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【検証】学資保険VS投資信託、18年間運用するとどちらが儲かるか?

人気の『学資保険』と『投資信託』を運用する場合で18年後、最終的にどとらが儲かるのか、どれくらい資産が変わってくるのかを検証します。

ケンドラは学資保険よりも投資を推奨しておりますが、果たして結果はどうなるのでしょうか!?

検証方法

どちらも投資金額は月々10,000円、支払期間10年で掛金は120万円。そのあと8年運用する前提で検証します。(シンプルイズベスト)

学資保険の運用シミュレーション

・選んだ学資保険
    ニッセイ学資保険

・選んだ理由
    生保最大手のニッセイ&毎月定額支払いのシミュレーションができたから。

・返戻率
 104.5%

・運用結果
 125万4000円

投資信託の運用シミュレーション

インデックス投資で検証します!運用方法は、資産運用の世界で有名な山崎 元さん(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員)がおススメしている方法。『上場インデックスファンドTOPIX』と『ニッセイ外国株式インデックスファンド』の2つの投資信託を半々の割合で買う想定とします。

上場インデックスファンドTOPIXとは?
『上場インデックスファンドTOPIX』は日本で上場している企業全体に投資しています。

ニッセイ外国株式インデックスファンドとは?
海外の先進国で上場している企業全体に投資しています。

・年利算出方法
①過去5年の値上がり率から年利を算出
。(2021/3/19時点)
 上場インデックスファンドTOPIX 
  ⇒ 5年で87.5%上昇
  ⇒ 1年で平均17.5%上昇 

 ニッセイ外国株式インデックスファンド
  ⇒ 5年で49.5%上昇
  ⇒ 1年で平均9.9%上昇

②運用管理費用(毎年引かれる手数料)0.1%を引く
  上場インデックスファンドTOPIX            ⇒ 17.4%
     ニッセイ外国株式インデックスファンド           ⇒ 9.8%

・運用方法
先ほど算出した年利が継続する前提で最初の10年はそれぞれ毎月5,000円づつ積立投資し、そのあと8年は積立せずに複利で運用したとします。

①10年の支払後
     上場インデックスファンドTOPIX             ⇒ 1,595,380円

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    ニッセイ外国株式インデックスファンド          ⇒ 1,012,575円

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②8年の複利運用
   上場インデックスファンドTOPIX             ⇒ 5,757,168円
   ニッセイ外国株式インデックスファンド            ⇒ 2,154,809円

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2つの投信の合計金額は7,911,977円となりました。

・運用結果
  791万1977円

※補足ですが、楽天証券の積立シミュレーションが使いやすいです。

結果発表

学資保険125万4000円、投資信託運用は791万1977円。

よって投資信託の圧勝!!!その差は600万円以上となりました。

投資信託については、ずっと同じ年利で運用が続くとは限らないので、あくまで過去の実績に基づいたご参考ですが、投資信託の複利の効果については実感できたのではないでしょうか。複利は毎年年利分増やすことができるので、雪だるま式に資金を増やすことができます。

学資保険なら元本保証されているから安全だと思う方もいるかもしれませんが、保険会社が潰れてしまれば元本を受け取れないこともあります。つまり元本保証ではないのです。

学資保険には契約者が亡くなった場合に支払われる保険も含まれています。どうしても心配であれば、ライフネット生命等のネット専業の生命保険会社で掛け捨ての保険に入ることをおすすめします。おそらく先ほどの例のような120万円分の保証であれば、月々200円程度に収まる方が多いのではないでしょうか?

月々200円であれば年2,400円、
年2,400円であれば20年で48,000円。
たったの48,000円で、今回の検証のような600万円もの収益を逃すのはもったいない話です。

学資保険のように保険と投資は混ぜて考えるのは絶対によくありません。本来バラバラに考えれば損していると分かることを、一緒にして考えてしまうから分からなくなってしまうのです。保険と投資は『混ぜるな危険』です!!

また日銀が物価上昇率2%を目標に掲げたことにより、学資保険の固定金利が今後思いもよらぬ損失をもたらす可能性がある点については、以下で説明していますので、参考にしてみてください。

まとめ

学資保険を組むよりも投資信託の方が費用対効果が高い検証結果となった。

投資信託の複利効果は絶大!

保険と投資は分けて考えよう。

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