深夜のﾜｰ!第一回「新居」

第一回深夜のﾜｰ!
「新居」

今、ギリギリ布団が敷ける部屋に横になっている。

私は、人生とは何か考える。
昔から理想が高くて、到底手が届かないような生活を夢見てきたけれど、なんだかどんどん遠ざかって行っているように思う。
本当はお城みたいな家に住みたかったのです。今は、詳しくは書けないけど、とにかくギリギリ布団が敷ける部屋に横になっているのです。窓用エアコンがうるさいのです。Wi-Fiがないのです。
これが悪い状況だとは思わないけれど、常に、「どうにかしてくれ〜〜〜」と思う。
私が望んでこの部屋にいるんだけどね。だから誰にも文句は言いません。ここだけ。

ひとりで静かにこの部屋で過ごしているととんでもなく寂しくて、余計なことを考えてしまう。人生とは何か考えても人生は良くならない。寝たほうがいい。
新居だからお湯の出し方がわからなくて、水でシャワーを浴びたし、タオル類を用意するのを忘れ去っていたからキッチンペーパーで身体を拭いたし、ドライヤーがないから髪が一生乾かないし、えーん。でも泣いちゃだめなんです。もう20歳だから。

色んなものを憎んでみたりするけど、結局自分が一番厄介です。

とりあえず、起きたらお湯の出し方を聞きます。
おやすみなさい。
読んでる人は果たしているのか？いないのか？
それでは、次回の深夜のﾜｰ!でお会いしましょう。ﾜｰ!