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現実逃避とルービックキューブ

誰でもそうだと思いますが仕事をする上で、いかに無駄を省きながら効率的に業務をこなすことが求められます。未来を予想してリスクを回避し、ミスが少ない方法を短時間で見つける。毎日がそうじゃなくても、こんな日々が続くと疲れますよね。このような疲れを癒してくれた、ルービックキューブの事を書いてみます。

約1年前になるでしょうか。家族を連れて少し大きめの博物館に行った時、室内にある遊び場にルービックキューブが置いてありました。わたしは小学生の頃、父と一緒に遊びながら6面そろえられていたので、地元の子供達に混じってトライしたのですが、かなり昔のことだったので、からきしダメで「まあそんなもんか」くらいに考えたまま帰路につきました。

しかし以前できたものができないと何となく悔しくて、物置の中から小さくて古いルービックキューブを探し出し、時間を見つけていじっておりました。結局6面をそろえられず、そのうちに壊れてバラバラになってしまいました。悔しさから、どうしても新しい、ちゃんとしたものが欲しくなり家の人におねだりしました。

数日後、ルービックキューブが家に届きました。父と競った昔を思い出し、さらにネットから得た情報を頼りに6面そろえられるようになりました。時間を見つけてはルービックキューブを操作し、夢中になって遊びました。かつての自分と比べて記憶力は衰えており、だいぶ時間もかかりましたが、しばらくすると何も見ないでできるようになりました。

通常のルービックキューブは一面3×3の9マスですが、もっと数が多い一面4×4の16マス、5×5の25マスのルービックキューブがあり、それもやってみたくなりました。私が夢中になって遊んでいるのをみんなが見ていたせいか、今回も快く買ってくれました。


程なくして一面4×4と5×5のルービックキューブが我が家に届きました。パソコン画面の向こうで、素早く華麗に6面そろえている人たちは、若い(しかもカッコいい!)人たちです。わたしのようなおじさんがやるのはどうかと思いましたが、現実逃避が目的ですから、年齢を意識しない様にして没頭しておりました。

ネットを見ながら練習を重ね、時間がかかりましたが、マスの多いルービックキューブも6面そろえられる様になりました。多くの情報の中から必要なものを選び、整理し、自分の記憶力と戦いながらの遊びは、本当に楽しいです。

スピードを競うような大会に出るわけではありませんので、自虐的に申し上げると何の生産性もありません。せいぜい、すごいねーと羨望の目でみられるとか、脳のトレーニングになるかな?ぐらいで、全くもって自己満足の域を得ません。

しかしルービックキューブと出会ったおかげで、楽しい現実逃避をすることができました。いつの日か覚えた情報をまとめて、noteにあげるのも良いのかなと考えています。

思ったよりも長く書いてしまいましたが、現実逃避のお話でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。

しらけん

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