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2022セレッソ大阪MF②

アタッカー。今季は背番号8が復活!


・契約更新
乾貴士
清武弘嗣(3年契約2年目)
為田大貴

・期限付き移籍延長
新井晴樹 ←FCティアモ枚方

・加入
中原輝 ←モンテディオ山形
ジェアン.パトリッキ ←CDサンタ.クララ(ポルトガル1部)


・期限付き移籍
坂元達裕 →オーステンデ(ベルギー1部)
西川潤 →サガン鳥栖

・退団
高木俊幸 →ジェフ千葉
山根永遠 →ザスパクサツ群馬


統括部長が大熊体制のときはハードワークを強みとし、他クラブでも実績を残した選手で多くを占めていたポジション。関口訓充や水沼宏太がこれにあたる。
梶野体制になってからはスピードのあるドリブラー、1対1で仕掛けられる選手、特に右サイドには左利きの選手が入るようになった。その筆頭が坂元達裕。西川潤は中々思うようにはいかず鳥栖に修行に行くこととなった。

タツは切れ味抜群のドリブルに加え得点も増えたが、昨季は特に守備、ハードワークの部分で替えが効かない存在になっていた。天皇杯準決勝で敗れた後に崩れ落ちた姿を現地で見ていたが、2年間とにかくセレッソのために戦い、セレッソを好きになってくれて本当に嬉しい。
今ベルギーで戦っているが、契約上は半年間の期限付き移籍。このままアピールを続けて延長オファーを勝ち取ってもらいたい。そしてキヨ、乾のように再びセレッソに帰還することをサポーターとしては望んでいる。


タツが抜けたポジションに誰が出てくるのかがポイント。私見になるが、主力流出イコール戦力ダウンという考えは非常にナンセンス。残った選手が自分がやらないといけないと奮起して新戦力になるパターンはいくらでもある。
抜けたポジションには必ず誰かが出てきて新たな戦力になる、と信じたい。




第5代目8番

乾貴士:背番号8
背番号発表やユニフォーム発売のあとに背番号変更が決まったところをみると、ギリギリまで考えていたと思うし、コメントをみても乾のセレッソ愛、8番に対する想いを強く感じた。
8番が妙に神格化して選手の足枷になっているという意見もあるが、限られた選手だけ、チームを象徴する選手だけがつけられる番号がセレッソにはあるというのはとても特別で、価値のあることなのは間違いないと思う。
もちろんチームのためにセレッソのために一生懸命尽くしている姿が結果や価値を生み出すのであって、背番号が先に来て選手を型にはめるようなことがあってはいけない。

セレッソのためにあきらめずに戦って、セレッソにタイトルをもたらせるようになってほしい。それだけです。


実は乾の好きな番号は8番で、海外にいるときもつけたことがあるとのことだが、具体的には2012年夏から2015年夏まで在籍したドイツ1部のフランクフルト、2015年夏から2018年冬まで在籍したスペイン1部のエイバル、2019年夏まで在籍したスペイン1部のベティス、計7年にわたり8番をつけている。
ちなみに水沼宏太の退団後クラブが空き番号にしていた7番は欧州でも日本代表でもつけていない。



第3代目8番

清武弘嗣:背番号10
昨季はキヨ自身も大いに迷い、難しいシーズンだったはず。別格のプレーは見せていたものの得点やアシストにはなかなか結びつけられなかった。小菊体制に変わった最初の試合で負傷離脱したのも痛かった。
今季も主将としてチームを引っ張ってもらいたいが、今季は特に自身のプレーに集中できるようになってほしい。キヨがもつクオリティーは相手陣内、ファイナルゾーンで発揮してナンボだと思う。今季は陸次樹とゴール数を競っているようだ。

インタビューで時折、自分を脅かす若手が早く出てきてほしいと話すことがある。これは将来のセレッソのことを考えると若手選手には自分からレギュラーを奪うぐらいのレベルまでもっと来てほしいとの思いがあるからこそ。
A代表とロンドン五輪を両立していた時期にも思ったけどキヨは昔から本当に責任感が強い。今季も最大限のサポートを送りたい選手。

キヨが8番をつけたのはもう10年前。自分もちょうどセレッソに対する想いが強くなったシーズン。まだまだセレッソでプレーしてもらいたい選手であり、またもう一度キヨとともに戦って優勝したい。



ドリブラー

為田大貴:背番号19
昨季は負傷離脱で出遅れ、ACLで復帰しヨドコウ桜スタジアム初のリーグ戦にも先発。ほとんど数字を残すことができなかった。ただやはりセレッソは小菊さんがいる以上、出番が少なくても腐る選手はいない。ベンチ外が多かったが天皇杯準決勝で先発のチャンスをつかみ、2度ゴールを脅かすなど存在感を見せていた。
今季もチームの構想に入った。ハードワークができて、ハマったときのドリブル突破は見応えがある。一昨季は尹晶煥体制下のジェフでプレー。2年連続で公式戦無得点なのはアタッカーとしては寂しいので今季はなんとしても数字を残して報われてほしい。

セレッソ大阪YouTubeのパイセン座談会で、サッカー選手の子どもは性別が皆同じになるといった話題があったが、為田の子供も3人とも男の子だそうだ。



レフティー

中原輝:背番号41
昨季山形で1年間試合に出続け6ゴール8アシスト。タツと同じ道を選んできた左利きアタッカー。タツのように派手な切り返しはないものの右足のキック精度も悪くなく、インスイングのキックや中央にカットインしてからのミドルシュート、直接FKも強みとする選手。

山形の前は出身でもある熊本に在籍しており、一昨季はセレッソ大阪U23を相手に2得点を決めている。昨季は千葉相手に見事なインスイングシュートを決めてこれがJ2初ゴール。

プレースタイルが似ているためどうしてもタツと比較されると思うが、左利きが少ないため十分にチャンスはある。パトリッキの来日が遅れており、開幕から出番を勝ち取れる可能性はある。



秘密兵器

新井晴樹:背番号27
国士舘大学卒業後、JFLのFCティアモ枚方でプレーする傍ら、枚方市内の工務店で営業マンとして建築現場での清掃活動や現場周辺のチラシ配布をして働いていた。JFLでもサッカーと仕事の両立をしている選手は多い。

ティアモ枚方はセレッソOBの新井場徹が創設に関わったクラブであり、武田博行も在籍していた(今季からティアモでGKコーチに就任)。ティアモとセレッソの間にどういう縁や経緯があったのかは不明だが、昨季7月にJ1のセレッソに入団。8月の天皇杯でレヴィーに抜擢され先発しセレッソデビューを果たした。

出場はほかにリーグ戦1試合とルヴァン杯2試合に途中出場したのみ。ルヴァン杯準々決勝、大阪ダービー第2戦では井手口を振り払ってドリブル突破しイエローを誘ったシーンがあった。
そこから公式戦出場はなかったが今季もセレッソとの契約を勝ち取った。特徴としては50m5.8秒のスピードを活かした突破力。TMでもゴールにいくつか絡んでおり、今季はもっと出番が増えるのではと期待している。


とても明るい性格でキャンプ動画やデジっちでも抜群の存在感がある。爆発的なスピードは太ももの強さゆえだが、本人は太ももよりもプレーを見てほしいとのこと。ただノルディックハムをこなしている動画を見ると、とてもじゃないが自分には真似できないし、やっぱり太ももに注目してしまう(笑)


あと完全移籍ではなくティアモから期限付き移籍なのはなにか理由があるのかどうか。もしかするとメンデスみたいに買い取るには高額な違約金が設定されているのかもしれない(笑)





パワフルウインガー

ジェアン.パトリッキ:背番号26
守田英正のチームメイトにあたる。ルーカスミネイロの移籍のときにポルトガルリーグと繋がりができたのかどうかは不明(サポコンでは選手データベースやスカウティングの話も少しありました)。おそらくセレッソ初のポルトガルリーグからの移籍。


24歳と若く陸次樹や上門と同い年になるが、ブルガリアやモルドバでもプレー経験がある。これまででサンタクララが一番出場数が多いクラブになるが、得点力よりも突破力、サイドからの攻撃参加を強みとするプレイヤーのようだ。動画を見た感じだと左サイドでのプレーが多いが時々右サイドでもプレーしている。

パワフルと書いたがスピードがあってハードワークもある程度できる印象を受けたので書いたまで。そして動画を見て最強助っ人がやってきた!と踊ると大抵ろくなことにならないパターンは今までもあった。
ここは実際プレーを見てどれだけできるのかを楽しみにしたいし、まず来日できるのかどうかを気長に待ちたい。
ちなみに26番はサンタクララでもつけていた背番号である。




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