30周年シーズンのはじまり 2024J1①セレッソ大阪vsFC東京
セレッソ大阪の試合を初めて見たのが20年前で相手はFC東京だったことをふと思い出した。4-3で勝ったらしい。長居スタジアムのバックスタンド、桜色でOSAKAとデザインされている辺りからのピッチの景色、電灯が眩しかったことぐらいしか覚えてない。
ずっと応援しているとサッカーの見方も変わるし、セレッソのサッカーをなんとか自分なりに理解して良いプレーを褒めてあげたいので、ボールだけでなくピッチ全体やベンチの様子まで観る。これこそ現地観戦の醍醐味。
マイクはもう別格。カピシャーバが開幕からいてくれてパトリッキと違って90分働いてくれるのはデカい。ノボリの立ち位置面白い。あちょがいるから真司は降りてくるな。ルーカスはもうセレサポが好きなタイプのドリブルアタッカー。柴山マイクルーカスのトライアングルと距離感が素晴らしい。2失点目鳥海無理して突っ込んでしまったなあ...最後あちょ下げて上門柴山ブエノの中盤てどゆこと??
だいたいこんな感じ。
しかし冷静を装ってるようでピンチになるとハラハラするしゴールが決まれば我を忘れて喜ぶ。得失点に直結するプレーだけはどうしても慣れることができない笑
開幕戦はネタが多い日だったので今回は「30周年」をテーマに綴ることにする。
ここ数ヶ月だけでもセレッソ大阪の30周年、節目の年になんとしてもリーグ優勝を!という熱意、気合い、メッセージが伝わってきた。
プロモーションの力の入れよう、梅田駅の広告ジャック、Youtube特別企画、ローランド様のアンバサダーの登用。モリシ小菊さん含めチーム全体クラブ全体が強い一体感で団結している。
特設サイトには、これまでの30年それぞれのチームの顔が1994年の梶野智キャプテンから2023年マイクまでずらりと並ぶ。今季は阪和線高架下にずっと掲げられているヒストリー年表のことですが、それぞれの選手のチョイス、実に素晴らしくないですか。
モリシはずっとセレッソにいたけど1番インパクトを残したシーズンとなると日韓W杯で長居でゴールを決めた2002年。キヨは第2次レヴィー体制でブレイクしたけど、2020年ロティーナ体制でのキャリアハイは捨てがたい。
2003年シャケアンバサダー、2004年古橋達弥、2010モニさんは加入した年だけどそれぞれの貢献度は計り知れない。
2011年高橋大輔なんてまさにこの人忘れちゃいけない!って感じ。あなたのゴールで大阪の歴史は桜満開へと動き出したんです、ホンマにありがとう。
2013年の拓実はついさっきモナコでヒーローになってるし。2019年の歩夢はスイスからステップアップできるんだろうか。2021年のタツもコヴェントリーで大活躍中だったのに背中から落ちて重症のニュースが...大事に至らないことを願います。
2024年はこの流れだと誰がなるんだろうか考えたけど、選手じゃなくて、セレッソ大阪をリーグ優勝に導いた小菊さん!だったらサイコウウウウウウゥゥゥゥオオオオオオオオっすね。
そして今シーズンの選手紹介前のムービー。ヨドコウ桜スタジアムとともに、歴代の選手が次々と出てくる内容であるが、初めて見た時はちょっと涙腺が緩みそうになった。30周年の演出としては1番の内容ではないかと。
内輪でもあのムービーは感動したと皆言ってた。
まだ見てない人はこれから毎試合流れるはずなので細かく見た方がいい。
ここではもう内容ぶっちゃけておくと
ジルマールのプレーや黄善洪のループシュートは自分もさすがに詳しくないが、真司の独特のステップからのゴール、キヨのロングドリブルからのミドル、拓実のカットインシュート、そしてソウザの初優勝を決定づけるゴール。印象的なシーンが続々と映される。
横山知伸の自力残留決定ゴールまで入っていたのが印象的で。ロンドン五輪世代の中盤2人の影でひたむきに戦ってきた選手がまさか亡くなるとは思いもせず......
その後はファビーニョ、ゼカルロス、今はコーチのブルーノ.クアドロス、名波浩、ケンペス、アドリアーノ、フォルラン、マテイ.ヨニッチ。歴代のスターが勢揃い。
長い歴史の中で、チームが傾いたこともあったし、優勝まで辿り着いたこともあった。セレッソの30年の歴史のうち、自分はファンになってからは20年、その中でも熱心に応援するようになってからは12年。黄金時代を諦めずに応援してきたこれまでの自分を振り返っているようだった。ああ、こんなにも長くセレッソを応援してきたんだと。これまでの思い出、栄光と屈辱の歴史をセレッソは正面から向き合ってこの30年目のシーズンに賭けている。これまでの思い出は一生の宝物にしていいんだよと言われている気がした。あのムービーは感慨深かった。
でも30周年目はまだまだこれから。品の良さのおかげでセレサポで良かったとはずっと思っている。あとはセレッソがリーグ優勝できてよかったと思えるように。
しかし今季からJ1は38試合。かなり多い。試合がたくさん観れるのはサポーターとしては嬉しい。でもこの日のメンバー以外の選手も奮起してもらわないと。人頼みの部分がまだまだ多いので、試合終わるまでに対策されて詰みって試合は、できる限り見たくないし。最後までブレずに諦めずにチーム全員で戦ってもらいたいものです。我々はそこに乗っかるだけ。
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