見出し画像

豊田日帰り 2022J1⑬名古屋グランパスvsセレッソ大阪

名古屋グランパスとセレッソ大阪。このカードにおける先制点の意味合いはかなり大きい。

これはマッシモ.フィッカデンティが名古屋の監督に就いてからは特にそうで、おおかたセレッソが先に失点して苦しくなっている試合が多い。


いつも似たような展開。このカードでは先制点を取った方がそのまま主導権を握って勝利する。
先に失点してしまっても藤田主任のボレーみたいにスーパーゴールでこじ開ければチャンスはある。

セレサポみんな大好き2020年ロティーナセレッソも、名古屋にはダブルで負けている。


2021年ルヴァンカップではとにかく徹底してゴール前でスペースを埋めてリスク管理。名古屋のやりたいようにされた。

前哨戦だった天皇杯準々決勝は逆にセットプレーから2点をもぎ取って主導権を握り、セレッソが勝利した。昨年の名古屋は先制した試合と先制された試合とで勝率がかなり変わるチームだった。


そして2022年。フィッカデンティから長谷川健太への監督交代。名古屋にとっては小さくない変化だった様子で、昨年のような首位争いをするほどの勢いはここまでなかった。

ただ強化部の体制が変わったことも少しは影響しているのかなと。長年チーム強化に貢献してきた大森征之氏の退団とフィッカデンティの退任は大きい変化。

セレッソも同様だったが強化部が変わるとチームは変わる。それは監督が変わることと同じくらい影響が大きい。


今ひとつ波に乗り切れていない相手の隙をついて今度こそはと思って自分も初の豊田スタジアムに乗り込んだが... ちょっと甘かった。

背番号8はベンチ外。干されている?


敗因は色々挙がるが、相手に球際、フィジカルの強度で完全に後手を踏んでしまったことが1番痛かった。
失点シーンはその象徴で、徳真が競り負けてしまいあっかりスルーパスを通されてしまった。原川の不在は大きくいつもなら中盤でボールを奪える場面でもこの日は奪いきれず。あの失点シーンも奪われる想定をしてなかったのかディフェンスラインは高いままだった。

平日の大阪は雨が続いたけどこの日は晴れて暑かった。
試合終盤でキヨがとった水分補給の量が尋常じゃなく多かったのを見たと友人が話していたが、全体的に動きが鈍かった。
スタジアムコンディションへの対応も含めて、どれだけ準備できていたのか?先制された後のプランをどこまでチームとしてもっていたのか?色々と言いたくなる試合だった。

前半早々に失点しなければ、後半早々にパトリッキからタガートへのラストパスがランゲラックの指先に防がれていなければ。
おそらく先制すればちがった展開になったとは思うが、あまりに流れが悪すぎた。セレッソの流れにもっていく準備が整ってなかった。


「『戦う姿勢が弱く見える時』は、『戦術(や展開)的に相手に上回られた時』であることが多いので、『気持ち』にはあまり言及したくない」と小田さん。
気持ちだけで勝てるほど甘くない世界であることは間違いないのでそこは観る側としても理解しないといけない。ただこの試合は「熱量の大きさ・戦う姿勢が足りない」と思われても仕方のないものだった。


セレッソ戦はほぼ瑞穂スタジアムに充てられ豊スタは中々充てられないので、今回ようやく機会が巡ってきたと意気込んで現地へ向かったものの、残念な結果に。
収穫を挙げるなら颯太が帰ってきたことぐらいか。

パトリッキの誕生日を盛大に祝いたかった
周回する名古屋イレブンにセレサポが拍手を送るありさま


豊田スタジアムはとにかくデカかった。豊田市駅からは歩いて30分かかるが思ったほど悪くはない。南ゴール裏は屋根がないので背中から日光を浴びる形になったがこれはアウェイの洗礼ということで文句は言えまい。


近鉄でサクッといけるし日帰りで行けるアウェイ遠征。だからこそ気持ちよく勝ち点3を取りたかった。ただ来ただけでおわり。

もう一度仕切り直してほしい。幸いにもまだ一桁順位にいるので。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?