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【胸糞悪い話】壊されたトランペット

僕の家は学歴社会だった。

いや、なにそれ?

って笑われるかもしれないど

今日は今まで蓋をしていた自分の気持ちを
ありのまま話そうと思う。

僕には2つ上の兄がいて
兄はとにかく何でもできた。

勉強も、運動も、スポーツも。

そして親戚同士で集まると
何処の大学に受かったとか
偏差値がいくつの高校に行くとか
親同士が
子供を使って
今でいうマウントの取り合いをしていた。

だけど僕は勉強が出来なくて
ずっと音楽が好きで
吹奏楽部でトランペットを吹いてる時間が
一番楽しかった。

そんな僕をしり目に当然のように兄は
地元でも有名な高校にいき
僕にもその高校に行くように両親が

押し付けた。

僕は行きたくなかった・・・
というか勉強をそこまでしたいと思ってなかった。

その旨を両親に伝えると

誰のおかげで部活が出来てると思ってるんだ!

と言って

トランペットを壊された。

その瞬間

怒りとか恐怖とか何の感情もわかなくて

頭が真っ白になった。

だって、トランペットは学校から借りてるもので

自分の持ち物ではないからだ。

呆然と立ち尽くす僕に両親は一言

これで、勉強に集中できるでしょ

と清々しい顔つきで言った。

そして更に

学校には自分で壊したって言いなさい。

家族に迷惑をかけたくないでしょ?

と付け加えた。

・・・

ここで言う家族とは

両親と、成績の良い兄であって
僕が入っていないのは

なんとなくわかった。

中三の時に三者面談があった

学校の先生からは普段から大人しい良い子
と思われているし
母も反抗期がなくて育てやすいと言っていた。

当然、吹奏楽部はとっくの前に自主退部していた。

成績はそこそこ良かった。

なぜなら勉強しないと
殴られて家から出されたからだ。

どんなに泣いても朝が来るまで家に入れてもらえなかった。

そういう事が起こる度に

あなたが勉強しないからよね?

学校にはうまく言っといてね。

のセットを告げられた。

僕は何の為に生きてるんだろう?

と思いながらも

高校受験に受かった時は

涙が出た。

受かったからじゃない。

もう殴られずに済むと思って
安心したからだ。

高校生になってからは

もっと悲惨だった。

授業中
気持ちが悪くなっていきなり吐いたり
気づいたら泣いてたり

学校に居ても辛いし
家に居たらもっと辛かった。

当然友達なんて1人もいなかった。

そしてまた大学受験のシーズンがきて
テストの結果が出る度に
親に殴られて

そこら辺から記憶があんまりないんだけど

気づいたら公園で寝てる・・・

なんて時もあった。

このまま大学に行ったら
自分が死ぬか、親を殺しちゃうと思って

高校と卒業と同時に家を出た。

18歳の家出した自分を迎えてくれる所なんて
ほとんどなくて

夜の道に進んだんだけど

人と会話した事なんてほとんどないから
全然うまくいかなくて

出来る会話なんて偏差値いくつの高校に行ってた
くらいで

その度に

頭いいじゃん!親の教育が良かったんだね!!

と言われると

思いっきりナイフで心臓をぶっ刺される感覚に襲われた。

たまに仕事がない時に街を歩いていると

うわ・・・あいつホストだ・・・
頭悪そう・・・

みたいな目で見られる事があるんだけど

僕とあなたの間に、いったいどんな差があるっていうんだろう。
あなたはそんなに楽しそうに街を歩いているのに
なんで僕はそうじゃないんだろう

と思う。

たまに勇気を持って
自分の生い立ちを話すと

親のせいにするなよ

って言われる事があるけど

そういう事を言っている人は家庭環境で
悩んだ事があるんだろうか?

殴られた事があるんだろうか?

トランペットが壊された事が
あるんだろうか?

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ご覧いただきありがとうございます。

僕から、この方に伝えられる事は

愛してる。今度、俺の前でトランペット吹いてよ。

です。

この方の様にお話を聞かせてくれる方は各種SNS載せておりますので
是非メッセージをください。
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もちろん個人が特定されないように配慮致します。
誰かの生きる希望になるかもしれません。


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