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数多の堀元キッズについて思うこと-コンテンツを作れ。もしくは良いヤツでいろ。

一昨日、30歳になった。

論語由来の言葉で、30歳のことを「而立」と呼ぶ。40歳のことを「不惑」と呼ぶのに対して、「而立」はあまり定着していない気がする。「30にして立つ」と言われても、ピンと来ないからだろうか。「立つ」って何?


それにしても、論語を基準に年齢の呼び方を決めるなんて、間違っているというか、おこがましい気がする。

孔子は「40にして惑わず」だったらしいけれど、世の中の40歳で「惑わず」の人が何名いるというのだろう。僕の周りの40歳はいつも惑っているし、僕も40歳で惑いまくっている自信がある。実態をまったく反映していない呼び方だ。


そもそも、孔子は我々からかけ離れた存在なのだから、それを基準に年齢の呼び方を決めてはいけない。

っていうか、逆かもしれない。孔子がありなら何でもあり、という方が適切かもしれない。サーカス団のメンバーが「30にして空中ブランコを習得す」と言っていたら、30歳のことを空中ブランコと呼んでもいいかもしれない。孔子とサーカス団はほとんど同じくらいかけ離れた存在だ。今度からそう呼ぶことにしよう。

そんなワケで、いつ野垂れ死んでもおかしくないインターネット芸人の僕も、この度は無事に空中ブランコを迎えられました。皆さんいつも応援ありがとうございます。空中ブランコから落ちて死なないように、引き続き頑張ります。


さて、先日の箕輪厚介さんとの対談イベントの話をしたい。ロフトプラスワンでやったヤツ。ビジネス書100冊本の発売に際してお声がけいただいたものだ。箕輪さんをイジり殺した本で箕輪さんから招待されるとは、因果なものである。


フルバージョンは課金で見れる。興味のある方はこちらからどうぞ。箕輪さんの本のエピソードが弱すぎることにツッコむところなどがハイライト。



堀元キッズ大学生の出現

この配信の中で最大の事件といえば、「堀元キッズ大学生の出現」である。

質疑応答のコーナーで、事件は起きた。

「誰か、質問ある方?」

僕らがそう聞いたとき、白いTシャツ1枚の学生が手を挙げた。ガタイが良く、長めの黒髪を遊ばせている。マイクを受け取って、意気揚々と大きな声で話し出す。

「僕は箕輪派でぇ!!箕輪さんの大ファンなんですけどぉ!」

この第一声の時点で、「あっ、ダメだこいつお調子者だ」と思った。


彼の発言の趣旨を理解してもらうために、そこまでの流れを解説しておこう。

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