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拝啓、「ラスボス」シーホース様

シーホース三河さんへ

今日、我らが名古屋ダイヤモンドドルフィンズはシーホース三河に勝利し、クラブ史上初のCSセミファイナル進出を決めました。

僕がドルフィンズを応援し始めたきっかけは、中学生の時にたまたま三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(当時)の県体(当時)での試合のチケットを貰ったことでした。
まだ今のようなバスケの盛り上がりが無かった子供の頃。それでも地元のアイシンを母体にタレントを揃えて屈強だったシーホースは既に地域に根付き、一定の存在感を放っていた印象があります。県外企業でしかも弱小の三菱とは対照的で、勝つどころか肩を並べる日が来ると想像すらできなかったのではないでしょうか。
その記憶はBリーグ開幕以降も残り、シーホースには大袈裟に言えば「ラスボス」という印象が常に付き纏いました。

今日は初のSF進出を決められたことだけでなく、その相手がシーホースだったことで、「もしかしたら、あの頃から少しは追いつけたのかな?」と感じられたことが何より嬉しく思います。もちろん、少し時間が経てば、またすぐに「ラスボス」として厳しさを叩きつけてくるのかもしれませんが・・・。

また多くのアウェイブースターもドルアリに詰めかけ、コーナーの一角に陣取り、今までにない熱くヒリヒリとした雰囲気を体験できたのも素晴らしい経験になりました。来季からは同地区になり、またお互いに新アリーナの話も動き出していますが、毎回これくらい熱いアリーナを作り出していくことは、この地域に良いバスケットボール文化が花開いていくことにも繋がるのかな、と勝手に想像しています(もちろん、他の県内2クラブも含めてね)。

繰り返しになりますが、今日は本当に素晴らしいアリーナ体験ができました。

来季もチャレンジしがいのあるラスボスでいてね。

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