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取材Vol.1/「興味を持ったことは積極的に」マルチライター・ヨコシマリンコさん

先日からスタートした「見聞図書館」。ライターがライターに取材する、ありそうで無かった企画。Twitterで発表以降多くの反響を頂いています。

第一回目の取材として、Webライターのヨコシマリンコさんにお話を伺いました。ヨコシマリンコさんは、さまざまな媒体の執筆以外にも、女性向けWebメディアで編集もされています。

「夏にまつわるお話」「これからやりたい事」など、ヨコシマリンコさんの「人となり」を探ったインタビューです。

ヨコシマリンコさんのプロフィール

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ヨコシマリンコさんは、愛知県名古屋市生まれの現在27歳。

高校卒業後に名古屋の芸術大学へ進学。大学を中退後から貯金を始めて、成人式後に上京。

上京してもやりたいことがなく、ガールズバーなどアルバイト生活を約2年続けました。

もともと文章を書くことが好きだったヨコシマリンコさん。「ライターなら飽きずに続けられるかも」と感じて、広告ライターを募集していた企業に応募し合格。就活をしたのは、この1社だけだったそうです。

しかし、入社した企業が競馬の情報商材販売会社であることが分かり、違法性を感じつつも1年勤務。その後は、放送作家にも関心を持ち、某男性作家に弟子入りを果たしました。

ところが、男性作家のセクハラやモラハラに我慢が限界を超えてしまい離脱。現在は、フリーライターとして執筆や取材、美容メディアの編集やアサインを任されています。

過去には、動画配信をしていた経験もある、マルチライターさんです。

Twitter:@yokoshimarinko
Instagram:@yokoshimarinko
お仕事依頼はこちら→yokoshimarinko@gmail.com

取材される側になりたいから取材を受けた

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ヨコシマリンコさん「めちゃめちゃイメージ画像です」

──取材を受けようと思った理由は何ですか?

普段は取材をする側ですが、「取材される側」にもなりたいと考えているときに、Twitterで見聞図書館を知ってコンタクトを取りました。

私は『自分の発信を仕事にする』ことを目指していて、普段から「取材を受けさせてください」と発信しています。

今しかできないと思ったことは積極的にチャレンジしているんです。いろんなことをやってみないと、自分に向いているか・本当に好きなのか・仕事にできるかが分かりませんから。

ライターは依頼主さんの意向に沿って記事を制作するのが仕事なので、『自分が書きたいこと』とは違うことが多いです。

その仕事自体は問題ないのですが、依頼記事ばかり書いていると、『自分が本当にやりたいこと』が分からなくなってきて、芯がブレてくるんです。

その芯を強くするために、依頼されて書くだけではなく、自主的に何か行動をおこすことを意識して、興味を持ったことはとりあえずやってみるようにしています。

ライターは書くことがイヤになってしまえば終わっちゃうので、そうなったとき他のことでも生きていけるように、動画制作やゲーム配信など、ライター以外でも家でできることが仕事になればと思っています。

──今後も取材を受けたいですか?

今はnoteに掲載してもらっていますが、それ以外のメディアでインタビューをガッツリ取ってもらえる人になりたいです。

1年のなかで夏が一番嫌い

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夏ならではの入道雲は好き。陽が落ちて涼しくなったころなら……。

──夏と聞いてイメージすることはありますか?

基本的に、1年の間で夏はめちゃめちゃきらいです。暑さで化粧が崩れるわ、虫はいっぱいいるわ、日光を浴びると頭痛がするわでだいきらいです。

さらに夏の明るい色のファッションや半そでも苦手で、できるなら1年中暗めの色や長袖で過ごしたいのに着てると「よくそんな暑苦しい格好できるね」と言われてしまうのでそれも辛いですね。

あと、夏でも電車内や人混みでは匂い酔い防止や風邪対策で必ずマスクをしてるんですが、「なんで夏なのにマスク?」と突っ込まれるのもめんどくさいです。

夏になると松尾芭蕉の俳句が浮かぶ

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増田こうすけ氏の「ギャグマンガ日和」は、おうちに全巻揃っています。

──夏と聞いてパッと思い浮かぶ言葉は何ですか?

松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」ですね。この俳句は、教科書ではなくマンガで覚えました。歴史には全然詳しくなくて、むしろ苦手で。

好きなマンガに「ギャグマンガ日和」というマンガがあって、そこに松尾芭蕉をモチーフにしたキャラが出てくるんです。

そのキャラが好きで、マンガ内で読んだ俳句は大体覚えているのですが、「夏草や…」もその1つで、おもしろすぎて印象に残ってます。

ギャグマンガ日和、脳みそをからっぽにして読むと最高におもしろいのでぜひ読んでみてください!

祭りの屋台メシが好き

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インスタグラムでは、詩入り画像で遊んでます。
(ヨコシマリンコさんのInstagramより)

──夏によく食べる好きな食べ物ありますか?

食べることが大好きです。その中でも、夏祭りの屋台の食べ物は大好きです!

人混みはあまり好きではないですが、浴衣やメイクも楽しみたいので、夏祭りには行っています。割高だし衛生的にも気になるけれど、屋台の何とも言えない雰囲気も相まって、ついつい食べてしまいます。

100%お腹を壊すんですけど、それを前提で(笑)。チョコバナナやイカ焼き、いちご飴やチープな味のかき氷などは必ず買いますね。

声が高い歌手を好んで聴いている

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青山にある小田和正さんのカフェにて。この時も夏でしたが、長袖。

──夏に好んで聴く曲はありますか?

夏の曲って基本パリピなのが多くて、私はインキャラなので正直夏の曲に詳しくないのですが、オハコの歌で1曲、夏っぽいのがありました。定番ですが、ゆずの「夏色」です。

私は声が低いので、声が高めの男性の歌のほうが歌いやすいんです。ゆずは特に歌いやすくて、よく歌っています。

声を長く伸ばすようなメロディーが多くて、歌うとストレス発散になるんです。

ゆず以外では、小田和正さんも声が高いので好きですね。年齢を重ねても入念な準備をして挑む姿勢も共感できます。事前準備に時間を費やすライターにも通じるところがあり、刺激を受けています。

普段と違うシチュエーションに胸がドキドキ

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お祭りだけは、人混みもがんばってのりきるタイプ。

──夏に忘れられない出来事などはありますか?

毎年、地元の大きな公園で開催されるお祭りを楽しみにしていました。

あの頃、学校以外で会う友達や同級生が普段と違う人に見えて、ちょっとドキドキして。お祭りで同級生とすれ違ったり、声をかけられて少し話したり……というのが、たまらなく好きでした。

当時は門限が17時だったけど、お祭りのときだけは20時くらいまで許されていました。「普段ならとっくに外にいない時間に外にいる」。それだけでも胸がドキドキしたのを覚えています。

祭りが終わって親の迎えを待っている間、屋台や人混みを眺められる公園の少しはずれにあるベンチで、休憩がてらぼーっとしていました。

すると、当時好きだった子がふいに現れて、私のベンチの隣に座ってきたんです。

2人でお祭りを眺めながら、たわいもない話をしただけだったんですが、あの雰囲気と光景は今でもなんとなく覚えていますね。

今でもその公園に行くと、当時の時間がフラッシュバックしてノスタルジックな気持ちになります。

生命力溢れる避暑地を毎年訪れる

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茨城県にある袋田の滝。

──夏にいきたい場所はどこですか?

アウトドアやスポーツが苦手なため夏のイベントにはあまり興味がなく、ほとんど家から出ないんですが、お祭り以外だと”避暑地の自然”はだいすきです!

夏ならではの生命力溢れる木々や滝がある山なら涼しいので、マイナスイオン的なものを浴びにたまに行きます。そのときは、虫におびえながら行っています(笑)。

興味を持った事には積極的に挑戦したい

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ライターとして初めてテレビ出演したときのもの。女子座談会しました。

──これからやりたいことを教えてください。

「本当に自分がやりたいことって何?」って考えながら、興味を持ったことには積極的に挑戦したいです。

ライターの仕事でいえば、今は無記名や編集業務に回ってることも多いので、もっと「顔出ししている記事」を書いていきたいですね。

Twitterでもバンバン顔を出してやっていますけど。メディア出演なども含めて、これからはもっと「自分」を前面に出した活動をしたいと考えています。

マンガやスマホゲームなどの趣味も、ゆくゆくは仕事につなげられればなと思っています。仕事の幅を広げる意味でも、その点はこれからも意識して取組みたいです。

お友達絶賛募集中

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チュッパチャップスのフィルムを
上手くはがせる方法を知っている方はヨコシマまで。

──最後に、記事を読んでくれた方へメッセージをお願いします。

この記事は、おそらくライターさんや文章に関わる方が多く読んでくださっていると思います。

コロナの影響でリモートワークが主流になり、ライター需要も高まっている今、ろいろな意味でライターさんにとってはチャンスです。

これを機にライターさんがもっと増えて、横の繋がりとしてお友達が増えたら嬉しいです。いろいろなライターさんと交流したいので、こんな私ですが、お友達になってください(笑)

【取材後記】これからのヨコシマリンコさんに期待せざるを得ない

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現役Webライターのヨコシマリンコさん。

多くの記事を執筆されているだけあり、言葉の引き出しがとても多い方でした。夏の忘れられない出来事を話している時の表情は、子供時代にタイムスリップしたような少女の顔をされていたのも印象的でした。

一方で「出来ること」「やりたいこと」を見極めながら、執筆以外にも自己表現の仕方を探っている最中です。

ご自身がインタビューされる機会も多いので、いつの間にか私が取材されていた場面もありました。話に耳を傾ける姿勢や間もとても勉強になりました

取材途中になせか明太子の話になり、「明太子の食べ過ぎで痛風っぽくなった」とあっけらかんと話す男前なところも、ヨコシマリンコさんの魅力です。

この場を借りて、取材にご協力頂いたヨコシマリンコさんに厚く御礼申し上げます。

取材者プロフィール

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花野洋介

パッケージ業界や協同組合で営業を15年間経験した後、Web制作会社勤務を経て、「オクトパスWebライター」として、2016年から福岡を中心に活動中です。

旅行や不動産、ナイトワークなどコラム記事だけではなく、インタビュー記事も多数執筆。取材やコピーライティング、編集やWebデザインなど、オクトパス(蛸)の様に多方面で活動しています。

2019年からはストアカにて「Webライター養成講座」を開講し、これまで70名を超えるWebライター志望者にWebライティングの方法や実践例をレッスンしてきました。

最近の活動
・Webメディア「聴くけん!!九州」「new-workstyle」運営
・Webライター向けコンサルティング運営
・協同グループ発足
・八代ベースのアドバイザー

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