【マーケット考察】2023.4.20
米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比79.62ドル安の3万3897.01ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は3.82ポイント高の1万2157.23で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は超激薄商いで前日比1252万株減の7億6563万株。
米国企業決算に関して、金融大手モルガン・スタンレーが発表した2023年第1・四半期決算は利益が市場予想を上回りました。ウェルスマネジメント部門の収益の増加が、投資銀行部門とトレーディング部門の不振を補ったのが原因でした。
市場の不安定な値動きや急激な金利上昇を背景に、中核である投資銀行業務が振るわず、投資家のリスク選好度が後退してM&A件数が減少。株式公開を見合わせる新興企業もあるなど、投資銀行にとって逆風が吹きました。
投資銀行最大手のゴールドマン・サックスが前日発表した決算発表と異なる点は、モルガン・スタンレーは投資銀行部門だけでなく、ウェルスマネジメントなどの個人部門を収益の柱としている点です。そこが両社の決算結果の明暗を分けた理由となりました。
モルガン・スタンレーゴーマンCEOは決算発表後、ウェルスマネジメントおよびアセットマネジメント事業における企業買収を検討しており、買収先候補を模索していると表明。今後も収益源の分散化を視野に入れていることが窺えます。
とは言え、同社は今後米国経済が #リセッション ( #景気後退 ) 化するリスクに備え、商業用不動産の劣化やローン返済遅延に備え、貸倒引当金は2億3400万ドルを計上。前年同期の5700万ドルから急増しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した全米12地区の連銀景況報告( #ベージュブック )では、、、、以下投資学ゼミにて
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