私選名古屋デララバ4選 2024J1⑨名古屋グランパスvsセレッソ大阪
食べ歩きが趣味って、食べてるだけのことを趣味と呼ぶな！っていぐちんランドさんに怒られそうなこと名古屋でやってみたのコーナー。
まず名古屋駅新幹線ホームにて「きしめん住よし」。
新幹線ホームに4つほど店を構えている名古屋駅名物。駅きしめん。駅舎その場でとった出汁と、冷凍麺をその場で茹でるからこそ生まれる食感が特徴。鰹出汁がかなり効いていて気に入った。トッピングなしだと400円、天ぷらつけてもかなりお得。食券渡したらすぐに出てくるスピード感も◎。日本一売れる駅きしめんは新幹線名古屋駅で降りたなら一度食べるべし。
続いて2つ目、山本屋本店の「味噌煮込みうどん」。
名古屋駅前店は地下1階にあるが、駅地下街の騒々しい雰囲気とは異なり、ビルの連絡通路に入った静かな雰囲気がある。女将風の店員の接客がやたら丁寧。
煮込みに使った土鍋がそのまま運ばれてきた。スープは濃厚な味噌の味で甘すぎず濃すぎずといったところ。このうどんの特徴はコシのあるうどんで、茹で時間が限界まで計算し尽くされていて、茹で上がりをすぐに食べることができる。土鍋の蓋は蒸気を逃がす穴がないので、蓋をお椀がわりに使ってあげることで、丁度良い温度のまま食べることができる。生卵とうどんを絡めたり九条葱と合わせて食べたりと楽しみ方は無限大。落ち着いた雰囲気で名古屋の和食を堪能したいならココ。
3つ目、これは財布の紐をゆるめられるなら一度は食べておきたい名古屋名物ひつまぶし「あつた蓬莱軒」のまぶし丼。うなぎ丼の鰻3切れを細かく切って食べやすい大きさにしたのがまぶし丼。
一度松坂屋の10階まで登って松坂屋店の前に行ったけど日曜の夜の雨の日にもかかわらず待ち列の長さにうんざりしてしまい苦笑、時間がもったいないので松坂屋地下店でお持ち帰り購入することに。
単にうなぎ丼を食べたいだけなら店で食べるのと値段もそこまで変わらないのでせっかちな観光客・遠征民ならテイクアウトで済ませてしまうのはアリ。
ひつまぶし4470円・うなぎ丼6切れ5100円って、ここまで格の高い名物だとは。さすがにそこまで手は出せず、それでも3000円のまぶし丼を選択。駅弁として食べるにしては贅沢すぎた。鰻は香ばしく、香りが引き立っていた。本当は食べる前にレンジであっためるとさらに美味しいらしいが、まあいいや。
4つ目、スパゲッティハウスヨコイの「あんかけスパ」1959年創業の老舗の味。店内が独特の雰囲気をもつ住吉本店は、日曜の夜は閉まっていたので、名古屋駅の店の方へ。
そもそも"あんかけスパゲッティ"というものを食べた記憶がない。そもそも餡を食べることも普段中々ない。トマトソースでもなくミートソースでもなく、唯一無二の存在感がある餡かけの味を、フォーク1本でたいらげる。ソースの色から連想していた味とはまた違う、スパイシーな味。具沢山でコールスローもついてきて、やみつきになれるスパゲッティ。通販もあるので買ってまた堪能してみようか。
以上が今回1日でまわった4つの名古屋メシ、通称デララバでした。
デララバとは、名古屋弁で「すごく」を意味する『デラ』と、loverの『ラバ』を掛け合わせた言葉らしい。すごく○○を愛する人たちという意味が込められているとか。
とりあえず名古屋メシを身近に感じるなら太田光の破天荒な食べっぷりを見てもらえれば。
贔屓の芸能人が出てるだけで番組をチェックして実際に巡ってみた、単純な自分の超個人的なおすすめですが(笑)
手羽先の風来坊や世界の山ちゃん、CoCo壱カレー、スガキヤラーメンも名古屋メシだが大阪に店舗展開してるので今回は行ってない。
さらに、豊田市の豊田スタジアムで"2021年ルヴァンカップ決勝以来因縁の相手になった名古屋に勝って勝ち点3"も合わせて頂くことができれば、これ以上ない食べ歩き旅だったんだけど。
勝つことでいろんなことが有利に働く試合だったけど、毎試合思い通りの結果を得られるなんて理論上あり得ない。いくら試合を支配しても得点できないようでは勝利は引き寄せられない。
惜しい悔しい試合になったけど次勝てば勝ち点ペースとしては最高の状態で維持できる。十分切り替えられる。
いくらデララバの多い名古屋でも"勝利の味"は現地に行ったから必ず味わえるというものではなかった。いつかは必ず、豊スタで勝利に浸ってみたい。
勝利欲をもつことは大事で、しかし勝利欲が強すぎるとそれがノイズとなりかえって勝利から遠ざかることもある。時には自然体で過ごすことも必要。
順調に勝ち点を積み重ねているセレッソ大阪をちゃんと間近で見守りたいという思いとどうせならデララバで知った名古屋メシを巡れるだけ巡ろうと決行した名古屋遠征。
まぶし丼は帰りの近鉄特急で堪能。負けた試合後に鰻食べたのかと怒られそうだが、勝ったから食べるんじゃない、食べたいから食べるのだ！！
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