【033】ブッダの生涯-【9】(仏教哲学の世界観第2シリーズ)
鉢で受けた物だけで生きるということ
前回は仏伝に話が戻り、お釈迦さまの物語が語られました。
お釈迦さまは悟りを開き、しばらくは楽を味わっていました。そこにタプッサとバッリカという二人の商人からお布施をいただきます。
これが悟りを開いてから最初の食事でした。
仏伝による描写には、二人の商人の元親戚の神からお布施を促され、
お布施を受けるお釈迦さまには天の四天王より献上された鉢が使用されました。
このようにお釈迦さまが食事をいただくまでのエピソードが「他人からの提供に依存する」