米国株式市場4日続伸-マーケット考察-2020.4.28

相場上昇要因は 大きく分けますと以下の3つの楽観的ニュースが昨日は市場に蔓延していたことにありました。

(1) 当初の見込みより多くの州が週内に経済活動再開を検討するのではないかという期待感。注目のニューヨーク州でもクオモ知事は2段階での経済活動再開を日曜日に発表しました。第1段階は先ず建設業と製造業を、第2段階はソーシャルディスタンスの終了とマスクや消毒剤などの生活用品の充実を含めた計画となります。ニューヨーク州ではコロナ関係の入院患者が14日連続で減少し死者数も1ヶ月の最低レベルまで到達しました。

(2) ギリヤドの抗ウイルス「レムデシビル」がシカゴの病院の重篤患者に投与したところ症状が急速に回復したとのニュース。

(3) トランプ大統領やFRBの大胆な景気刺激策も経済が早期回復に向かう原動力として甚大な影響を与える。

一方で、市場は原油価格下落も織り込み、かなり酷い決算発表も無視している状況です。

勿論、「まだ時期尚早」という悲観論もあり、先週にコメントしました様に、楽観論と悲観論との綱引き状態にあります。

今後の市場の焦点は経済活動回復後に移行しつつあります。経済活動回復可能かも第二波感染の有無も明らかになるのは5月後半から6月前半になるでしょう。それまでは大きな相場にマイナスのニュースが出なければベアラリーは続く可能性はあります。

立沢 賢一
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