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0085 雑談21 MATCHA青木さん@1on1のきっかけをくれた人

【1on1雑談】
to 1on1雑談の面白さを少し知りたい方
to 訪日観光メディアMATCHAを少し知りたい方

11/27晴れ。隅田川沿いのカフェPITMANS。21人目の1on1の雑談は、観光メディア企業、MATCHA CEO/ファウンダーの青木優さん。実はこの1on1雑談の活動、彼の”朝活”を真似して始めたのがきっかけでした。
日本最大級の訪日観光メディアMATCHAのCEOである青木さん。彼のやってきたこと、やろうとしていることを知るに、自分がもっとも共感する部類の人間。お話ができてとても光栄でした。

PITMANS 隅田川一望でき早朝から営業。

出会いの方法論 - ふりかえり - 

アンテナをはっていると出会いたい人に出会える。青木さんとの出会いはそれを深く実感させてくれました。

現在も”残りの人生どんな生き方をしたいか”アップデート中である自分。6年間の海外出向から5月に帰任。3日間隔離された両国アパホテルからの帰り。タクシーの車窓から見える日本の風景が、まるで外国のように思えたのを覚えています。街の輪郭、ビルに乱反射する光、澄んだ空気、喧騒の中の静けさと秩序。

日本と海外の架け橋となること。それが強みを活かすことであり”やりたいこと”。そう考えた時、車窓からの風景を眺めながら思いました。自分はあまりにも日本を知らない。くらし・文化・宗教観などを、自分の言葉にして説明できる状態にすべく、課題をもって週末旅を始めているところ。

そして、星野リゾート系の大塚OMOホテルに泊まったある日。この都市型ホテルには、無料でシティツアーの楽しいオプションがあります。ここで同じツアーに参加したもう一人のスタートアップのCEOワンさん。旅をつくる会社を立ち上げたパワフルな方。彼女との出会いも大きい。彼女を通じて、後に青木さんと出会えることになりました。

幸運や偶然は自分が動いた結果の必然の中にある。青木さんとの出会いは、そんなことを実感させてくれました。

魔法の寝ぐせが緊張をほぐしてくれる

青木さんと初めてお会いしたのは、上野公園を走ろうというジョギング企画でした。どこのどなたかも知らなかった青木さん。第一印象は失礼ながら、寝癖のある疲れた顔のどこにでもいそうな青年。その後、人となりを知り驚くこととなる。1対1での雑談したこの日も少し寝癖のある感じで登場。何が言いたいか…批判的な話?その逆です。本人が意識してない、素敵なところを書きたいと思います。

会社を作り、コロナ禍でも精力的にいろんな方と会い、企画し、発信し続けているCEOである青木さん。業界でも著名。そんな方と1対1で会うとなるとやはり少し緊張。そんな自分をなごませてくれたのが、青木さんのニュートラルな雰囲気と少しの寝癖なのです。青木さんの凄みと、上手に隙をつくってくれる人間味。ここに気づいた時”魅力的な人だな”と思い、心の中で笑みがこぼれ嬉しい気持ちになってました。

旅する人の感情と深く向き合ってきた青木さんのことだから、”自然とそういう隙というか「余白」をみせる所作が身についているのかも”とも思いました。

自己の正と他者尊重のバランス

青木さんとは、この日を含め合計三度ほど会っています。その他、オンラインのイベントやSNSなどでやや交流。触れていなかった凄みについて。

とにかく思考が深く、それでいて傾聴力を鍛えようとしている。一般的に用いられるコミュニケーションのタイプ別分類の話になりました。

アナリティカル……感情表現小さい・主張強くない
ドライビング………感情表現小さい・主張強い
エミアブル…………感情表現大きい・主張強くない
エクスプレッシブ…感情表現大きい・主張強い

個人的な印象として、青木さんは、強いリーダーによく見られるドライビングタイプと分析。現実的・成果主義。本人も認めるところ。自分が正しいと思うことに絶対的な自信をもって突き進み行動し、周りを巻き込み成長してきたのではないかと推察。

常に課題と真摯に向き合っている青木さん。組織を動かしていくためには、ひとりの力はあまりにも小さく、仲間の力が必要であることも強く認識している。上の表でいうエミアブル、つまり感情を表して意見を聞き入れる傾聴力のバランスを模索しているとのことでした。

ここで彼の会社、MATCHAの会社概要を紹介

Vision
日本の価値ある文化が、時代とともに残っていく。
Mission
すべての人の期待を超える、日本での体験をつくる。
VALUE
Think Visionary 理想から考えよう
Co-Creation 共に創ろう
Be Professional プロ意識を持とう

Macha HP より

CEOはひとつの役割であり、Visionに共感した仲間がいて、それぞれがそれぞれの役割を果たしていく。私は青木さんの一面しか見ていませんが、なんとなく職場の雰囲気を想像してしまいます。ビジョンに共感した仲間がいて、厳しくも楽しい空気感が包んでいるのではないでしょうか。

アウトプット満足が達成指向を削ぐ

青木さんと共通に考えていた課題感をあげます。①インプット②アウトプット③成果につながる行動。このバランスについてです。

ここでいう①インプットとは読書したり人の意見を聞いて新しい情報を採り入れるプロセス。②アウトプットはそれらをブログや資料にまとめたりさらに発信するプロセス。そして最後、③その知識やスキルを、利益を産むための、またはビジョンにつながる具体的な行動をすること。

青木さんも私も、インプットとアウトプットまでは、自分の理想に近い行動はできている、またはわかっているのではと思っています。(立場と責任の大きさの違いは別として) 行動はどうか。アウトプットをして満足してしまう傾向があるのではないでしょうか。これは人生において、特にビジネスシーンでは非常に重要なバランスだと思ってます。

最近考える”あるべきバランス”のための方法

・インプットとアウトプットの効率向上の方法を常に考えて改善を重ね習慣化する
・インプットとアウトプットは時系列を意識したり体系的にしようとしすぎない(そこに時間をとらない。ストレスになる)
・あらゆるの行動が成果につながる道筋を言語化しイメージを強くもつ
・ビジョン、パーパスの解像度をあげ小さなゴールを設定する

少し脱線しましたが、次に話す時、彼なりの傾向と対策をまた聞いてみたいと思います。

自分のバージョンは?

自分の生き方を考えるとき、過去の自分とのつながりを知ることは重要なプロセス。理解すると腹落ち度が変わります。最近の自分のブームが、その人のバージョンを聞くこと。ターニングポイントと成長曲線の伸びの可視化です。

かく言う私は、下記のとおり過去の投稿で書いてました。

Ver.1.0 生誕(0歳)
Ver.2.0 大学でのサークル活動(18歳)
Ver.3.0 海外旅への目覚め(26歳)
Ver.4.0 インドで自分と向き合う(40歳)

といったところ。※18歳までは再度見直し予定。

同じ質問を青木さんにしてみました。じっくりふり返っていただく。回答は以下の通り。※年齢は概算

Ver.1.0 生誕(0歳)
Ver.2.0 自信-小4で少林寺と出会う(10歳)
Ver.3.0 世界の広さ知る-インターネットで(14歳)
Ver.3.5 意思-ウォーターボーイズで意見出す(17歳)
     ストイック-野球部でみがかれる→
    →偏差値40の高校から明治大学へ
Ver4.0 商売感覚-ブラックなベンチャー企業(20歳)
          価値観にしばられない大学生活
     →インターンシップでネット販売 
     →社長になりたい気持ちをいだく
        Twitterでさらに世界が広がる
Ver.5.0 起業-その後失敗は数知れず(24歳)

上記のようなバージョンアップをしてきたとのこと。スティーブ・ジョブスのコネクティング・ドットの話がすごく好きな自分。学生時代、苦しい時代を経てきた青木さんを少し重ねました。

誘った者勝ち

最後にこんな話に。この”1on1での雑談”、青木さんの言うところの”朝活”。あらゆる年代、業種の方と話をする機会をつくります。気づくことも多く、まぎれもなく人生を豊かにするエクササイズ。”誘うにはエネルギーが必要”と青木さん。普段から付き合いのある友人ではなく、まだ深い関係性を築けていないような方。そんな関係性の方を誘うことも増えます。確かに緊張感と面倒くささはつきもの。青木さんはつづけます。

”それでも誘った者勝ち”と。

そのとおりだと思いました。シャンクスのコビーに向けた名言を思い出しました。”お前が命を懸けて生み出した勇気ある数秒は・・・良くか悪くかたった今世界の運命を大きく変えた”。この言葉に、いつも勇気ある行動の大切さを学んでいます。

”誘惑と書いて”誘い、惑わす。”惑”を完全に排除して、本気で世の中をよくしたい、本気で相手を尊重している前提でニュートラルに”誘うこと”で、新たな一歩が踏み出せると思います。そんなことを思いました。

最後に”彼にお願いをしていること”

私は、ベトナム、インドの駐在時代を経て、現在、都内で製造小売業の品質部門で働いている。グローバル販売基準の法規の整理と、海外スタッフの品質教育が現在の課題。

それはそれでしっかり結果を残しつつ、もう一つの人生の柱を模索中。旅、インバウンド、翻訳、日本文化、マーケティングなどのキーワードをもとに、日本と海外旅行者をより快適につなげるようなプロボノ的なボランティア活動です。青木さんには、そんな自分が介在できることがあれば、声をかけてほしいと伝えています。

そのためにも自分ができることをもっと明確にしていかなければならないとも思っています。現在、地元の福島のオーガニックコットンプロジェクトや自然学校アドベンチャーツーリズムの方と別途つながりができました。まずは、行動し、小さくても成果を残していきたいと思っています。

今回は、青木さんとの1時間ほどの雑談内容から、自分のキャリアや、行動様式まで、考えが拡大し長編になりました。話た時間も、この記事をまとめている時間も、とても有意義なものになりました。

青木さん、お忙しい中ありがとうございました。また近いうちにお会いしましょう。

参考: https://okan-media.jp/organization-new-communication/

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