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スイスが永世中立国になった地理的背景

こんにちは、ハレルヤです。
『何故スイスは永世中立国になったのか』今日はスイスのお話です。

スイスが永世中立国を宣言したのは1815年ですが、スイスが宣言するまでの背景は16世紀までさかのぼります。

当時スイスは人口過剰で耕地不足でした。
つまり、多くの国民が貧しい生活をしてました。

その中で、スイス国民が生計を立てるには外貨が必要でした。
外貨を稼ぐ手段となったのが『傭兵』だったのです。(アニメでよくあるやつ)

当時のヨーロッパはあちらこちらで戦争があったので、傭兵の需要があったのです。
当時のスイス傭兵はドイツと並んで最強と恐れられていました。

ところが、問題が出てきました。
スイスは周りをイタリア、フランス、ドイツ、オーストリアに囲まれています。 

囲まれているスイス

傭兵は各国からお金で雇われて戦いに行くので、場合によってはスイス人同士で戦うこともあったのです。

もともと、スイスは周りの他人種が集まった国家だったので、スイス人同士の戦闘が国内で内乱になる恐れもありました。

内乱を恐れたスイス政府は傭兵稼業を禁止。
周辺国に対して中立の立場を取りました。

しかし、中立の立場を表明しても普通、周辺国が承認しないと出来ません。
スイスが永世中立国になれたのは周辺国が承認しなければならない事情がありました。

それは、スイスが、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリアの中心にある事とスイスの傭兵が強いからでした。

周辺国にしてみれば強いスイス傭兵が他の国の味方になってしまうことが厄介だったのです。

お金次第で敵にも味方にもなる傭兵は雇う側からすれば経済力の高い国に有利になりますし、お金次第で簡単に裏切られてしまうのもありました。

スイスが中立になる事は、周辺国にとっても都合が良かったのです。
こうしてスイスは1815年『世界が認める永世中立国になりました』

スイスは伝統的に強い軍隊を持つ国です。
今でも人口の1割の軍隊を持ち、核シェルターの普及率は95%!!
何故、ここまで普及しているかというと、永世中立国はどの国とも同盟関係を結んでいない為、どの国が攻めてきても自分たちの力だけで守らなといけない為その備えをしなければならなかったのでした。

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