見出し画像

専門家ではなくパフォーマー

尾身茂さんがInstagramを始めたそうです。一体何をしたいのでしょうか。分科会の人たちが勧めたのかわからないけど、国民の声をきいてどうするのでしょうか。専門家は時勢や国民の声は無視して科学的根拠と知性に基づいて判断するべきです。そうでないなら専門家の存在意義は皆無です。

尾身茂さんは分科会の会長である前に独立行政法人の理事長、トップです。民間の病院と違って公益性が非常に高いところです。ようやく城東病院をコロナ専用にすると発表がありましたが、全病床に占める割合としては5%しかありません。それで国民に行動変容を求め、我慢を強いて、オリンピックの会長が来日したことを批判して、終いにはInstagramでソフトなイメージをつくって、行動制限を国民に言えるのがすごいです。まずは、ご自身の独立行政法人の病院の50%をコロナ専用病院にしてから言うのが筋ではないでしょうか。僕にはまるで理解できません。

コロナが始まった当初は未知のウイルスでわからなかったため尾身茂さんら分科会が発するメッセージは意味がありました。
「40万人が死ぬ」と言った西浦教授の発言も効果がありました。
しかし、1年半が経過して尾身さんや西浦さんの主張することは間違っていることがわかってきました。西浦さんは東京でデルタ株が最大で1日9万人が感染すると脅していましたが、すでに新規感染者数は減っています。研究者は時勢や国民の声、政治的圧力に屈せず主張すべきですが、さすがここまでご自身の研究が外れているのに、まだ未来予測を世の中に発信し続けることに疑問を感じないのは全くもって不思議であります。
大手既成メディアだけでなくネットメディアもなぜ西浦さんを持ち上げるのか理解できません。

コロナはいつ終息するのか誰にもわかりません。わかると言う専門家は信用に値しません。わからないことはわからない、わかっていることをみんなにわかりやすく伝えることができる専門家が求められています。

尾身茂さんらはパフォーマーになったと思います。彼らはあまりに不必要な恐怖を国民に植え付けました。彼らを支持する人もいるので、気持ちよくなってしまったのでしょうか。わかりやすい利権争いをしている利権屋ではなく、社会を広く俯瞰できるまともな専門家にバトンタッチしてもらいたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?