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0093 雑談23th Oさん社会人1年目@ヒッチハイカー

【1on1雑談】
to 入社1年目くらいの方でいろいろ迷っている方(の参考になれば)

11月某日。1on1雑談23人目は、社会人1年目の男性Oさん。小売業の店舗に所属。仕事上で少しつながりができ、気軽に話しませんかと提案。快諾してもらいました。中華料理たべながらお話する。

この雑談の意義

歳の差からか”自分なんかでいいんですか?”と言われた。逆に声を大にして言いたい。入社して間もない方に、忖度なく、働いてみての本音を話してもらえる機会はとても貴重。確実に自分がもっていない感覚、考えがある。一度自分の価値基準をゼロに。話を聞く構えを整えると、見えてくるものがある。

同時に、自分ができることを考えている。心を開き、いつでも声をかけてきてほしいし、そういう空気を作っていきたい。知らず知らず、なにかバリアのようなものができていないか?相手にストレスを与えていないか?なども俯瞰して注意し、いろんな方と話す機会を増やしたい。

ヒッチハイクが世界の見え方を変えた

初めて会った時から、しなやかにそれでいてまっすぐ前を向いて話をし、話を聞く人だと感じていた。”実直”というよりは、ひらがなの”まっすぐ”が似合う。プラス柔軟性。そんなイメージ。

この人間性のルーツを少したどってみる。大学時代に趣味としていたヒッチハイクにぶつかる。北は北海道から南は鹿児島まで、全国をヒッチハイクでまわったそう。

このときに出会ったあらゆる地域、年代、職業の方たち。その人情にふれるにつけ、はまっていき、人生の転機になったという。コロナさえなければ、休みさえあれば行けるところまでヒッチハイクしてみたいとも。ヒッチハイクってそういうもんじゃないんじゃないかと、心の中でつっこみながら、とても素晴らしい趣味だと思った。

行動力がある。ただ、少し腑に落ちないところがある。こういうタイプの方は、人生に大きな目標を掲げて芯をもってつきすすむイメージがあった。Oさんは違った。”自分にはまだ芯がない”という。”今はなくてもいい”ともいう。では何が彼を突き動かしているのか?

ロールモデルからの自己効力感の力

なるほど、そういう行動力の源泉かと思った。彼は言う。”自分は人を見る目があり、運がいいほうだと思います”と。彼の周りにロールモデルとなる人物がいて、それを見て、自分もたきつけられて行動にうつしてきたとのこと。

大学時代。身近なゼミの先輩がヒッチハイクで西日本をまわった。楽しそうだ。真似してみよう。それでいて”先輩が西日本なら自分は全国だ”。ちょっと上回るやり方を選んで行動にうつしている。さらに、ヒッチハイクでの数々の出会い。なかにはITの経営者も。貪欲にそれでいて自然と自分の糧にしようとしている。

自分にもできると思える自己効力感。ロールモデルの重要性を知る。そして思う。素直にそのモデルを取り込むのも能力だろうと。元来もっていたしなやかさや素直さが彼の強みなのだろうと。かつ、彼の言う”運”。これは、総じて自分でひきよせていくもの。運をひきよせ、ロールモデルから滑らかに行動に移す。そんなタイプなのだろう。

伝え申し上げたこと

今は仕事がとても楽しいという。従業員同士でいろんなことを試して分かち合うこと。接客でお客様に提案すること。”今でけっこう満足しています”とOさん。どんな人生にしたいか聞いてみた。”人より多く笑って生きていきたい”とのこと。素敵じゃないか。

伝え申しあげたことは、”自分をもっと知ること”。そのことで、自分の強みをもっと磨けるし、次の行動が見えてくる。話をすすめながらも、いろいろ、思い巡らしている様子で、少しでも何かのヒントになればいいと思いました。話のあとこんな嬉しいLINEも。

1on1雑談は、人によって、いろんな時間が流れます。今回は、彼のことを彼自身がもっと知るために、人生をたどる手伝いができた感じがしました。きっとこれから壁にぶつかることもあると思います。自分の強みと笑顔を忘れずに、乗り越えてほしいと思いました。周りも笑顔にする力があるのだから。おしまい。

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