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Intel NUC11で自作PC(準備編)

自作PCなど作ったこともない素人ですが、最新版のIntel nuc11キットを使って据え置き型ミニPCを自作したので備忘録としてまとめます。

在宅勤務のため自宅にディスプレイ、キーボード、マウスは揃えてあったので、自宅用PCを新しく買うなら据え置き型のミニPCがいいなと思ってました。

以前金融日記メルマガで有名な藤沢さんがIntel NUCを紹介していたことを思い出して、今回Intel NUCキットを使って簡単なミニPCを作ることにしました。NUCとは、Next Unit of Computingの略で、インテルが展開する据置型の超小型パソコンの規格です。

Intel® NUC 11 kit

Intel NUCキットとは、手のひらサイズの小型PCケースにIntel CPU、マザーボード、電源などがあらかじめ組み込まれた状態のもので、好きなメモリとストレージを組み込みOSを導入するだけというお手軽な半完成型パソコンキットです。ベアボーンというカテゴリになるようです。

調べたところちょうど最新版の第11世代Core iプロセッサー(Tiger Lake)を搭載したIntel NUC11が出たばかりであることを知りました。

しかし、公式サイトを見ても種類が多すぎて違いを把握するのは大変です。NUCキットのモデル違いを理解するには下記サイトが参考になりました。

NUCキットは、一般向け、ビジネス向け、ゲーマー向けでまず3種に分かれてます。今回は一般向けのPerformance kit (開発コード: Panther Canyon)から選びます。

次にCPUをCorei7,i5,i3の3タイプから選びます。i5からGPUが性能のよいIntel Iris Xe Graphicsになっているので、私はCore i5を選びました。

最後にサイズです。ストレージがM.2 SSDに加え2.5inchドライブがあるもの、ないものがあります。この違いは本体高さに影響し、2.5inchベイがないものは38mm、あるものは51mmです(天板がQi対応の製品もありますがさらに高さが増します)。


私が探した時(2021年6月はじめ)は、2.5inchベイなし版の在庫がある販売店が見つからず、出回ってるのは高さ51mmタイプばかりでした。

結果、私が選んだのはNUC11キットはNUC11PAHi5です。


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NUC11PAHi5 (RNUC11PAHI50000)
●CPU:Intel Core i5-1135G7
●インターフェース:USB 3.1×3、USB Type-C×2(Thunderbolt 3)、2.5Gigabit LAN ×1, Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、DisplayPort1.4×1、HDMI2.0b×1
●サイズ:117×112×51mm
<別途必要なもの>
□ メモリ: DDR4 SO-DIMM RAM (Up to 64GB)
□ストレージ: M.2 2280 SSD and/or 2.5” SATA HHD/SSD
□ OS (Windows 64bit)
□ ACコード C5タイプ

メモリ

利用できるメモリは1.2V DDR4-3200のSO-DIMMで、Dual Channelの64GBまで実装可能です。

メモリ知識も全くなくDDR4,DIMMとは何ぞやと思い、ググったところドスパラのサイトにわかりやすい解説があり参考になりました。

私の場合、会社ノートPCと同じ8GBでも十分そうでしたがせっかくなのでその倍の16GBにしました。

また、同じ容量でもメモリ1つより並列が望ましいことでしたので、規格に合う下記の8GBメモリを2つ取り付けることにしました。

なお、メモリは価格変動が激しいようなので買いたいものが決まったら価格ドットコムなどで変動をみておくことをお勧めします。

ストレージ(SSD)

自分は、ハードディスクはいらないのでSSDで規格サイズM.2 Type2280にあうものを探します。容量は500GBで十分なのでWestern Digitalの Black SN750 NVMe SSDにしました。ヒートシンクは最新NUCには付いてるので不要です。

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第11世代のIntel CPUなので、M.2 SSDはPCIe 4.0 というより高速なNVMeに対応しているのですが、値段が高いので今回私が購入したのはPCle3.0対応のものです。

SSDに関する用語はメモリ同様ドスパラのサイトが参考になります。

OS (Windows10 HOME 64bit)

今回はwindows10 homeパッケージ版を購入しました。それしてもwindowsって個人で買うとこんなに高いんですね。

windows10にはDSP版とパッケージ版があるようです。DSP版は少し安いですが、認証したプロダクトキーはパソコンと紐付けられる(ハードを変えて再導入負荷)、マイクロフトのサポートなし、USBメモリは付属しないことから今回はパッケージ版にしました。詳細は下記サイトが参考になりました。

なお、メルカリには半額の¥8000程度で出品されているものもありますが、その値段で正規品を売るわけないのできちんとした販売会社で正規品を買うべきです。

ACコード

キットにアダプターに接続するためのACコードは付属しないのでACコードタイプC5(3ピン、通称ミッキーコード)を買います。

購入品サマリ

Amazonとドスパラを利用して購入総額としては約8万5千円となりました。

総額 ¥84,665
•NUCキット NUC11PAHi5, ¥51,000 (ドスパラ)
•メモリ8GB×2, ¥7,936 (Amazon)
•SSD 500GB ,¥9,736(Amazon)
•Windows10 Homeパッケージ, ¥15,480 (ドスパラ)
•ACコード, ¥513 (Amazon)

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組み立て前準備を終えて

メモリやストレージの知識が全然なかったのですが、用語についてはドスパラなどのPC部品専門店のサイトを調べて、ある程度理解が進みました。また自作PCの奥の深さも同時に垣間見れました。

規格に合う製品を探すには、価格ドットコムの絞り込み検索が便利ですね。

ミニPC自作に興味のある方はIntel NUCキットにチャレンジいかがでしょうか?

組立・OSインストール編は続編にまとめます。