和歌山カレー事件「あるヒ素鑑定人の死」と「葬り去られた鑑定書」
59歳の若さで
このnoteでも冤罪であることをお伝えしてきた和歌山カレー事件で、無実を訴えている林眞須美死刑囚(62)が第三次再審請求を行った。第二次再審請求では、「カレーに入っていた毒物は、ヒ素ではなく青酸だった」として無罪を主張していたが、今回の第三次再審請求では、「犯行に使われたヒ素と林死刑囚の周辺で見つかったヒ素は同一物である」とした鑑定(以下「ヒ素の異同識別鑑定」)が不正なものだったなどして再審の開始を求めている。
そんな中、林死刑囚の裁判に鑑定人として関