【マーケット考察】2022.9.2

米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比145.99ドル高の3万1656.42ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は31.07ポイント安の1万1785.13で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億2464万株減の12億8449万株。
 
パウエルFRB議長が先月26日の #ジャクソンホール会合 で、米インフレ抑制のため、金融引き締め政策を「しばらくの間」継続する必要があるとの考えを表明。FRB高官からも積極的な利上げを支持する発言が多く出ました。市場では、金融引き締め政策が長期化し、その副作用として #リセッション ( #景気後退 ) への懸念が強まり、投資家のセンチメントはマイナスになっています。
 
週間の #失業保険申請件数 は、前週比5000件減の23万2000件。3週連続で改善し、本日発表の #米雇用統計 前に、労働市場が堅調さを維持しているとの見方が広がりました。本日発表予定の米失業率は3.5%、 #非製造部門雇用者数 は318,000、時間当たり平均賃金は前年同月比 +0.4%が予想されています。

週間の失業保険申請件数を受け、賃金上昇によるインフレ高止まりを懸念するFRBが、利上げを加速させるとの観測が強まり、ダウ平均は続落して寄り付き一時290ドルまで下げました。但し、4営業日続落していた反動から、投資家の持ち高調整や安値拾いの買いが入り、ダウ平均は終値でプラスに転じました。

昨日から9月相場に入りましたが、市場では、利上げを緩和する気配を見せない最近のFRBの #タカ派 発言の影響で、株式市場が再び6月の年初来安値に向かっていくのではないか?との声も出始めています。
過去の経験則から鑑みますと、年内に安値を再び試すとしたら9月しかないです。しかしそれには、株価が底を打った6月16日よりも大きな相場のマイナス材料が必要だと言えます。

9月は歴史的に株式市場にとって1年で最悪の月となってます。S&P500は第2次世界大戦まで遡りますと、9月に平均で0.56%下落し、56%の確率で相場がマイナスになっています。そして反動するのは10月以降です。

夏休み前の私の【マーケット考察】でも申し上げましたが、、、、以下投資学ゼミにて

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