まず1勝！ 2024J1③セレッソ大阪vs東京ヴェルディ

ひとつ勝つだけでこれだけのエネルギーを使うのかと、毎年のことなのに慣れない。もっともこの日はまだまだ風が冷たく、とにかく防寒してた。開幕戦で配布して非売品ではないセレッソポンチョを求めた人は大勢いたはず。

将来的に秋春制になって、気温が低い中での観戦が増えるんだから防寒グッズは商品展開してもらいたいなと希望。
開幕戦のポンチョのいいところだと思うのは、着るだけで桜色がとにかく目立つこと。大抵は防寒具をユニの上から羽織ることになるが、このポンチョはピッチからスタンドを眺めた時もそこそこ目立つ。ポンチョが多いほどスタンドはセレッソカラーに染まる。スタジアムの雰囲気作りに自然と一役買っているのだ。

セレッソが見せているサッカーはボールも人も休む暇がなく走り回るような展開ではないしヴェルディもロングボール戦術にこだわる戦い方ではない。
ノボリが中央に入る対策としてヴェルディが中央からのプレスを強めるなどしてきたが、最後は為田までボールが渡ってチャンスにつなげたり真司が生きる場面が出たりと、見どころは相変わらず多かったけどそこまでアップテンポな展開にはならず。
前半はまだ空も明るかったけど寒いのは変わらず。
ジョルディの右足クロスを真司がヘディングという中々見られない形で先制点が見れたのは満足。真司は得点に直径するプレーをこのまま増やせたら最高。ただのクロスからの得点のように見えてゴール前に入る人数やタイミングのところが昨季より改善されてきている。

ただこの試合簡単ではないと思う理由はJFK。ベンチからの声がうるさいのが目立ってキヨに注意されたこともある厄介者()とはいえJFK監督はJ1の経験も豊富だし、その城福監督相手に勝った記憶があまり多くない。
JFK時代の広島にホームで全敗しているし、甲府のときも2013,14年とホームでは負けている。2013年のときは現地で見てて、セレ女ブームかつ東アジアカップ帰りのスター3人の凱旋で盛り上がってたにも関わらず、フワッと0-1で負けてシラけた思い出が...

後半からショートカウンターで猛攻を受けてDFラインのズレを突かれて失点。ビルドアップはプラスアルファでまずCBは跳ね返すところ、対人で相手に競り勝たないとなあと。特に隆矢はヨニッチいなくなり進藤が離脱してる今、まだ安定感に欠けるところがあるのでもっとやってもらわないと。

セレッソとしてはここまで2試合充実した内容を見せてきただけに相性の良くないJFK相手とはいえ勝ち切らないといけない。
しかしサイドからのクロスに終始することなく、マイクを中心にPA内・ポケットに侵入し続け、セットプレーでも相手を押し込めたのは大きい。

ヴェルディはJ1で戦うにはまだまだクオリティが足りない... 資金力に乏しいとはいえ昨季の戦力からの大きな上積みがないのは果たして大丈夫なのか？
内容を見ても、イエロー持ってる選手が不用意にジンヒョンのパントキック邪魔して印象の悪い余計な2枚目イエローで退場するなんて相手に流れを渡すようなものだし、3戦連続でPK与えるなんて偶然ではなさそうだし。
中原輝がいたらまた違ったかも。
せっかくの久しぶりのJ1でもったいない試合が続くのは良くない。個人的には少なくとももうひとつの東京よりは贔屓目に見てるチームだし。
東京ダービーではちゃんとやってよ。

セレッソとしては相手のクオリティにも助けられ、しかしそんな数的優位のはずなのにいくつか余計なセットプレーを与えてピンチを招いたのは... PKをもぎ取れるまで攻め込んだのは良かったけど試合の締め方はもっと隙なくやってほしいところ。
まあこの辺はまず1勝できたことで気持ち新たにチームとして改善していってもらえれば。
3試合で勝ち点5は順当なペース。これが試合数×2までいけばかなり上位に行ける。次も勝って4試合勝ち点8に持っていってもらいたい。