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0019 雑談03 畑楽ファーム部屋伸仁さん 30歳からのいちご農家

【1on1雑談】
to 職業農業を選ぶ生き様に興味がある方
to 1on1ミーティングのよさを知りたい方

1on1、3人目は、広島のいちご専業農家、畑楽ファーム代表 部屋伸仁さん。大学の先輩にお声掛けさせていただきました。

出会いは大学時代のサークル

部屋さんとの出会いは、1998年、大学時代の環境問題を扱ったサークル活動でした。時代は、COP3(1997), 東海村臨界事故(1999)、環境省誕生(2001)と、徐々に環境問題への意識が高まりつつあるころ。

テンションあげて夜通しゴミを拾う”ゴミ拾いナイトハイク”、教授の本を学生から回収し後輩に売りさばく”教科書市”など、硬軟あわせもつ門戸の広いサークルでした。その頃から、独自の意見をクールに展開したり、それでいて無邪気に馬鹿なことを言う部屋さんは、サークルの中では独特の雰囲気のある存在だったのを覚えてます。

怖さもあった30歳での農業独立

部屋さんは最初は普通にサラリーマンとしてSEや経理職に従事。その後、仕事に対する違和感もあり、農業実習に応募。あらためて、食と向き合うことの面白さを知り農業の世界へ。

チェルノブイリ原発事故などを通じ環境破壊への嫌悪が強まり、大学ではサークルもゼミも環境問題がテーマに。そのときの棚田の農業体験なども今につながっているとこのと。

30歳で専業農家として独立。学生時代や実習生のころは楽しく習えた農業。いざ脱サラして独立となると、やはり怖さはあっとのことでした。転職する人が口々に言う最初の転職の怖さ、あれです。

実ったいちごとお客さんの美味しい

一番嬉しい瞬間は?との問いに、答えはやはり”お客さんの美味しい笑顔の瞬間”とのこと。

加えて、自分の狙い通りにいちごが実った時とのこと。肥料、水、受粉、温度湿度管理…手間ひまかけた分しっかり応えてくれる面白み。

話をききながら、朝ハウスを開けた瞬間の大きく実ったイチゴがきらきら光りをまとっている映像が浮かびました。継続して根気よく向き合う者のみが味わうことができる喜びなんだろうなと思いました。

求められれば応じていきたい

部屋さんは、農業に加え、地元の地域おこしにも従事。”楽しいから”, “やりがいがあるから”というより、自分が求められ、それに応えることができるから”と淡々と話す。合理主義の一面をもつ部屋さんらしい考え方。”自らをもっと貢献できる場所に置く”というドラッカーの教えを思い出させました。

さらには、”農福(福祉)連携をすすめたい”, また、”農業TECも時期をみて投資をしたい”という考えも聞けました。

1on1 おえて

目下、日本文化、日本旅行に最大の関心を寄せている自分。デービットアトキンソンの観光立国論でもりあがったり、WWOOF農業宿泊体験を紹介していただいたりと、私自身、いろいろ収穫がありました。

1on1 と決めて、能動的に情報を得ようとすることで、今までになかった気づきがあります。また、今回はきちんとお話するのがなんと15年ぶり。身構えてしまったり、気恥ずかしさも多少ありますが、それ以上にえるものも大きい。おすすめです。

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畑楽ファーム Face Bookより

追伸: メモ術が下手すぎる自分↓これを見た方、いつか私にアドバイスをください(祈)


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