見出し画像

アカデミー作品賞をバカにしてはいけない。『パラサイト』と付き合ってみたらロールキャベツ男子だった。

「アカデミー作品賞を取った映画!」と聞いた時、あなたはどう思うだろうか。

ひょっとしたら、「へぇ~!めちゃくちゃ面白い映画なんだね!」と思うかもしれない。あなたは実に素直で素敵な人だ。ぜひそのまま美しい人生を歩んで欲しい

僕のようなひねくれた人間は「アカデミー作品賞を取った映画!」と言われると、「へえ~!なんか説教臭そう!」と思ってしまう。そして「見なくていいかな」と思ってしまう。ひねくれた人生を送っていくしかない。


というのも、アカデミー作品賞を取る映画は大抵の場合「文句なしの傑作」だ。

・賛否両論になるような異常性はなく
・社会問題や文学的なテーマにしっかり踏み込み
・キャスト・音楽・映像など全ての完成度が高い

要するに、すごくちゃんとした映画なのだ。


そして、すごくちゃんとした映画に対して僕は何を思うかというと、「すごくちゃんとした映画だ~!!85点だ!!」である。


なんというかこう…アカデミー作品賞を取る映画は圧倒的な優等生であり、優等生ゆえのつまらなさみたいなものを感じてしまうのである。それゆえに85点なのだ。

イケメンで成績優秀・スポーツ万能・人望も厚い…と申し分ない人ではあるのだけれど、告白されてなぜか迷ってしまう。優等生の彼よりも、ヤンチャな男が無茶しているのにキュンとしてしまい、100点に見えてしまう。そしてヤンチャな方と付き合い始めてしまう。そういう少女時代が誰にでもあるのではないだろうか。


僕はそういう少女的感性で映画を見ているので、「優等生だな~」という映画を見ると「うーん…この人とお付き合いしてホントにいいのかしら…?」と感じてしまうのである。

「ユッコ!相澤くんに告白されたんだって?」
「うん…そうなの…」
「なんでそんなに浮かない顔してるの?最高じゃない!?相澤くん、学年で一番人気の男子だよ!?」
「そうだよね……でもなんか、ピンと来ないんだよね…。好きになれそうな気がしないっていうか……」
「はあ~?あんたどんだけ高望みなの?相澤くんより良い男なんていないよ?」
「うん……分かってるんだけど……でも踏ん切れなくて、保留にしてもらっちゃった」
「まったくもう……あっ、見てよ、寺田が歩いてる。えっ、何か血がついてない?またケンカかな……もう、怖いな。あんなヤツが同じ学校なの、ホントに嫌」
「(寺田くん、すごく寂しい目をしてる……)(トクン)」
「ちょっと、ユッコ聞いてる?どうしたのぼうっとしちゃって?」
「あ、ごめんごめん、アハハ」

大体こういう感じなのである。この後の展開は言うまでもないが、ユッコは最終的に相澤くんではなく寺田と付き合い始める。

僕にとって、アカデミー作品賞は相澤くんなのだ。すごくいい男なのだけれど、完璧な優等生は常に85点なのである。だけど、危ない香りのするヤンチャ男子は0点も出すが100点も出す。アベレージが悪かろうがなんだろうが、100点を求めてヤンチャ男子と付き合い初めてしまうのが乙女心というものではないだろうか。結局相澤くんからの告白は断ることになる。


……何でずっと少女マンガ風の喩えなんだよと皆さんイライラしてきた頃合いだろう。申し訳ない。アラサー男性が使うには適切ではない喩えだった。話を戻そう。


『セッション』は取らず、『フォレスト・ガンプ』は取る

人生で一番好きな映画は何かと聞かれるとめちゃくちゃ悩むのだけれど、よく答えているのは『セッション』である。

この映画の何がすごいって、音楽を題材にしているのに全然楽しそうじゃないのである。

よく「音を楽しむから音楽なのさ」みたいな話があるが、この映画に出てくる人は誰一人楽しそうじゃない。むしろず~~っっっとツラそうなのだ。彼らがやっているのは「音楽」ではなく「音ツラ」である。「音楽っていいな」とは全然思えない。サウンド・オブ・ミュージックの真逆

その一事を取っても異常な映画である。更に、師匠と弟子の関係がとんでもない速度で愛憎を行き来するのもすごい。映画のクライマックスではたった数分の内に「殺したいほど憎んでいる」と「世界で最も愛している」という真逆の関係が目まぐるしく入れ替わるという異様な展開を見せる。

問答無用の傑作であり、何度見ても素晴らしい映画だ。僕には刺さりまくった。100点。


ただし、やっぱりちょっと異常な映画である。優等生的な映画ではない。

優等生ではないので、アカデミー作品賞っぽくはない。実際、『セッション』は作品賞を受賞していない(ノミネートはされた)。


一方、僕が「アカデミー作品賞っぽいなぁ」と思う映画ナンバーワンは『フォレスト・ガンプ』である。

ことわっておくが、『フォレスト・ガンプ』をディスっているワケではない。めちゃくちゃ良い映画である。見終わった後は感動もした。

特によく憶えているのは両脚を失った上官のくだりだ。両脚を失うことは軍人としての死を意味する。上官は脚を失って生き永らえるよりも戦場で死ぬことを望んだ。しかし、主人公は助け出す。

病院で意識を取り戻した上官は「なぜ助けた!」と主人公を罵倒する。助けて感謝されるどころか、一生恨むと言われてしまった

その後の上官の人生は、やはり順風満帆なものではなかった。上官はセックスすら満足にできなくなり、娼婦に笑われる。キレた上官が暗い部屋で娼婦に怒鳴り散らすシーンが印象的だ。

だけど、それでも上官はふと態度を軟化させる時が来る。絶望を越えた彼が「あの時オレを生き残らせてくれてありがとう」と主人公に言うシーンはグッと来るものがある。極めて月並みなではあるが、「生きていれば良いことがある」という力強いメッセージがある場面だ。


……とまあこういった調子で『フォレスト・ガンプ』もたいへん良い映画ではあるのだが、やっぱりこれは85点の映画なのである。

分かりやすく「良い映画だな~」と思うと同時に、脳内に少しだけ「ちょっと説教臭いな」「大人が道徳の授業で見せてきそう」という声が脳内に入ってくる。僕の最高の映画体験はもっと変な映画なんだよ!と思わずにはいられない。

一歩間違えば暴力行為の礼賛とも捉えられる『時計じかけのオレンジ』なんかも僕の90点超えの映画だが、これは絶対に大人は推奨しない映画である。それどころか、アメリカカトリック司教協議会に鑑賞禁止を食らったり、英国では上映禁止になったりしている。


まあそんなワケで、何かしら異常だったり賛否両論だったり反社会だったりしている方が90点を超えてくるのである。そういう作品は”アカデミー作品賞っぽくない”ので、僕はどうしても「はいはいアカデミー作品賞(笑)ね」というスタンスで見てしまう。相澤くんと付き合い始めたんだ~、ふ~ん、おめでと(笑) 寺田には私にしか分からない魅力があるけどね。そういう感じである。


『パラサイト-半地下の家族』は優等生の皮を被ったヤンチャ

そういうことで、昨年のアカデミー作品賞を受賞したこれも、85点だろうなと思っていた。

だってそうでしょ?ポスターからしてそんな感じするよ?

画像1

(映画『パラサイト-半地下の家族』公式サイトより引用)


タイトルは『パラサイト-半地下の家族』で、キャッチコピーは「幸せ 少し いただきます」である。いかにも社会問題を描いてそうだ。

しかもSNSで評判を読む限り、「韓国の圧倒的な貧富の差」を描いていて「競争社会の問題点」とか「鬱屈した下流の人々の葛藤」とかを考えさせられるらしい。


うわ~……説教臭そう……


そういうことで、超絶話題作だったけどあまり見る気にならず、昨日まで放っておいた。


そしてなぜか昨日興が乗ったので見始めたところ、そのあまりの面白さに釘付けになった。人生トップ10に確実に入る超濃厚な映画体験。いや、ナメてたわ。

ごめん。相澤くんも付き合ってみたら実は超ヤンチャでドキドキさせるところあったわ。85点の男とか言ってしまってホントにごめん。『パラサイト』は優等生の皮を被ったヤンチャだった。100点。

一見草食系に見えて実は肉食系である男子を指す「ロールキャベツ男子」という言葉が一時期もてはやされたが、『パラサイト』はロールキャベツ男子だった。この魅力にもはや夢中である。うっかり立て続けに2回連続で見たし、このnoteを書きながら3回目を見ている


ということで、今日は僕と同じように「ハイハイ、優等生ね」と油断して『パラサイト』を見ていない皆様に向けて文章を書こうと思う。

映画好きの皆様からしたら「何を今更」と思われるだろうが、まだ見ていない人が結構な確率で存在するような気がするからだ。

あと、僕はセコいライフハックが好きなので記事の末尾では「無料で合法的に見られるスキーム」も紹介する。


なお、物語の核心になるネタバレは避けるが、魅力を紹介するために映画のあらすじはガッツリ説明する。「分かった分かった!お前がそんなに言うならもう見るよ!」という気持ちになった方は最後の「無料で見る方法」まで飛ばしていい。

とにかく、この記事を読んでも読まなくてもいいので、見損ねている人はぜひこの機会に見て欲しい。本当に「見ないと人生損してるぞ」と思う映画は久しぶりに出会った。


映画として超エンタメ。退屈なシーンがない

『パラサイト』の最大のヤバさは、エンタメ映画として究極の完成度ということだ。

アカデミー作品賞っぽい映画はどうしても重いテーマに踏み込むために退屈なシーンが入ってきがちだが、『パラサイト』には一切ない。ほぼ『君の名は』である。ムダなシーンなしのサクサク展開。


そして、まさかの冒頭がコメディである。ミスター・ビーンとかを彷彿とさせるドタバタ活劇。

主人公の一家は超貧困家庭。半地下と呼ばれる激安物件に住んでいる。狭く息苦しい家で、どうにか他人のWi-Fiが入る場所を探すところから映画が始まる。

画像2

(映画『パラサイト-半地下の家族』より引用。以下注釈なしの記事内の画像はすべて同様)


この「他人のWi-Fiをどうにか使おうとする」くだりから既におかしさが溢れている。「たくましく生きている庶民」というのはなんともいえない頼もしさのようなものがあり、見ていると微笑ましいのだ。

このあたりは『男はつらいよ』などにも似ている。庶民である彼らはすごくシンプルな行動原理で、日々を生き抜くことに一生懸命だ。難しいことを考えたりしない。貴族的な倫理観やプライドが全然ないのだ。そこがなんとも憎めない。

例えば、浪人生である主人公が友人経由で家庭教師の仕事をもらうシーン。「浪人生の自分では家庭教師にしてもらえないのでは?」と危惧した彼が考えた方策がこれ。

画像3

美大志望の姉に頼んで在学証明書を偽造してもらう」である。純度100%の私文書偽造である。


そして、この美大志望の姉のやさぐれ感がまた絶妙なのだ。

画像4

禁煙のネットカフェで悪びれもせずタバコを吸い私文書偽造の片棒をかつぐことへの罪悪感は微塵も見せず、「かったりいなぁ」と言わんばかりの態度で私文書偽造を手伝う。やさぐれ感が非常に魅力的なキャラクターだ。


さらに、そうやって偽造した在学証明書を父親に見せた時の反応が傑作である。父として我が子の犯罪に苦言を呈するのかと思いきや……


コメント 2020-08-14 111139

コメント 2020-08-14 111202


文書偽造学科があれば主席入学だな!HAHAHA!」である。コリアンジョークだ。軽口を叩きながら、「上手にできてエラいなぁ」という雰囲気すらある。偽造を問題視するという”ちゃんとした父親像”は微塵もない。


この家族には面倒なインテリ的倫理観がない。下町庶民のおかしさとたくましさが存分に表現されている。

このシーンだけで主人公一家のキャラクターが大好きになってしまう。生き生きとした彼らのたくましい生活の息吹が伝わってくるようだ。


潜り込んでいくドタバタ活劇

主人公が家庭教師に行った一家は超絶金持ちの家庭であった。半地下の家とは家賃が2ケタ違いそうだ。

画像7

この家には家政婦や運転手といった多くの雇われ使用人がおり、全員が十分な高給をもらっているらしい。

倫理観がない主人公一家は、これ幸いとばかりにこの家に潜り込んでいく。手練手管によって、元々雇われていた運転手や家政婦を次々と失脚させ、代わりに素知らぬ顔で紹介した家族をその地位に当て込んでいく。

このあたりの展開も実にコミカルで大笑いできる。主人公一家はお互いに他人のフリをしながら「そういえば伯父の運転手を勤めていたキムさんはとても誠実で信頼できる人ですよ。紹介しましょうか?」などと堂々とウソをつき、父親を紹介する。

コメント 2020-08-14 142617


この滑稽さに思わずニヤニヤしながら見てしまう。


父親はこのウソを受けて、「30年間ずっと金持ちの運転手を勤め上げている」という設定を守るため、ベンツの販売店に予習をしにいく。このあたりも実に見ものである。

コメント 2020-08-14 115339

この家族、やってることはメチャクチャなのだが、ひたむきに一生懸命生きているところがすごく好感を持てる。まさにコメディの中心人物として理想的な一家だ。


コメディからの文学性

…と、この調子で極上のコメディとして楽しんでいたら、映画の卓越した文学性が目に入ってくるようになる。すなわち徐々にテーマに踏み込んでいくことになるのだが、これが実に自然で切れ目がないのがすごい。

象徴的なのはここだ。金持ち一家の息子が「家政婦のにおい」と「運転手のにおい」を嗅ぎ、「同じにおいだ」と指摘するシーン。

同じにおい


他人であるはずの2人が同じにおいだと指摘され、家族は肝を冷やす。ここもコメディ的なシーンではある。だが直後、家に帰った貧乏家族の会話の中

で、この映画の核心とも言えるセリフが飛び出す。


半地下01

「同じにおい」をさとられないようにするための作戦として、洗剤や柔軟剤を変えようかと提案した主人公に対して、


半地下02

半地下03


姉は「そうじゃなくて、半地下のにおいよ」と回答する。


貧乏人と金持ちの間には、どうしようもない”におい”の差がある。このセリフには映画のテーマが詰まっている。

コメディタッチの豪邸から一気に切り替わった汚い半地下の家、庶民丸出しの一家の会話の中で唐突に放たれるこのセリフはあまりにも印象的だ。コメディと文学性がこれほど見事に同居している例を僕は他に知らない。

コメディだと思ったら極上の文学作品だ!」という感動がある。この時点で大満足な映画だ。


そしてまさかのサスペンスへ

文学性とコメディが究極的に調和していた時点で「ああ~、この映画メチャクチャ良いぞ~」と確信し、一瞬も退屈することなく見ることができる。

しかしここから事態は劇的な展開を迎える。予想もしなかった驚異の事実が判明するのだ。ネタバレは控えるが、急展開に次ぐ急展開で、ハラハラ・ドキドキの手に汗握るシーンに突入する。

コメディからの文学性、そして急転直下のサスペンスである。

たった一本の映画を見ているのに、まるで目まぐるしくザッピングして複数のドラマを同時に見ているような気になる。


そして、視聴者は例外なく「えっ、この映画どこに向かっていくの!?!?」と目を白黒させることになる。

というのも、この映画は結局何のジャンルの映画なのか分からないからだ。


ゴールデンゴールド現象

我々は今までの人生経験で大量の物語を見てきている。そして、その経験を使えば物語の展開が大まかに予想できる

例えば、ミステリーを見ているのなら、「探偵が最後に犯人を暴いて終わるだろう」という予想が立つ。犯人が誰かまでは分からなくても、少なくとも最後には名探偵が活躍するんだろうな、と予想して見ることができる。

だが、ジャンルが何なのか分からない映画はどこに着地するのかさっぱり分からない


僕はこれを”ゴールデンゴールド現象”と読んでいる。

『ゴールデンゴールド』というマンガは異色のマンガで、ジャンルが分からないのだ。何のマンガなのか全然分からない。ギャグ漫画なのかもしれないし、サスペンスなのかもしれないし、ホラーなのかもしれない。ファンタジーなのかもしれないし、ラブコメなのかもしれない。下手をすると経済マンガの可能性すらある

1巻のKindle版は無料なのでぜひ皆さん上記リンクから1巻を読んでみて欲しい。「なんか面白いけど何のマンガだかよく分からないな」という感想を覚えると思う。2巻を読んでも3巻を読んでもずっとそのまま推移する。

「ジャンル不定」という他では味わえない奇跡の感覚を味わえるマンガなので超オススメだ。



……


違う。間違った。今日オススメしたいのは『パラサイト-半地下の家族』だった。オススメしてる途中で他のものをオススメしてしまった。オススメ・マトリョーシカ

話を戻そう。


コメディからの文学からのサスペンスからの…

コメディと文学とサスペンスが立て続けにやってきて、それらが同居したまま映画が進んでいく

そんな怒涛の中盤以降はもう夢中で見るばかりなのだが、特に圧巻なのが映像の芸術性である。映像感覚が本当に素晴らしい。美しいシーンの連発。2回目に見た時はあまりに美しすぎて自分用にスクショを取る手が止まらなかった


特に良かったのはここ。

コメント 2020-08-14 182402

どうだろう?文脈を解説しなくても、「なんとなく良さそう」と感じないだろうか?

浸水した半地下の家、下水が溢れ出す便器の蓋をどうにか閉めて、美女がタバコに火を点ける。圧倒的な汚さの中のわずかな美、圧倒的な絶望の中のわずかな安らぎ。そんなものが非常に上手に切り出されている。

僕はこのわずか数秒のシーンが、人生で見てきた全ての映画シーンの中で一番好きかもしれない

皆さんも映画をちゃんと見て文脈を理解した上でこのシーンを見ると、「ああ~!美しい~!!」ってなると思う。ぜひここに至るまでの流れは、あなたの目で確かめて欲しい。


とまあそんなワケで、コメディからの文学からのサスペンスからの映像芸術といった感じで、もうパニック状態。脳波とか調べたら多分とんでもないことになってる。もう多分津波みたいになってる津波のような面白さに I know…震えてる hoo…

とにかくそんなハチャメチャに良い映画体験で、脳波がTSUNAMIになったままエンドロールを迎えることになった。


あなたも脳波をグチャグチャにしよう

この傑作をまだ見てないのは正直意味が分からない

「アカデミー作品賞ね、はいはい(笑)」とか言ってる場合ではない。傑作だから作品賞を取るのである。優等生的で85点でしかないとか思い込むのはやめた方がいい。(そんなことを思い込んでいるのは僕しかいないという批判は耳に入れないでおく)


それにしても、なぜ僕は「アカデミー作品賞は優等生的でせいぜい85点」などと思い込んでしまったのだろうか。なぜ僕はこんなに、ひねくれた人間になってしまったのだろうか。

その理由も、この映画の中で説明されていた。


コメント 2020-08-13 171956


コメント 2020-08-14 185320


どうやら僕がひねくれているのは、金がないかららしい。

哀しい事実である。シワをのばすアイロンを持っていないから、「アカデミー作品賞は大したことない」とか言い出すシワだらけの人間になってしまったのだ。


無料で見る方法-アイロンを大事にしてください

ということで、お金はとても大事である。シワをのばすアイロンらしい。皆さんは「アカデミー作品賞は大したことない」とか言い出さないようにぜひ大事に使って欲しい。

そこで最後に、セコい節約スキームだが、『パラサイト-半地下の家族』を無料で見る方法を提案したい。


それは、U-NEXTを31日間無料体験することだ。

U-NEXTといえば、サブスクリプション型の動画視聴サービスである。実は配信動画数がサブスクサービスの中で一番多い。Netflixとかよりも昔の名作に強い。僕は名作を見たいので割と恒常的に使っている。

そしてこのU-NEXTだが、常時31日間無料体験を実施している。

更に素晴らしいことに、この無料体験を申し込むと600円分のポイントがついてくるのである。


コメント 2020-08-14 191046

(画像引用元:U-NEXT

『パラサイト』は新作なので見放題の対象になってないのだが、「550円」で購入できる


コメント 2020-08-14 190539

(画像引用元:U-NEXT

そういうことで、無料体験についてきたポイントだけで見ることができるのである。これで完全に0円で見られる。完璧なスキームだ。

※ただし、31日間経ったら課金が開始されるので、お金を使いたくない人は忘れずに解除しなければならないことはご留意頂きたい。


ということで、無料体験はこちらからどうぞ。



以上!ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?