみたいなものなのではないかという説もあるのだけれど、そういうことをツッコんでいると嫌われるので黙っているに越したことはない。


そういうことで、「ボツネタ公開」みたいなのはあんまりやらないようにしているのだが、それでもやはり「ネタ帳をどうにか棚卸ししたい」という気持ちは消えない。

だから、今日は思い切って「ネタ帳を棚卸し」的なnoteを書く。よく考えれば僕は今そこそこ人気の作家でありYouTuberでありPodcasterでもある。1年に1回くらい、こういうのを書いても許されるだろう。自分に言い聞かせながら、ボツネタの棚卸しをやろう。


途中から有料になるが、単品購入(300円)よりも定期購読(500円/月)がオススメだ。途中から始めても今月書かれた記事は全部読める。9月は4本更新なのでバラバラに買うより2.4倍オトク。


誕生日だけFacebookでメッセージを送ってくるオジサンに使えるインテリ悪口3選

教養悪口本』を書いているときに、販促YouTube動画で使おうと思ったアイデア。「誕生日だけFacebookで絡んでくるオジサンに使えるインテリ悪口3選」である。

にわかには信じがたいのだが、世の中には「6年前に一度イベントで一緒になっただけなのに、毎年誕生日にだけ頑なにFacebookでメッセージを送りつけてくるオジサンがいる。

文面も「おめでとうございます!」である。何の情報量もない。送られても嬉しいどころか「お前誰だよ馴れ馴れしいな」とマイナスの印象がつくだけだ。意味が分からない。脊髄反射? 「○○さんが誕生日です」と流れてくると「おめでとうございます!」と書いてしまう脊髄反射とかあるんか?

彼らは人間とは思えない。まるで機械じかけであるかのように、入力に対して一様に反応している。


そこで僕が考えた悪口がこれ

ルドヴィコ療法でも受けたんか?

『時計じかけのオレンジ』の中で、主人公はルドヴィコ療法という治療(とは名ばかりで、実質的には洗脳)を受ける。

暴力的な映像や性的な映像をムリヤリ見せられながら、吐き気を催す薬を投与されるというもの。映画でもこのシーンが象徴的だ。

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(ムリヤリ目を開いて映像を見せる、衝撃のシーン)


この洗脳を繰り返された結果、最終的には暴力や性行為が吐き気に結びついて(オペラント条件付けだ)、あらゆる暴力行為や性行為に嫌悪感を覚えるようになる。


本作『時計じかけのオレンジ』は、まさに「時計じかけ」になってしまった人間を描いている。人為的に条件を設定され、その通りに動くだけの機械だ。人間を洗脳することの恐ろしさが感じられる。

そして、おそらく、誕生日にだけFacebookでメッセージを送ってくる有象無象のオジサンたちもそうなのだと思う。

多分、誕生日の通知に対して「おめでとう」と送ったら快感物質を注射され、無視すると吐き気を催す物質を注射されるというルドヴィコ療法を受けたに違いない。

そう思いついてから、Facebookでオジサンからしょうもないメッセージが来ても腹が立たなくなった。オジサンがこういう療法を受けていることを想像したら、おもしろくなってしまった。

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【ボツ理由】

「3選」なのに、「あと2つ考えるのがめんどくさいな」となってしまったから。

※これはボツの黄金パターンである。「3選」にしたいのに1つしか思いつかないヤツ
2つ思いついていると「あと1つでっち上げよう」となるのだが、1つしか思いついてないとでっち上げる気にもならず、インスピレーションを待つしかなくなる。そしてインスピレーションは来ない。

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