・・・・以下、和歌山地検への取材申し入れ書(テキスト版)・・・・
2024年5月7日
和歌山地方検察庁検事正 柴田真様
先日は私の取材申し入れに対し、ご対応下さり、ありがとうございました。和歌山カレー事件について、新たに貴庁に取材させて頂きたいことがあり、連絡させて頂きました。
以下、貴庁への質問などをまとめていますので、ご対応をお願い致します。
片岡健
※私の住所や連絡先は同封した名刺に記載している通りです。
【貴庁への質問】
貴庁は林眞須美氏の確定審において、林氏が死亡保険金目当てに夫や知人男性を殺害しようとヒ素や睡眠薬を飲ませた事件が23件(内訳は公訴事実4件と類似事実19件)あったかのように主張しました。林氏は23件を全て否認しましたが、確定判決では、23件中6件(内訳は公訴事実3件と類似事実3件)が事実と認められたうえ、林氏が和歌山カレー事件の犯人であることを示す間接事実であるかのように判示されました。
しかし、私が和歌山カレー事件について取材する中、以下2点の事実が判明しました。
(1)上記23件の事件のうち、3件の現場である岸和田競輪場、■病院内の食堂、喫茶店■において、貴庁も和歌山県警も裏付け捜査を一切行っていないこと(※筆者注・■は、原本では実名)
(2)そもそも、貴庁は林氏の確定審において、上記23件の事件の現場で裏付け捜査を行ったことを示す証拠を一切提出していないこと
これらの事実に照らせば、上記23件の事件はいずれも、貴庁と和歌山県警が林氏を和歌山カレー事件の犯人とするために捏造した架空の事件だとみるほかありません。
何か反論があるようでしたら、お聞かせ下さい。
【回答期限】
回答期限は本年5月15日(水曜日)の午後5時とさせて頂きます。
貴庁が回答期限の延期を必要とされる場合、ご相談頂けましたら幸いです。
【特記事項】
今回の取材申し入れについては、公開質問の形をとらせて頂きます。本書面が貴庁に到着次第、私が運営しているnote(URLは以下の通りです)において、本書面を公開しますので、ご承知おき下さい。
●私のnoteのURL https://note.com/ken_kataoka/
・・・・以上、和歌山地検への取材申し入れ書(テキスト版)・・・・
〈5月15日追記〉
本日午前10時20分過ぎ、和歌山地検の広報官の奥田氏より電話で伝えられた回答は次の通り。
「事件の内容に関わることなので、お答えできません」