第0回 『吹井賢の斜に構えて』
始めに
はじめましての方ははじめまして。そうではない方はいつもお世話になっております。吹井賢です。
ここ、noteにおいては、アニメ・漫画・ライトノベル等々の、感想や考察を載せていければと考えています。たまには政治や社会学のことも書くかもしれません。
表題にある『吹井賢の斜に構えて』は、このコラムの名前のようなものです。
ところで、皆様は「斜に構える」の意味をご存知でしょうか?
この言葉には大きく分けて二つの用法があるそうです。
一つは、「斜(しゃ)に構える」と読み、「捻くれた態度を取る」「物事を正面から見ない」という、皮肉屋や不真面目な様を意味します。
さて、もう一つは何かと言うと、「斜(はす)に構える」と読み、「身構える」「改まった態度をする」というような意味です。
なお、「斜に構える」の語源は剣術だと言われています。
時代劇を連想するとイメージしやすいと思うのですが、相対する敵に対し、剣士は両手で柄を握り、その切っ先は相手の喉元や眉間に向けている。刀が斜めになっているわけです。
あるいは、剣道の脇構えや空手の半身の構えのように、自身の身体を斜めにし正中線(※身体の中央を走る線。眉間や喉、股間のように人体における弱点が集中している)を隠して、刃や拳を相手に向けている。
そのような様から「斜(はす)に構える」は、本来的には、「真剣な態度で相手に臨む」を意味するそうです。
こちらのコラム、『吹井賢の斜に構えて』は、どう読むかを明記していません。
吹井賢が捻くれた見方で小説の感想を言うのだと考えてくれてもいいですし、真剣な態度で作品に向き合うのだと思ってくれても構いません。
どちらになるんでしょうかね。
僕自身も楽しみです。
どちらにせよ、このnoteが、皆様の一時の楽しみになれば、それが筆者にとって最高の喜びです。
それでは吹井賢でした。
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