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真似をするときはフォームから

 今回のテーマは「真似をするときはフォームから」です。最近はスマホやパソコンさえあれば、いつでもどこでも世界トップレベルの選手のプレーを見ることができます。動画を見て「あんなプレーがしたい」「こんな選手になりたい」という憧れを持つことも多いと思います。

 少しだけ、僕の子どもの頃の話をさせてください。子供の頃、フィーゴ選手のドリブルや、ベッカム選手のロングキック、ロナウジーニョ選手のエラシコや、ロビーニョの選手のペダラーダ(シザース)など、たくさんの技をやってみたくて、毎日練習していました。

 世界トップレベルの選手たちは、テレビ画面の向こうで、いとも簡単にすごいプレーをやっていました。それを見て、 2日3日練習すればできるようになるだろうと思っていました。ですが、見るのと実際にやるのとでは大違いで、何度やってもうまくできないことがたくさんありました。ある時、動画を見ながら、いつもとは違う視点でプレーを研究しやってみたところ、すごく簡単にできるようになったことがありました。

 これまでは、動画を見るときに、ボールの動きと選手の足ばかり見ていました。それをどう変えたのかというと、ボールの動きが選手の足の動きではなく、選手の体の動きに注目するようにしたのです。「どうやってボールを動かしているか」「どこでボールを触っているか」を見ていたところから、「どのように体動かしているか」を見るように変えました。フォームを真似するだけで、ボールを扱いやすくなり、実践で使えるテクニックを身に付けることができたのです。 

 例えば、ロングキックが遠くに飛ばせないというサッカー初心者のほとんどは、フォームができていません。一言で言うと、不細工な蹴り方になっています。ロングキックを遠くに飛ばすことができる選手は、フォームがきれいです。美しいです。上手い選手ほど、一つ一つの「動きのフォーム」や「プレーのフォーム」が美しいです。

 右足のキックのフォームと、左足のキックのフォームとでは、利き足でフォームの美しさが変わります。自分のキックのホームを動画に撮ってみると、よくわかると思います。上手い選手から学びたいときは、ボール足の動きを見て真似しようとするとうまくいきません。その人のホームを意識して真似することで、案外簡単にプレーが上手くなります。ぜひ試してみてください。

 「どんな体の動きをすれば良いのか」を見るだけで、憧れの選手のプレーに近づくことができます。

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音声配信:『VORAZ FUTBOL CLUB』 Anchor/Spotify

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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

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