【マーケット考察】2023.5.12


米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比一時400ドル超下落する場面も見られ、221.82ドル安の3万3309.51ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は22.07ポイント高の1万2328.51で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比6610万株減の8億4466万株。
 
ダウ平均が大きく下落する理由となったのは、米地銀持ち株会社のパックウエスト・バンコープが、5月5日に終了した週に預金が約9.5%減少したことを明らかにしたことです。

預金減少の大部分は5月3日に伝わった身売りを含め戦略的選択肢を検討との報道後の5月4日と5日に発生しました。但し、よく見ますと、今回の預金減少はバランスシート外の流動性で賄われており、5月10日現在、即時利用可能な流動性は150億ドルで、保険外預金52億ドルを上回り、カバー率は288%となっていることから市場が必要以上に反応したとも言えます。

市場では、パックウエスト・バンコープをきっかけに地方銀行の経営不安の再燃から、パックウエストは22.7%安、ザイオンズ・バンコープが4.5%安、コメリカが6.8%安、キーコープが2.5%安と、幅広い地方銀行銘柄の売りが出ました。
 
更にそれとは別に、前日夕に決算を発表したウォルト・ディズニーが8.7%の大幅安となり、ダウ平均の足を引っ張っぱりました。
 
マクロ経済指標に関して、4月 #卸売物価指数#PPI )は前月比+0.2%と、3月-0.4%からプラスに改善し、2023年1月来で最大の伸びとなりました。前年比では+2.3%と、伸びは3月+2.7%から予想以上に鈍化し、2021年1月来で最小にとどまりました。

また、変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.2%と、予想通り3月0から伸びが拡大し、前年比では+3.2%と、3月+3.4%から予想以上に鈍化し2021年3月来で最小となりました。

PPIは、前日の #消費者物価指数#CPI )と同様に、利上げ停止と年内の利下げ期待を正当化する内容でしたが、サービス分野のインフレは上昇し続け、粘着性があると根強いインフレ圧力が確認されたことから株式市場の反応は限定的でした。

同時に発表された先週分 #新規失業保険申請件数 (5/6)は、、、、、以下投資学ゼミにて

🔸 投資学ゼミ
オンラインサロンでは個人面談とかありませんが、
もっとマンツーマン的に
学びたい方はこちらが断然オススメ→ ktatsuzawa0316@gmail.com まで

🔸【人生戦略を教える立澤賢一塾】
立澤賢一オンラインサロンはこちらから
↓↓↓↓↓↓
https://lounge.dmm.com/detail/4016/

・オープンで言えないことは、
こちらのクローズドオンラインサロンで
動画配信やzoomで直接ご質問いただけます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?