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KEMA2023 (K-POP年間ベスト)【後編 大賞・ベストソング】

【前編 ノミネート】に続き、いよいよ「各部門大賞」と「Best 200 Songs」の発表です!

大賞


Best Album of the Year

fromis_9 - Unlock My World

今年はほんとにいいアルバムが多すぎて超迷いましたが今年はこの名盤で!前作から1年、現在のK-POPの速度からいくと決して短くない期間を空け、その間にギュリの脱退を経て、たくさんの不安があったことは想像に難くない。からの待ちに待った渾身の1stアルバムは10曲のフルボリューム。初めて聴いた時の感動と高揚感は忘れられません。1曲目からいい!となり、タイトル曲最高!と続き、次もいい!え、次もいい!、次もいい!どういうこと?全部いいじゃん!となって、最後"Eye Contact"で号泣。イントロを聴いてこれはギュリへ向けた曲なんじゃないかと思い、歌詞を調べたら翻訳してくれている方がいて、そう思い込んで歌詞を見たら完全にハマって歩きながら泣いた泣いた。後からファンソングというの知ったけど、ひとりのfloverになったギュリへのメッセージと解釈して腑に落ちた。アルバム全体の曲の振り幅、クオリティ、膨らんだ期待の超越度含め、次のチャプターへ進んだfromis_9の1stアルバムへ大賞を贈ります。


Best Killing Part of the Year

ONEW / SHINee - The Feeling

テミン除隊後、SHINee完全体での1発目に公開された最高に高まる曲の最高の沸点がこのオニュのパート。ブリッジのラスサビ前はその曲の勝負どころでオニュが歌うことが多い印象ですが、この曲もまさに勝負どころ。どんどん高まってくる曲の展開で、このブリッジで一瞬静まり空気が変わる。ブリッジの頭がオニュから始まりテミンへ繋げてもう一度オニュに戻ってくるこのパート。

온 세상에 선명히 전해져 갈 This sign
(世界中に鮮明に伝わっていく This sign)

テミンのパートでドラムとトランペットが入ってきて盛り上がっていく。キーの合いの手にさらに感情が高まる。戻ってきたオニュのパートでドラムもどんどん速くなりグーーッと高まり"This Sign"のところでまた一瞬ドラムが抜ける。天にまで届くような突き抜けたオニュの声が響く。そこから一気に速いドラムが入りラスサビへ突入。エモすぎよ。この歌声を聴く度に目頭が熱くなる。最強のキリングパートでしょう。ライブで聴けることを楽しみに待ってます!


Best Rap Verse of the Year

MARK / NCT 127 - Skyscraper

エンカミーーーン!を合図にマークがマイクリレーの口火を切る。マークからジェヒョン→ジャニー→テヨンとマイクをパスしてもう一度マークに戻ってくる。マークが旗を振り先導しそのままサビに持っていく。サビもマークのラップのリズムでできている。9人が個性を爆発させたキリングパートだらけの神曲でマークのラップはリズムとグルーヴを生み出すまさに大黒柱。ラップが耳に残る残る。


Best Dance Choreography of the Year

BSS - Fighting

今年もたくさんかっこいいダンスがありましたが、この踊りたくなる、観る人を笑顔にする振り付けはこの不条理な2023年の世界を明るく元気づけてくれたように思います。私はダンスは全くですが観てたら一緒に踊りたくなるんですよね。サビももちろんですがそれ以外も観てて楽しい!うちのこどもも大好きな曲でした。ダンスチャレンジも観てて楽しかった。番組でイ・ヨンジも一緒に踊ってるのもすごくいいんですよね。ありがとうブソクスン!


Best New Artist of the Year

👑BOYNEXTDOOR

🥈
RIIZE / KISS OF LIFE / HAWW

🥉
ZEROBASEONE / The Wind / EVNNE
POW / VCHA / NEXZ

激戦の新人賞はBOYNEXTDOORに!昨年のヨジャグルデビューラッシュとは真逆で今年はナムジャグルのデビュー数がすごかったです。そんな中ZICOプロデュースという凄まじい期待値に満塁ホームランで応えたのが6人組のこのグループ。まずティーザーで出てきたビジュアルが満点。そしてデビューのトリプルタイトル3曲がフレッシュで最高にいい曲だった上に歌、ダンス、MV全てがハイクオリティでさすがZICOさん!としか言いようがないデビューでした。ZICOのミンヒジンやSKY-HIほど前に出てこない絶妙な裏方具合がさらに好感が持てる。そしてファーストカムバック"But Sometimes"がそれを超える良さでブッ刺さりました。これが決め手でした。

シルバーはRIIZE、KISS OF LIFE、HAWWの3組。RIIZEは最後まで大賞か悩みました。こちらも鮮烈なデビューで、全てを兼ね備えたスーパーグループ。特に"Memories", "TALK SAXY"が大好きです。スンハンは絶対必要。キオプは新人としてはあり得ない実力者が揃っていて曲のスタイルもめちゃくちゃ好みですごいグループ出てきたなという感じでした。"Shhh"もよかったですがやっぱりNATTYソロ"Sugarcoat"は最高でした。2ndの"TTG"も大好きです。HAWWは先の3組と比べると話題性や露出は下がりますがASTROラキの弟が所属していてラキ自身も制作にも関わっています。リリースはデビューEP1枚に留まりましたが曲が最高でした。特に"Can You Hear Me"が本当に名曲!大好きな曲です。"Wanna Be Love"も超いい曲。

ブロンズは6組。ボイプラはすごかったですね、ゼベワンとEVNNEはいいグループができました。ここには入りませんでしたがONE PACTも期待してます。The Windは久々に王道アイドルソングな感じがすごくよかったです。POWはオシャレですね、曲もビジュアルもデザインもセンスが光ってました。JYP勢も強かった。VCHAはこれからが楽しみ。"Ready for the World"はオーディションを思い出して感情が高まる。最後の最後にNEXZ超楽しみなグループができました。"Miracle"最高です。


Best Featuring Artist  of the Year

Lee Young Ji

K-POPはFeaturingがとても活発でそこで輝くアーティストがたくさんいるのでそこに焦点を当てたくて今年新設したBest Featuring Artist部門。今年のK-POPはこの人なくしては語れないでしょう。ラップでの存在感はもちろん、参加曲の話題性、ライブやアワードの舞台、バラエティでも人の心を掴むキャラクターは唯一無二。こんな人なかなか現れない今のK-POP界の最重要人物の1人だと思います。来年はソロアルバムを期待してます。HIPHOP・R&B界隈とアイドル界隈から贅沢に客演を招いたイ・ヨンジにしか作れないすごいアルバムを聴いてみたいです。


Best Japanese Song of the Year

NCT 127 - Sunny Road

今年も素晴らしい日本語曲がたくさんでしたが、昨年のコンサートで初披露され今年待望のリリースされたこの曲が大賞となりました!オリジナルが韓国語の日本語ver.はなくていい派なんですが、日本活動のために作られたオリジナル曲はJ-POPとしてめちゃくちゃいい作品が多いんですよね。日本人の方が制作に関わってることも多いですが、K-POPのクオリティのままいい具合にJ-POP化されててひとつのジャンルが確立されてると思います。この"Sunny Road"ユウタ出演のドラマの主題歌に起用されましたが、ライブで初披露された時から音源化を超楽しみにしてました。ライブで9人が本当に楽しそうに歌っていたのがすごく良くて、この幸福感はもう「言葉にならない」です。


Best Composer of the Year

Adrian McKinnon 🇺🇸

毎年悩むこの部門。今年はこの方が作曲に入ってる曲が刺さりまくる1年でした。K-POPはソングキャンプ方式でたくさんのクリエイターがひとつの曲の制作に携わるので、同じ曲が数名のリストに入ってることはよくあります。曲のどの部分をその人が担っているのかまではわからないんですが、並べていくと共通性が見えてきます。このAdrian McKinnonさんは古くからSMの制作にたくさん携わっている方ですが、今年の作品は名曲の数がすごいです。この並びだけでメシが食えるぐらい大好きな曲ばかり。参りました。来年も楽しみです。


Best Music Video of the Year

tripleS LOVElution - Girls' Capitalism

この部門も良作ばかりでしたが、ノミネートはSM関連作品が多く入りました。特にソロの作品だと自由度が高いためかクリエイターが力を発揮しやすい環境が整うんだろうなと思います。SMのクリエイティブに対するお金のかけ方や感性は本当にリスペクトします。そんな中、今年はこちらを大賞に選びました!今年1番観たMVだと思います。イントロの写真館の演出がまずいいですよね。あそこで世界観の入口が用意され、"Mad Money Club for Sad Girls"というコンセプトでその10個のルールを紹介しながら進んでいくぶっ飛んだ演出が最高にユーモアに富んでいて彼女たちと曲を一段と輝かせていました。時折挟まるダンスパフォーマンスのシーンもセットやスタイリングが秀逸でその大きく分けた2つのシーン構成のバランスが見事だと思います。歌詞を膨らませて解釈したもうひとつのストーリーを提示するその凝り方に製作者の情熱を感じます。いいMVというのはその曲をさらに好きにさせてくれるような相乗効果を生み出すと思いますが、このMVはまさにその最高の例だと思います。


Best Performance of the Year

XG - WINTER WITHOUT YOU
[THE FIRST TAKE]


ほぼ決まっていた大賞を最後の最後にかっさらっていったこのパフォーマンス。ここで白状しますがこのパフォーマンスがUPされるまではXGの"HESONOO & X-GENE"が大賞最有力候補でした。本当に最後の最後にやられました。ノミネートに3作品入っている通り1年を通してXGのパフォーマンスは最高のものばかりでした。XGはパフォーマンスコンテンツのクオリティとタイミングが完璧なんですよね。満を持して登場のTHE FIRST TAKE。わかってはいたけど、それぞれの個性、クオリティ、表情、最高でした。すごい歌を聴くと自然と涙って出るんですよね、もう涙がボロボロ出てとんでもなく感動しました。XGには驚かされてばかりでした。来年も楽しみにしています!


Best Cover Art of the Year

KIMSEJEONG - (門)

デザインの湿度がすごい。象徴的な菱形の中に水滴のついた曇った鏡に映るキムセジョンの顔をこのトリミングで入れるセンス。全体としてシンメトリーなんですが、この菱形の中だけ有機的で、顔は半分以上切れててなんか咥えてる。左右対称で配置されたアーティスト名が反転してるのにどちらも"KIMSEJEONG"って読めるんですよね。痺れました。そして(門)を漢字で配置する外し方。変態的です。


Best Art Direction of the Year


TAEYONG - SHALALA

この奇抜なスタイリングとヘアメイク、色味、セット、小物の演出どれもが主張しまくりで強いにもかかわらずそれをテヨンという存在でひとつのアートにまとめ上げているこのディレクションは、テヨンでしか成立しない衝撃のビジュアルでした。普通着せられてる感出ると思うんですよね、ここまでやると。テヨンの顔の強さ、存在感の強さ、圧倒的な主人公感、それはテヨンの音楽性やラップが作り出しているオーラなんだろうと感じる。どんな演出が来ても消化できるテヨン自身が1番のアートアイコンなんだなと思います。


Best Logo Design of the Year

Red Velvet - Chill Kill

これは多分オフィシャルで出てない持論なのですが、この漢字のような"Chill Kill"は"夏冬"と書いてあるように見える。"Chill"と"Kill"という正反対の言葉を夏と冬という対象の言葉で表現しているとしたらとんでもないグラフィック表現だなと。サビまでの不穏な曲調からサビで一転明るい雰囲気になるこの曲を表してるようにも思える。タイポグラフィの持つ雰囲気もこのアルバムの世界観を表現しつつ、そんな想像をさせてくれるこのロゴの魅力に痺れました。


Best 200 Songs

最後は今年の曲ベスト200です。200位〜51位までは一気に画像で、50位からは1曲ずつ紹介していきます。(画像をタップすると拡大できます)いってみましょう!

200 - 51

50 - 1

ということで今年の1位はSHINee - The Feelingでした!15年目にして完全体で帰ってきて1位になるということが、自分でランキングを付けておきながらK-POPの未来へ希望が持てるなと思うのです。私がK-POPを聴き始めたのはここ3年ぐらいでSHINeeのことはそれまで聴いたことなかった訳なんですが、過去から現在のK-POPを掘って聴く中で自然と好きになっていくんですよね。ベテランも中堅も新人も同じ舞台で素晴らしい音楽を通して共存してるのがすごいことだし夢があるなと思います。
どうかアーティストとそれに関わる方々の心と体が健康であることを1番に願いながら、その中で音楽を楽しんでほしいし、それを一緒に楽しませてもらえたらと思います。今年もたくさん楽しませてくれたK-POPありがとう!最後までご覧いただきありがとうございます。また来年も(できたら)やります!アンニョン!

普段はこちらのX(Twitter)アカウントでK-POPのことを中心につぶやいてます。お見知り置きを。
kenchanhayo

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