【マーケット考察】2022.3.10

米国株式相場は5営業日ぶりに反発し大幅高。優良株で構成するダウ工業株30種平均はダウ平均は一時820ドル超反発し、前日終値比653.61ドル高の3万3286.25ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は460.00ポイント高の1万3255.55で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億9548万株減の12億7528万株。

本日予定されているウクライナ外相会談前、停戦期待に寄り付き後、株価は上昇。主な要因は3つ。

(1) 米労働省が発表した1月 #JOLT 求人件数は1126.3万件と、予想1095.0万件を上回り過去最高を記録した他、12月分は1144.8万件と、1092.5万件から上方修正。雇用統計に続き労働市場のひっ迫を示す新たな証拠となり、3月15-16日の連邦公開市場委員会( #FOMC )の利上げを正当化できる内容であったこと。

(2) ロシアのウクライナ侵攻に伴って急伸していた原油や小麦などの相場上昇が一服したこと。石油輸出国機構( #OPEC )の増産期待に原油価格が高値から大きく反落すると、スタグフレーション懸念も後退。

2月下旬以降に急伸し、米国の物価高を一段と加速させるとの見方が広がっていたニューヨーク原油先物は、有力産油国が増産に動くとの観測から売りが殺到し、一時16%超急落する場面もあり、終値では12%下落。小麦先物も約7%急落し、金やパラジウムなども反落し、インフレ加速への懸念が減少しました。

前日はウクライナのゼレンスキー大統領による #NATO への加盟は目指さない旨の発言がありましたが、昨日は「ある程度妥協する準備がある」と譲歩する用意もあると言及しました。

市場の一部からは、停戦に向けた希望が見えてきたとの声も出ています。ウクライナのNATO加盟の可能性はロシアの侵略の要因であり、プーチン大統領の唯一の要求ではないですが、ロシア軍の撤退を望むなら面子を保つ意味でも、プーチン大統領に何らかの勝利を提供するものだとの指摘も出ています。これを受け、商品市場がきく下落しました。

数日前のニッケルの急騰に代表されるように、ここに来て各先物価格の値幅が一段と拡大しています。その理由は、恐らく3月限の決済日が近づいているからで、今月の決済(3/18)は #クワドルプル・ウィッチング・デーであるからです

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