ゾルディック家の執事みたいだ。-超ド級の無能仲介者のせいで憤死した仕事の話③
今回も、「無能仲介者」シリーズの続き。
会社の実名がガンガン出るので具体的な内容は書けないのだけれど、お陰様で大好評のシリーズであるということだけは言っておこう。これは僕の実力ではなく、ひとえに、無能仲介者があまりにも常識外れのポンコツだったからだ。十分にポンコツな無能仲介者は、エンタメと見分けがつかない。
だが、単に笑っているだけでは済まず、我が身を振り返らないといけない人もいるようだ。
それから、「もはやホラー小説」という人もいた。たしかに、これは間違いなく「怖い話」でもある。
たしかに、その側面もある。この無能仲介者はたしかに世界に存在していて、いつ関わることになるか分からない。それは恐ろしいホラーだ。
そして、「自分がそうなってしまったら」と考えると、それはもっと恐ろしいホラーだ。
今日は、無能仲介者の起こした最大の事件ふたつを扱っていく。エピソードの強度はこれがぶっちぎりなので、エンタメ性もホラー性も、そして自戒の念においても最大になると思う。色々な気持ちになるだろうけれど、感情を揺さぶられたいあなたには特にオススメだ。ぜひお付き合いいただきたい。
それでは以下、ガンガン実名が出るので有料になる。過去2本を読まないと意味不明なので、まずはこちらをご覧あれ。
それでは早速見ていこう。無能仲介者が引き起こした2大事件の、罪の重さを……。
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