自宅がスタジオに!コロナでジム通いを抑制される中、自宅でフィットネスできるビジネスモデルをリサーチしてみました。
コロナでジム通いを抑制される暗い世の中です。私もジムに通いたくて悶々としています。
海外のビジネスモデルを中心に、集まらないでできる自宅でフィットネスの新しい形をビジネス&テクノロジー視点で調査してみました。
MIRROR(US)
自宅に鏡を置いて、フィットネスクラスを受講できるスマートミラー
自宅の鏡も大きなスマホ端末みたいなもの。
ヨガもボクササイズも体幹・ファンクショナルトレーニングも。
利用していない時に姿鏡としてインテリア的にスタイリッシュなのがGood!
2018年3月頃に一部サービスをローンチしたところ、資金調達額はなんと2,500万ドル超え!
成功のポイントは、コンテンツ・インタラクティブ性・スタイリッシュなデザイン。全てにおいてクオリティ高いので、ここが日本企業との大きな差ではないかなと感じてしまいます。
PELOTON(US)
自宅がSoulCycleに!自宅でサイクルフィットネスが受けられる動画サービス。(SoulCycleとは、FEEL CYCLEが参考にしたアメリカの暗闇フィットネスクラブ)
レッスン動画の種類がとても豊富です。実際のレッスンのインストラクター指導に従ってトレーニングをするので、自宅でYoutubeを見てトレーニングをするのより臨場感を感じられるサービス。
インストラクターが自分に話しかけて、ハッパをかけてくれる感じはラジオを聞いているような印象もあります。
以前弊社でもb-monsterのストリーミングサービスを開発しましたが、ボクシングよりも自転車の方が自宅に実物をおけるので動画サービスとしてのシナジーは高そうに感じていましたが、本当によくできているサービスです。
バイクは以前はAmazonでも購入できましたが、今は購入できないようです。
ビジネスモデルとして面白く、人の心を打ちそうだなと感じているのが、実際のNYのスタジオレッスンを予約して、自宅でそのレッスンに参加しながらエクササイズできる点。
Webからレッスンを選んで、決済をして受講する。
自宅のバイク端末だけでなく、予約・決済・動画レッスンまでトータルで提供しているすごいサービスです。
TONAL(US)
自宅でパーソナルトレーニングができる、ホームトレーニング機器。
調べた時点では初期費用が$2,995、月額 $49と、個人で購入するにはやや高価です。しかし、アメリカのフィットネスクラブなどにも導入されており、B2Cだけでなく、B2Bとしても取り扱われており、トレーナーの人材難を解決するビジネスモデルになるかもしれません。
続けて、日本のサービスを調査。
リングフィット アドベンチャー
新垣結衣の広告でおなじみ、任天堂のリングフィットアドベンチャー。これをフィットネスのビジネスモデルとするのは邪道かもしれませんが、クオリティが高く、継続できるなら立派なフィットネスだと思います。
任天堂すごい!
日本もゲーム会社のクオリティは世界に誇れますね。
東急スポーツオアシス WEBGYM
総合フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」も「WEBGYM」という名称でオンラインレッスン動画サービスを提供しています。
いつでも、どこでも、PC・スマホで簡単エクササイズ。400種類以上の「ストレッチ、マッサージ、トレーニング、スイミング、ランニング」などの動画レッスンが使えます。
LEAN BODY
- 月額980円から
- お尻や腹筋などの部分トレーニング、ヨガ、ピラティス、ダンスエクササイズなどのトレーニング動画
- 課題をこなすとバッジがもらえる
- オンラインフィットネス事業を展開するスタートアップ企業で、資金調達も実施済
FYSTA -フィスタ
- セキュリティ製品で有名なキングソフト株式会社が運営
- インストラクターなど、総合フィットネスのスタジオインストラクターなどもいて、新時代を感じさせる
- Amazon Fire TV でも見れる
最後に
動画サービスは、一見参入障壁が高くなさそうに見えがちですが、このように並べてみると、コンテンツ・デザイン・ユーザー導線・ハードウェアなどを含めたクオリティにこだわらないと、ビジネスとしてユーザーを獲得して継続させるのは難しいのかもしれません。
今回紹介したアメリカの3つのサービス(MIRROR, PELOTON, TONAL)と、日本が誇る任天堂のリングフィットアドベンチャーはクオリティが異次元ですね。
日本は人口に対するフィットネスクラブへの入会率が欧米に比べてかなり低いため、その時点で全体のアクティブユーザー的な課題がありますが、これからの高齢化社会・女性の社会進出などに向けて注目すべきサービスだと思います。
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