見出し画像

0174 雑談35 Naoさん@居場所を求めて-石垣島での出会い2

【1on1雑談】
to もやもやの中なにかヒントを探したい方
to 1on1 雑談に関心ある方

2月某日。Naoさんと雑談す。昨年の石垣島旅でゲストハウスでお会いしている。迷いながらいろんなことを吸収しようとする姿勢に、人として魅力を感じた。旅先。特にゲストハウスでは、話したいと思える人に出会う率が比較的高まる。

石垣島でお会いする

11月の石垣島旅。Naoさんは、自分が泊まったゲストハウスに住み込みで働いていた。自分は滞在たった3日。ただ、なぜかそこでの出会いは、素敵出会いが多かった。ゲストハウス自体の作り、オーナーの思いが、引力になっているのかもしれない。

Hostel Sunterrace Ishigski
public space

自分への違和感-医療系のレール

父も姉も医療系。いわゆる医療一家。Naoさんは生命健康科学部生命医科学科を卒業。安定している医療系の仕事に就くことに。

就職先は病院。培養士として社会人生活がスタート。不妊治療に携わる。体外で精子と卵子を受精させて母体に戻すまでの過程で培養などを行う。自分は初めてきく職業。生命に携わる素敵な仕事。彼女もそう感じていた。

順調にみえた。しかし、顕微鏡を覗き続ける日々に、いろいろ思うところがあった。世の中にはさまざまな仕事の選択肢があったはず。それを知らずレールにのっていたと思い始める。そして思い切って転職をした。

次に就いた仕事は、美容外科のカウンセラー。元来、人と話すのが好き。話を聞いてあげて心に寄り添う。やりがいはある。しかし世の中を知るという意味で世界は大きく拡がったのか。まだもやもやは残っていた。

そして、世界をコロナが襲う。コロナワクチンを打たないと仕事を続けられなかった。仕方ないこととわかっていたがやや不条理を感じる。いろいろ悩んだ末、退職。人生を見つめ直す期間にはいっていく。

行動-石垣島に引き寄せられる

自分がやりたいことは何か。自分が得意なことはなにか。少し路頭に迷う。もがく。そんな中インスタの画像が彼女の目を留めた。”こんな綺麗なところが日本にもあるんだ”…写真は、石垣の海だった。

いろいろ考えてたどり着いた。海が好き。旅が好き。ゲストハウスの空気が好き。一念発起。ということで、探した当てたのが、自分も泊まった、Hostel Sunterace Ishigakiだった。宿とコンタクトをとり、3ヶ月半、給与はでないフリーアコモデーションで住み込みで働くことになった。

自分も泊まってわかったが、とても素敵な宿。思い出してみる。アメニティの充実とかそういう話だけではない。醸し出す空気が、素敵な人を引き寄せるような。そんなゲストハウスにNaoさんも引き寄せられたのだと思う。

素直によいものに反応する

インポスター症候群—-しっかり実力があるにもかかわらず、なかなか自信が持てない。常に自分のキャリアを信じることができず、ネガティブな状態に陥ってしまう。そんな感覚。

そこまでではないが、誤解を恐れずにいうとNaoさんと話すと、そんな雰囲気もあったように思う。”好きなことがない”, “常になにか焦りがある”, “姉は優秀だったがそれがコンプレックになっていたかも”。という言葉の端にそれを感じた。

自分が言いたいことの本質は逆で、彼女は周りを元気にする不思議な魅力をもっているということ。単純な”純粋”さとは違う。感情表現と言葉と声。裏表がなく、真っ直ぐにでてくる感じ。陰があり、もがいてきたところから、少し抜け出そうとしている感じ。それが周囲を巻き込む魅力になっている。

旅と人と本から学んだ-石垣時間

サバニ船。マンタ。石垣での時間。見たことのなかった景色が心に添う。さまざまなゲストも集う宿。最高の友人もできた。本も読んだ。紹介してもらった本の中”原田マハ”さんの作品との出会いは大ききい。『本日はお日柄もよく』スピーチが心を動かすやさしいタッチの小説。

どこにいっても人にめぐまれているとNaoさん。悩みという苦いコーヒーを、幸せのミルクと砂糖で中和させて飲みやすく。そんなことができている気がする。それをふるまってくれている。

何もない幸せを-まとめ

石垣から戻ってきた。現実を見据えて次の行動。いろいろ考えている。軸をぶらさず旅をしながらWeb関係とか、ヨガインストラクターとか。いろいろ自分に合うものを探りはじめている。

質問をしてみた。死ぬ間際にどんな人生だったとふりかえりたいか?物質的な豊かさに執着はない。大金も宝石も要らない。周りを幸せにしながら、自分も幸せだったと思える人生。そんな風にふりかえれれば、そんな嬉しいことはない。

今後、どんなふうに人生を展開するのか。またときどき近況をうかがいたい一人です。お時間ありがとうございました。次は、同じく石垣でであった、MBA取得をめざすTeruさん編。

(追伸) 4/24 Naoさんより。
“頑張ってwebコンサルタントの会社に雇ってもらいました!それも奇跡の大逆転合格だったんです。ここから2年後独立に向けて頑張ります。2年後、どこかの島とニ拠点生活をするのが一番の目標です☻” 
とのこと。時計の針が回り出したようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?