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立沢賢一のマーケット考察 2020/03/03

おはようございます

米国株式市場は大きく反発。欧州株は強弱まちまちだし、米株も日中大きく上下にスイングしたが、引けにかけてショートカバーが進み、米ダウは+5%超と史上最大の上昇幅となった。

もちろんこの株価上昇は中銀の協調金融緩和期待がベースにある。しかし、金融緩和に関して言えば、アナウンスメント効果以外どれだけ効果があるのか期待出来ない。

その意味では政府主導の財政政策発動が欠かせない。つまり金融財政の全ての手段を使って、少なくとも需要を増強するという強い姿勢が大事となる。確かに減税が出来れば更に良いが、早急に対応するには財政出動が効果的なのである。

昨日もう一つ目を引いたのは市場のボラティリティーの高さだ。この24時間でも、主要中央銀行、WHO、OECD、世界銀行、国際通貨基金、主要機関のコメントが数多くヘッドラインとして流れ、市場は必要以上に一喜一憂した。

ドル円もとりあえず107円半ばのサポートラインで反発。しかしこのボラティリティーの高さを考えれば、依然としてリスクは両方向にあると思う。

本日のチャート:米株主要3指数の日中値動き

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