1x.com 挑戦記: はじめに

自己紹介

2023 年 3 月に初めてのカメラとして Leica Q2 を購入後、約 1 年程度ストリートスナップや建物、旅行写真を中心に撮影して Instagram に公開していました。そんな私が 2024 年 2 月から半年間、1x.com に挑戦した経緯や詳細などをシリーズとして記事にしていきます。

1x.com とは

まず 1x.com とは、スウェーデン発の審査制写真投稿サイトです。写真を投稿するには有料会員になる必要があり、投稿された写真は厳しい審査を受けます。掲載されるのは全体のわずか数 % の写真だけだそうです。

このサイトの特徴は、写真のクオリティを純粋に評価するシステムです。一般会員とプロの写真家が審査を行い、1.5-2.0 日かけて丁寧に評価されます。そのため、掲載される写真は非常に高いレベルのものばかりです。

写真は 1 度に 1 枚ずつしか提出できないため、月に最大でも 20 枚程度しか審査してもらえません。審査の結果は、落選 (not selected) 公開 (published) アワード (awarded) の 3 段階の評価が与えられ、公開以上でないと自分のギャラリーには掲載されません。

公開ステータス作品のうち、さらに数 % だけがアワードに認定される仕組みであるためまずは公開、その後アワードを目指すことになります。

以下の作品は私が初めてアワードをもらったものです。

なぜ 1x.com に挑戦したか

カメラを始めて 1 年経過する頃に悩みが出てきました。

  • 自分の写真がどの程度のクオリティであるか客観的に知りたい

  • 自分の作品の幅を広げたい

  • クオリティの高い作品にもっと触れたい

そう思っていたおり、インスタで知り合った @ryuta 君に誘われて 1x.com の存在を知り、思い切って挑戦することにしました。

審査結果はどうだったか

今年の 2/19 から 7/27 までの審査結果です。これが良いかどうかは分かりませんが、個人的には満足していますし、目的も達成できたと思います。

提出数: 100 
アワード: 23
公開: 72
落選: 28

私の 1x.com ギャラリーは Kenichiro Nakamura (1x.com) です。是非一度ご覧ください。

このシリーズで何を書くのか

このシリーズでは、提出した作品を提出順で、基本 1 作品に付き 1 記事を書きます。始めは手探りでしたが、作品の選定や編集の意図、その過程での学びは毎回ありました。自分のための振り返りや、読者の参考となるようできるだけ詳細を書いていきます。ただし、あまりに学びがない作品はまとめて書くかもしれません。

無料部分

  • その時点で 1x.com に対してどのように向き合っていたか

  • 作品を選んだ理由、撮影状況や時期、作品のコンセプト

  • その時に得た学び

有料部分

  • 審査結果の詳細、得られたフィードバックの内容

  • 作品作成における編集の方針、編集前の RAW 画像と Lightroom を使った編集過程の詳細 

  • 学びのより詳細なまとめ

読者は何を得られるのか

シリーズを通して 1x.com がどういったサイトであるかや、私の考え方、また編集は主に Lightroom を使っているため、どのような機能を使ったか等の情報を得ることができると考えています。

審査結果の詳細の例

審査結果の詳細には、以下のような生の審査結果を共有します。これは本来提出者しか見れないデータですので、面白いかなと考えています。

審査結果

RAW からの編集の詳細

完成後の作品だけでなく、RAW から Lightroom で実際にどのような編集を行ったかの詳細を公開します。

Lightroom は初心者から始めているため、初めからフルに機能を活用できているわけではありませんが、少しずつ使える機能も増えてきたため、後半ではより参考になる情報も提供できるかもしれません。

まとめ

このシリーズではカメラを始めて 1 年の初心者が、どのように足掻いたかを赤裸々に書いていきますので、不定期な更新となりますが、面白おかしく楽しんでいただければ幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?