見出し画像

なんでもない日のなんでもない日記③

僕たちは気が狂いそうなほど季節を気にするのに、季節の方は僕たちに目もくれず毎年毎年その年の気分で気候を動かす。全くもって腹立たしい。今年の夏は去年よりも暑くなく、ヌルッと秋に変わりつつある。なんでかわからないけど毎年この季節は寂しかったり虚しくなったりして涙腺が刺激される日の連続になる。

八月は色々あってすごく長く感じた。卒業製作でスタジオに缶詰になったり、バイトをいつもより多く入れたりと"夏休み"なのに本末転倒な気がする。毎年思うなこれ。
特に上旬の一週間は富山県に住み込みのアルバイトをしに行っていて本当に長かった。一週間じゃなくて一ヶ月間くらいあったんじゃないのか…?(精神と時の部屋かよ)    別に仕事も人も全然嫌じゃなかったんだけど寝ても起きても同じ場所っていうのがどうにも慣れなくて。やっぱり僕にとって生活する環境は生きていく中での一番の優先事項なんだろうなと再確認した。
すごく稼げて、それも良かったんだけど一緒に住み込みで働きに来ていたベトナム人達と過ごせたことが何より良かった。みんな優しくて仕事中にも仕事終わりにもお菓子とかお酒とか色んなものくれてみんなより圧倒的に仕事に慣れていない自分に嫌な顔一つせず接してくれた。仕事をしてる時も、業務もするけどちょこちょこサボるよ!っていうスタンスで日本人にはない良い不真面目さを持っていた。疲れてネガティヴな思考に陥ると良いことなんか一つもないもの。責任感もお金も大事だけど、自分が楽しく過ごすにはどうすべきか正直に向き合う事はもっと大切だと思う。自分は就活すらやってないけど(笑)


八月の下旬にはサークルの合宿に行った。二泊三日で丹後に行ったんだけど本当に楽しかった。四年間のうちにこんなにも自分の中でかけがえのないコミュニティになってたんだなと自分でも驚く。同級生はもちろん、先輩も後輩もすごく良い人たちに恵まれた。
夏休みも後半に入ったから、夏休みが終わって学校が後期に入ればきっとあっという間に卒業してしまうんだろうな〜、なんてことばかり最近は考えている。
今までは卒業なんて喜びしかなかったし、1ミリも未練がなければ戻りたいとも思わなかった。だけど今は卒業したくなくて仕方がない。それくらい今は美しくて愛おしい。友達も先生も好きな人ばかりだな。あとやっぱり京都が好きだな。もう帰る場所は広島じゃなくて京都って思うくらい。高校の時に周りの人の言う事ほとんど無視して自分の意思でこの土地と学校を選んで良かったと心底思う。僕の人生は意外と右肩上がりなんだと確信してる。卒業した後の不安はたくさんあるけど人間なんやかんや生きていけるよな、で毎回考えるのやめちゃうしなんとかなるよな。

全然終着点を考えずに書いてたからグダグダ長文になってしまったな。というかそれくらい八月は色んなことを考える時が多かった。あとジンジャエールのことを美味しいと思えるようになった。
まあ、ダラダラ考えてても仕方ないし残りの時間も楽しく過ごせたら良いな(笑)