欲場

最近、お風呂場で考えることがある。
「私はAさんのことがほんとうに好きなのだろうか。」
そんなことを考えながら湯船に浸かる。
考えても、考えても結論は見当たらない。
なんというか断定したら、いけない気がして。

今のAさんが好きだ。でも、過去のAさんは嫌だったかもしれない。そういう心の動きが未来でもあるかもしれないな。

こんな事を考え、湯船から出た私は再びシャワーを浴びる。結局、結論が出ないままお風呂場を後にした。

自室に戻り、一息つく。
お風呂場での問答が頭をよぎる。
多分、こういうことをうだうだ考えている時点で私はAさんが大好きなのだなと思った。

そんなことを日々繰り返しながら生きている。

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