重心を落とせ! 腰を低く! 組技系の格闘技とかコンタクト系のスポーツでは相手と当たり負けしないように低い姿勢とかするケースが多いです。
もちろんまさしくそのとおりではあるんですけど、身体の構造が重力に負けて歪に落ちてる場合、身体にはかなり強い負担がかかります。
骨盤の前傾、後傾動作も歪に落ちてる状態ではどちらも身体を痛めてしまいやすい。
例えば便秘の時は内臓がかなり重くなっていて、中から背骨を引っ張ってしまいます。真っ直ぐ落ちてるならまだしも必ずあっちこっちにズレながら落ちてしまうのです。
背骨の中には重要な神経が走ってますので歪に引っ張られると全身の動きがおかしくなるのは想像出来ると思います。
重力に対して歪に落ちる人は背骨の上から下まで張力が上手く働かないのでその人の適正位置よりも下がったポジションに居座る事になります。しかも構造的に弱いままで落ちてる事になります。
その状態ではどんな態勢をとっても上手く力が発揮できません。
んじゃどうしろと? って声が聞こえてきそうです。
ホントの所を言ってしまうとお腹の中を軽くしてくださいってのが一番です。結局はお腹の中に出ていけないお荷物が大量にある事が問題なので動作だけではいかんとも出来ない。
一応落ちた背骨を持ち上げる方法も色々あると思います。よく言われるのは頭が天から吊られるように意識するというもの。
これもいいんですけど、自分かオススメするのは仙骨を引き上げる動きです。
青い部分が仙骨です。
赤い矢印の方向へ向かって後ろから押されるように仙骨を突き出していきます。
ある程度突き出したら力を抜いて戻します。
これを5回程度繰り返して見てください。
やってると背中の感覚が変わってきます。
注意する点はやり過ぎない事。
普段から背骨が落ちてる人は仙骨、お尻周りはガチガチになってるケースが多いので少しずつやってください。
これやってると重心の位置が適正位置に近づいてきて背骨が動かしやすくなってきます。
適正位置だからこそ、そこから重心落としたり、腰を落とす事も効率が良くなっていきます。
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