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時は20世紀末・・・

まったくもって個人的かつ他者に強制しない意見だが、リンキンパークに関しては、1st「ハイブリッド・セオリー」一択である。厳密に言うとその後に発表されたリミックスアルバムの「リアニメーション」まで。混沌とした90年代ロックシーンを総括するような形態、音楽性を持ち、以後多くのフォロワーを生み出したバンドのファーストインパクト。

20年経った今聴いても新鮮味を失っておらず、メロディアスでヘヴィ、グルーヴがあってキャッチーでポップ。すべての要素がアルバム全体にバランスよく配合されており、まさに最初にして戦闘力1億2000万の100%完全体。あえて言うならば、わずかばかり残されていたであろう余白的な部分も、リミックスアルバム「リアニメーション」によって残すところなく塗りつくした感ある。

このメジャーデビュー作が完全体なるアルバム(しつこいようだがあくまで個人的意見)だったがゆえに、過剰に期待していたせいもあってか、次作の「メテオラ」に対しては正直「おとなしくなっちゃった。。」、だった。

初来日公演は仕事の都合で行けなかったので、一度は実物を見ておかなければとの思いで2度目の来日公演は武道館で体感することができたのは良い思い出。しかし前座がHYだったのが意外だった。リンキンパーク側からのオファーだったとHYのヴォーカルがMCで話してたのを覚えている。

バンドがデビューしたころには、ツインヴォーカルスタイル、バンドにDJがいること、ラップパートのある歌唱表現など目新しさなどない時代(むしろハードコア界隈の方が先んじてたくらい)だったわけだが、あらためて聴いて感じたのは、このバンドに惹きつけられた大きな要因は、やっぱりチェスター・ベニントンの存在感と歌声だったんだなあ。

この曲はいつ聴いてもゾクゾクするし心拍数あがる。

以上、おっさんの独り言でした。読んでくれた人、ありがとう。

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