趣味としてのカメラ 1
3年は確実に経っていると思う。きっかけは父が亡くなったことだった。
昭和一桁生まれの父は多趣味で形(カタチ)からはいる気があった。なので家にはモノがあふれ遺品整理にはかなり時間がかかったが我々息子娘達にとっては昔話に花を咲かせるにぎやかな機会でもあった。
ところで、私はダンスイベントの仕事をしている。ラテンダンスだ。踊っている写真があると他の人にわかりやすいと思っているのだが、身の回りにある写真はどうもおしゃれすぎたり、極端なポーズだったり、身内の集合写真だったりと今一つ私の思う雰囲気が伝わらない。
あるとき父がこの世に遺した数台のカメラを前にして「そうだ!自分で撮ればいいんだ!!」と思った。
ケータイカメラでもなく、レンズの交換できない小さなカメラでもなく、ちゃんとレンズが交換できる「ちょっといい」カメラを買おう!
それから、父が自慢していたLeicaについているレンズも使いたい!
ということでカメラ探しを始めた。一方でカメラに関する知識が全くなかった。
その割に、結果的に、買い求めたカメラは今でも大変気に入ってる。
というわけで、、カメラにまつわる自己満足の表出でもありどこまでお付き合いいただけるか不安でもある。
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