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noteピックアップ2021.3.22-3.28


訪問ありがとうございます。
大学や専門学校で身体の仕組みに関わることや運動・トレーニングについて講義をしながら、運動部活動でトレーニングサポートをしています。

noteでは日々の雑然としたことや、スポーツ選手の体格に関わるデータをまとめています。

このピックアップシリーズでは週に5本、気になった記事を勝手ながら自分視点で紹介させていただいています。

先取りよりも、その時々で必要な取り組みを(早川 琢也, Ph.D.)

主体性を育む練習環境と指導方法、競技力向上と実力発揮のメンタルスキルを研究テーマとして、研究員として活動しながらメンタルパフォーマンスのサポートをされている早川琢也さんの記事です。

やっぱり、小さい時にそのスポーツを楽しいと思うから、

大人になってもスポーツを楽しめたり、

競技性が高くなって負荷が高くなっても続けることが出来るのだと思います。

早期専門化、ということもジュニア年代のスポーツの課題として取り上げられます。様々なスポーツを専門的に行える環境がある中で、「楽しさ」を持たせられるか。持たせられるか、というよりそうでないものを周りが背負わせないで関われるか、というところにもなると思います。

今は高校生年代、そしてそこから競技を始めるという選手へのサポートが多いですが、ここでもそれは同じ。もちろん怪我をしないための取組や期限が定まっている中で考えるべきところはありますが、それでもそこだけで完結しないこと。

もうひと年代上の大学生や専門学校生にも関わっていると、高校年代で関わりが止まってしまっていることもよく聞きます。そこにもつなげられるか。

トレーニングでも「最新のものより最適なものを」ということを考えていますが、方法そのものだけじゃない所にもこの視点は重要であると改めて感じました。


共創で成果を得るために大事な3つのこと。 その① 誰とやるか?(Honmono)

日本の「伝統価値」✖️「働き方」を創出する共創プラットフォーム(HPより) を掲げている Honmono 様の記事。この「誰とやるか?」という部分はとても身近で多くの方が向き合っているところではないかと思います。

共創で成果を得るには

「どういったヒトなら一緒にプロジェクトを進めていけるのか?」

を、はっきりと定義する必要があります。

記事内でも書かれていますが、つい身近な人を集めてしまったり、なんとなく気が合う人同士で始めてしまったり、、、。

そうなると、「プロジェクトの成果」ではなく、「チーム内の最適化」が優先されてしまい、実のあるプロジェクトは生まれにくくなります。

まさしくここですね。個人的にも苦い経験としてあります。

そして、もう一つ大事なこと。

それは、「合わない人は、悪い人ではない。」ということ。

今の段階で違和感のある人、は悪い人ではなく、今の段階で合わないだけです。

相手を責めたり、自分が上とも思ってはいきません。

かつて同じチームで働いていた方がよく口にされていたこと。当時はよく理解できない部分もありましたが、今はその時よりも少しだけわかる気がします。好き/嫌い、良い/悪い、できる/できない というように考えてしまいがちなところです。そのためにも前提部分のプロジェクトの成果に何を求めるか、がここにも関わってくるのかな。


《先生なのに?》フリーランスという生き方(タノ先生の未来の教育日記)

現職は小学校教員ですが、転職活動をされているというタノ先生の記事です。私自身もフリーランスという形で活動していることもあり気になりました。

人材が不足している学校現場におけるフリーランスの教員。そういえば私の母親もそのような活動をしていた時期がありました。今の自分と同じくらいの時ですね。

長年教員を行なってきた方が、あえて退職して講師登録をして、
欠員を埋め、学校現場の解決を行います。

働き方の魅力は、フルタイムか時間講師を選択することもできる点です。
自分でいろいろなことをやる必要はありますが、午前中だけ働いて、午後は副業をしたり、自分の趣味、勉強に費やすこともできます。

学校外とのつながりが増え、心に余裕ももてる。
そして、講師が不足している中で間違いなく需要が高く、これから先もそれは高くなることが続きます。

正規の教員とフリーランスの教員がうまくかみ合うことでもたらされる利益は大きいと思うんですよね。色々な立場の方が1つのミッションに向かうことで多様な視点も生まれるし、それぞれの強みを生かした活動もできる。

学校の先生はサバティカル休暇などは取れるんでしょうかね。社会で問題になっているような非正規雇用の問題もありますが、そういう制度の活動にもフリーランス教員が活躍する場もあるのではないでしょうか。


時間内にできたものが実力(原岡賢)

スポーツや食を通じて、一人一人の生き方を見つける一助となれるような活動を展開している、原岡賢さんの記事。元ラグビー選手で現在はフリーランスの栄養士として活動しています。

期限内に、または本番で出たものが
実力の全てである、ということです

多くの場面で自分自身にも感じますし、サポートしている選手に伝えることもあります。その日、その場所でいかに発揮できるか。テストなどでも同じですね。そこに至るまでの「準備」が何かしら足りていないわけです。

トレーニングに「特異性の原則」と呼ばれるものがあります。原則というよりも原理、かな。「受けた刺激に対して最も得意的に適応する」、つまりやったことが伸びる、やったような形で成果が一番出る、ともいえるでしょうか。

野球が上手くなりたいなら野球をやるのが一番いい

と言えます。違う見方をしていけば

怪我をした時には怪我をするような刺激が身体に入っている、怪我をするような姿勢や環境で運動している

というようにも言えますね。さらにそれを掘り下げていければ、普段の練習と試合の違い、、、なども出てきます。そこを普段からどう詰めていけるか、あるいは突発的な状況に対応できるか、これも準備になります。

時間内にできたものが実力だから、
使える時間は全て使って最高の結果を出そう!

練習としての時間、だけでなく普段の時間もそう。時間が定まっているならば、その中で全力を出せるか。試合が終わって体力的に元気です!が必ずしもいいわけではないです、目的を達成できていなかったら尚更。

SMALL RACEという考え方(EKIDEN News)

駅伝好きによる、駅伝好きのための、世界中のあらゆる長距離レース、そして駅伝を楽しむためのニュースサイト(Facebookページより引用)

昨今の状況下でスポーツイベントを取り巻く構造を変わっていきます。その中で目標やイベントの大切さ、”OTT(大人のタイムトライアル)"というイベントを通じたSMALL RACEの立ち位置、意義についてもかかれています。

これまでの大会は「より多くの人」に参加してもらうことを集まってもらうことが目的となっていました。より多くの人が集まるとエントリーフィーによる収入も増えるし、多くの人に目に触れることで広告収入も見込めたからです。一方で、より多くの人を集めるためには、規模がどんどん大きくなるにつれ、予算もどんどん膨らんでいく。損益分岐点に達するには、より多くのランナーを呼ぶ必要があるし、エントリーフィーだけでは賄えないからスポンサーも必要となってくる。近年のマラソン大会はこのスパイラルに陥っていたように感じます。
無観客であったとしても、そこには出走するランナーや運営をささえる熱意あるボランティアの方々が集います。つまり、あるときはランナーとしてレースを走り、走り終えたら、別の組を走る選手に声援を贈りながら、ボランティアとして会場の片付けを手伝って帰る。ひとりで「ランナー」「観客」「ボランティア」と3つの役割を果たすことで、たとえ無観客だとしても、熱量のあるレースは作れるということがOTTの運営を通じてわかってきました。

スポーツイベントを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続きます。それでもこのように「する」「見る」「支える」という側面を網羅する取り組みは今後スポーツの価値や位置づけを考えていく上で重要度が上がってくるものでもあると考えます。

以前に友人がRunフェスというイベントを開催しました。スポンサードしてくださっていた企業もありましたが、共通する取り組みも多かったなぁと思いだしました。周回コースで選手を何回か見られるというのはいいですよね。マラソンや駅伝を沿道で観戦したこともあります。そのスピードに驚愕しましたが、あっという間でした。東京マラソンのようなイベントであれば移動しながら追いかけられますが、トップ選手ではそういきませんしね。

あとがき

今回も沢山の記事をありがとうございました。1つの記事がまた色々な記事を紹介してくれてフォローしている中では見つけられないところにまで広がっていきます。自分がどういうことに引っかかるのか、何に関心があるかといった内省にもつながっています。

音声メディア「voicy」代表の緒方憲太郎さんがご自身の配信で

「次はどの声とつながりますか?」

というフレーズで締めていらっしゃいますが、そういう感覚があります。

移動も多いので、voicyもよく利用させてもらっています。文字から伝わってくるもの、声から伝わってくるもの。テレビ番組のように練り上げられたものとは違う、より人間味や実感をもてるものの魅力というのをこの1年、特に感じています。

今週書いたnote

日々の記録は「絵日記」に格納しています。毎日更新しています。


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読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。