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昭和ノスタルジー

バリバリ昭和の人である自分にとって 最近の昭和ブームは マウントをとれる場面もあって はっきり言っておいしいブームだろうと思う。

今の若い人(という言い方が・・)にとって 昭和時代ってどう映っているんだろう? 自分に例えてみるとどんな感じなんだろう。

そんなことをつらつら考えていたら 自分の場合、、というか昭和の後半期生まれには平成・令和と決定的に違うところがある ことをいまさらながらに気づいた。

自分が20代のころ、生まれた年を起点にさかのぼって20数年前は 戦争をしていて しかも状況は悪くなる一方な頃なのだ。 なので 過去を振り返ることはかなり勇気のいること と当時思っていたし その時の社会の感覚としても 今(当時) そして未来は 過去に比べ圧倒的に 間違いなく 良くなっている! と「定義」されていたように思う。 (当時の自分が)生きている今より 生まれる前の過去がよかった、という感覚はほぼなかったと思う。

家庭では 両親は戦争まっただな中に生まれ育った世代で 例えば食べ物を残すと 私たちの子供のころは、、 という話がはじまる。 もちろんその時点では高度成長消費社会「飽食の時代」ともいわれ 食べ物を残すことも日常あったにも関わらず ここぞ! の時のお説教として お腹すかせ悲惨でみじめで恐ろしい過去 が語られていた。 そして家庭内ばかりでなく学校や社会でも このような傾向はあったように思う。 私が人一倍怖がりで そんな話を本気に恐れていたからかもしれないが 思い返すと 過去は悲惨で怖いもの という刷り込みすらされていた と思えるほどだ。
そんな時代感の中で私たちは育ってきた。。

小さいから行っても意味ないと言われて行けなかった大阪万博 町にあふれる子供向けの絵本では 素敵な未来を具現化した万博をアピールして いけなかったことをいまだに少し悔やんでいる。 21世紀の未来は 原子力船が海を渡り 超音速旅客機が当たり前となり 月や火星に人類は進出している。 中でも腕時計のようなテレビ電話は スマホで実現でき リアルなお金の出番がへって 電子のお金が幅を利かせてきた。そして当時は思いもよらなかった 落とし穴の存在が 私たちの生活に不安をもたらしている。 原子力は基本的に悪 超音速旅客機は燃費が悪く 環境の問題もあり 今やすでに過去のもの。 情報の先端にいたテレビは勢いがなくなり不信感をもたれ消滅の危機と哀れみすら言われている。 本人が本人と主張してもかなわず 本人確認証がないと本人を証明できない。 21世紀の大阪万博は開催前にすでに様々な批判を受けている。

正直なところ 今(2024年)が希望していた未来なのか? と問われ YES と答えられる 昭和人はあまりいないのではと思う。それがネタでもある話題の「ふて程」なドラマも人気だし。 でも 将来=いい時代 と刷り込まれた昭和人としては、 未来は、先の時代は、 今よりも 楽しく 面白くて 凄いんだ!と やっぱり考えたいと思う。 

個人的に気になるテーマであるので、、今後もこの稿は更新するかも…


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