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UbuntuでFF15ベンチを回してみた

広い世の中は広いもので、私以外にもLinux環境でFF15ベンチを回すことを試みている酔狂な方がいらっしゃいます。
私の見つけたのはお二方ですが、お二方ともパッケージ版のSteamを利用されているようでした。
私はFlatpak版のSteamを利用しているので試してみたところ、ベンチマークソフトの実行ファイルを見つけるのに苦労しましたので、後続のもの好きのためにナレッジを残します。

手順

ベンチマークソフトのダウンロード

以下のリンク先からダウンロードしました。
私がダウンロードした時点ではVer.1.3が配信されていました。

インストール

ベンチマークソフトをダウンロードするとzip形式になっているので解凍します。
すると、以下の3つのファイルが生成されるはずです。

  • ffxvbench_installer-2.bin

  • ffxvbench_installer-2.bin

  • ffxvbench_installer.exe

1番下のファイルがインストーラの実行ファイルです。
そのままだとLinux環境では動作しないため、Proton(もしくはwine)を介して実行する必要があります。
Protonを使う方が簡単ですので、以降はその手順を説明します。
wineを使用する方法は下記のページで紹介されていました。

Steamライブラリへの追加

zipを解凍した際に生成されたインストーラの実行ファイルをSteamライブラリに追加します。
追加手順は以下のページで紹介されています。
この方はProton-7.0-3を指定していますが、私が試したときは、8.0系がリリースされておりましたので、そちらを使用しました。

(規約が文字化けしていましたが)インストーラが無事起動できたので、画面の通りにインストーラを進めてインストールを完了すると、ベンチマークソフトが起動します。
一回実行するだけならこのまま開始していいと思います(知らんけど)。
私は、二回目以降も回すことを考えて、ライブラリにベンチマークソフトの実行ファイルを登録しました。

実行ファイルの所在

冒頭に書いた通り、私はFlatpak版のSteamを使っています。
そのため、インストールされたベンチマークソフトの実行ファイルを見つけるのに少し苦労しました。

結論を言うと以下の場所にありました。

~/.var/app/com.valvesoftware.Steam/.local/share/Steam/steamapps/compatdata/<ユーザごとのID>/pfx/drive_c/Program\ Files/SquareEnix/FINAL\ FANTASY\ XV\ BENCHMARK/ffxvbench.exe

ユーザごとのIDは、ランダムな数字の羅列でした。
lsコマンドとかを使って調べてください。
これをSteamライブラリに登録すればいいです。

実行結果

FullHD・軽量品質・フルスクリーンで7599点の快適判定でした。
※環境は後述
キャプチャはありませんが、標準品質ではやや快適でした。
Protonを介しているので、若干(先述のページによれば3割程度とのこと)スコアは落ちると思いますが、問題なく動きます。

FHD軽量品質フルスクリーンで快適判定

環境

  • Ryzen7 5800HS

  • Geforce RTX 3050 Laptop GPU

  • 16GB Ram

  • Ubuntu 22.04.2

  • Linux Kernel 6.1.30-x64v3-xanmod1

  • Steam 1.0.0.75

  • Proton 8.0-2

  • xwayland 2:22.1.1-ubuntu0.6

まとめ

Linux環境でもFF15ベンチマークが回りました。
この環境で既にゲームができているので、環境として問題ないのは確認済みでしたが、数値で示すことができると客観的に判断できて良いですね。
今回の環境は、この手の実験をするための環境だったりするので、近々メイン環境でも試してみようかなと思います。

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