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【環境全解剖】ヒストリックについて語る【MTGArena】

割引あり

どうも、ヒストリックラブおじです。

MTG ARENAにヒストリックが導入されてから今に至るまで、ほぼ途切れることなくやり込み続けてきたので、そろそろヒストリックとは何かを想い出がてら語ってもいいかなとか思いました。なので適当に語ります。

全て個人の主観に基づきつつ適当です、悪しからず。
2万字超えです、覚悟して読め!

デッキリスト集約とか結構大変だったので購入してください、カード買いすぎてお金がありません。助けてみて。



ヒストリックとはどういう存在か

まずヒストリックというフォーマットとは何か。MTGAがリリースされたのが2018年。当時はイクサラン、ドミナリアからラヴニカあたりが遊べて、灯争大戦でPWだらけになったエスパーコンが強かったので愛用してた。5テフェが嫌われてキッパッペでネタ化したのもこの頃。

【エルドレインの王権】リリースに際して、初のローテを迎えたアリーナでは、ローテ落ちするカードをどうするか?問題を新たに独自フォーマット【ヒストリック】で解決した。
とは言っても、ヒストリック制定当初はメタもそのまま、少し前のスタンが引き続き楽しめるといった様相だった。
すでに新フォーマット【パイオニア】制定も決まっていたため、ココからアリーナにはパイオニアも遊べる役割を求められていくかというところでのヒストリック。
なお、あくまでヒストリックはヒストリックであり、パイオニア化はしないと言っていた。

当時〈荒野の再生〉でブイブイ言わせていた〈運命のきずな〉はつまらんのでBO1では禁止だった。
この頃俺は〈ヴラスカの侮蔑〉をありがた〜く使っていたところに〈むかしむかし〉や〈王冠泥棒、オーコ〉が出てきて椅子から転げ落ちていた。シミック強かったなあ…
当時はアリーナ上でのカード資産も少なく、デッキを組むのが大変だった。

制定当初の懐かしの想い出はこれくらいにして、
ここからはヒストリックの歴史を語りたい。
禁止カードや使えるセットについてはこちらへ

旧ヒストリックの変遷あれこれ

【ヒストリックアンソロジー1】導入 2019/11/21

あまりにも平凡なカードたち

まずはフォーマットスタートに際して20種の新規カードが追加された。今見るとショボすぎる内容ながら〈魂の管理人〉〈炎樹族のシャーマン〉あたりは今も見るカード。こんなに昔からいたんだよな。
要約すると「マジックの歴史を感じられる名カードを、モダンやらの下フォーマットの劣化にならんように収録していく」ということだった。
ウィザーズにはこの気概はもうないようだが…

晴れて本格的にフォーマットがスタート。
とはいえやれることはスタンに毛が生えた程度。
当初はヒストリックのカードを作成するのにワイルドカードが2枚必要だった。なぜ?
その後改善されました。
同年末にはBO3のランクマッチが実装された気がする。

このあたりはテーロスで〈自然の怒りのタイタン、ウーロ〉が出たり、猫かまどで皆んながイライラしたり、0マナむかしむかしらせんオーコウーロニッサ原野ゾンビワラワラでキャッキャしていた。どうかしている。
メインから論争やら帳やらで異常事態になったいたため、主犯格〈王冠泥棒、オーコ〉をはじめ、〈夏の帷〉〈むかしむかし〉〈死者の原野〉が「一時停止」に。
このへんは大体はパイオニアの後追いのイメージ。
「カード追加で許される時が来るかも」という理由づけでワイルドカード補填を避けたように見えたが、後に結局禁止されるし未だに許されてもいない。


そんなこんなでようやく落ち着いたところへ、

【ヒストリックアンソロジー2】導入 2020/3/12

誰得サイクリングランド

〈スレイベンの守護者、サリア〉のインパクトだけのセット。〈無駄省き〉〈メロウの騎兵〉は今も使っているデッキもある。
気持ち程度のトークン&土地対策で〈原野〉が何故か解禁され、上記の〈オーコ〉らは禁止に。本気でまた使用できると思っていたのか…

ほな次はということで【イコリア:巨獣の棲処】が追加された。ヨーリオンパワーで大暴れした創案デッキやルールスさんが懐かしい。マナも手札も関係ない世界。
完全にマジック2をしていた。


さらにここで

【ヒストリックアンソロジー3】導入 2020/5/12

うーんこの

正直ウンコ。〈ファイレクシアの抹消者〉はシェオルが出る前の黒単のエースだった…エンチャントレスの主力カードだったり雑多な印象。
〈掘葬の儀式〉は後に再録されるしよく分からん。
当時は愛用していた人間デッキを支えてくれる〈古代の聖塔〉に喜んでいた。

その後、〈ウィノータ〉の身代わりで〈裏切りの工作員〉が禁止されて〈創案の火〉も禁止されて〈ウィノータ〉も結局禁止されて、
〈荒野の再生〉とセットで〈時を解す者、テフェリー〉が消えていった。このあたりは禁止しまくり。
テフェリーは今の環境ならナーフ以前の状態で解禁してもいいと思っている。

【Jumpstart】導入 2020/7/16

インパクトはなかった

そして2020年。【Jumpstart】で〈コーの精霊の踊り手〉が来てオーラが成立した。〈鎖鳴らし〉だけではスピリット組めないよなーとか。次のエルドレインでフェアリー強化で活躍しそうな〈ウーナの黒近衛〉とか、シブいのがチラホラ。
枚数多すぎる&作ってないカード多いから画像は自分でサーチしてみて。

誰も使ってないけど〈渋面の溶岩使い〉、エルフを支える〈エルフの大ドルイド〉とか、後々コンボになる〈二重詠唱の魔導士〉とか、とにかくカード種類が多くて、未だに「こんなのあったんだ」の宝庫。
なお強すぎるレアは置き換わっている。
ヒストリックで微妙な「これないかなー」はこのセットから探せ!

そろそろヒストリック制定から1年ほどで結構なカード量になってきたところ。

【アモンケットリマスター】導入 2020/8/14

リマスターシリーズの始まり

何故かアモンケットと関係のない、いくつかのパワーカードを無理やり収録していたりする。入れとかないとバランス取れないと考えていたのかな…
〈思考囲い〉〈安らかなる眠り〉〈集合した中隊〉はココから。
パイオニア化はしないと言ったが、後にエクスプローラーとして使用されうるパイオニアのカードがここからリマスターによって収録されていく。

レアだけでこんなに

とはいえ、所詮はアモンケットなため、そこまで大きくインパクトを与えることは無かった。
たしか、〈神の怒り〉でまともな全除去が使えたので青白コントロールを引き続きまわしていた。

その3ヶ月後2020年11月にはマロー絶賛セットだった、あの【カラデシュ】が帰ってきた。

【カラデシュリマスター】導入 2020/11/13

カラデシュすごい、すごいんだ

「エネルギー」のシステム、多数のアーティファクトに加え、霊気池デッキも少しいた。すでにプールには〈絶え間ない飢餓、ウラモグ〉がいたため、クソゲーだった。
〈歩行バリスタ〉〈守護フェリダー〉など問題児は収録外。いい加減バリスタくれ。
全体的にパワーは高かったし、かなりカラデシュカードのデッキも流行った。

良いカード多いね

ファストランド収録で、ようやくアグロが息をしだしたこの頃〈創造の座、オムナス〉が出オチ最速即禁止されたり、〈自然の怒りのタイタン、ウーロ〉がようやく禁止されたりしてた。
青赤、赤白、白黒あたりのファストはかなりのアグロデッキを活性化させてくれた。

【ヒストリックアンソロジー4】導入 2021/3/11

うーんこの2

全体的に誰得?アモンケット、カラデシュで入れとけやみたいなセット。
使われてるのを見たことがないカード多し。〈死の影〉だけは未だに最前線。
この頃には【ゼンディカーの夜明け】【カルドハイム】で両面土地が入ったため、いよいよどのデッキもマナベースがガバガバに。
マナベースのガバガバ具合はヒストリックの特徴の1つ。今のところ咎めるカードもなく、ウィザーズは追加する気もないらしい。トロンがないからなのか?

【ミスティカルアーカイブ】導入 2021/4/15

普通のイラストも選択できるようにしてほしい~

【ストリクスヘイヴン:魔法学院】と合わせて実装されたが、前回からわずか1か月足らずでさらにカード追加のハイペース。
懐かしの名呪文を特殊イラスト枠で再録というセットだったが、結構なハイレベルなスペルも多く、しかもわりとそのまま突っ込まれていた。
オーダー、デモチュー、チャネル、ソープロ、カンスぺ、稲妻、ダリチュは流石に禁止されているが、今から解禁してほしい。
8月末突如として開催された【禁止解除ヒストリック】は最高のイベントです。

〈記憶の欠落〉はコントロールデッキがそれしかまともなカウンターがなく挙って採用したため禁止に。ほなまともなカウンターよこせぇい!
〈時間のねじれ〉も悪用が多く禁止された。これは禁止しなくてもよかったとは思う。
〈汚れた契約〉を使ったコンボが流行って何故か〈タッサの神託者〉が禁止されたあたりはパイオニアと同じ。何気に青単信心が打撃を受けていた。
この頃は〈稲妻のらせん〉でジェスカイコントロールを回していた。ちょっとコントロールミラーが多く、環境に偏りがあった感じはする。

【ヒストリックアンソロジー5】導入 2021/5/27

実用的セット

比較的いい塩梅のカードが多かったヒスアン5。
エリシュ、ジンギタあたりは未だにリアニされる。
コラコマ、回収、レリックあたり有難かったな~。
この頃もコンボが多く、全員がブレストしていたため〈渦まく知識〉が禁止に。このときの「お気持ち表明」はよく分からんかった。
今ならオークシェオルだらけやし、イケるイケる!

そして2021年夏、激震が走る。

シン・ヒストリックの幕開け

【Jumpstart: Historic Horizons】導入 2021/8/27

混沌の始まり

このあたりから、現行のヒストリック環境のカオスさを帯びてくるように。
すでにある程度出来てきていた各種デッキの足りないパーツをバラまくがごとく、無差別に収録されたカードたち。その数、新規実装は370種ほどらしい。あまりの数に環境理解、カードプール把握はここで不可能に。

こちらはまだかわいいヤツら

一定数イイ感じの新規カードは助かったものの、大きな波紋が。
デジタル専用であることをいいことに、「永久に」「創出する」「抽出する」という謎キーワード能力とともに、謎のオリカが大量に実装されてしまったのだった。
この時全員が思っただろう、「何これは…」と。

さらに悪いことに、モダンを変えてしまった【モダンホライゾン】シリーズからもカードが追加。

※実際はモダホラは2回に分かれてるが検索の仕様上一緒に出てしまう

それまで、特殊セットのカードを除き、なんだかんだ色んなデッキの実験場的な環境だったヒストリック。過去のスタンの強いデッキに新カードコラボ改良版とか、オールイン謎コンボとか…
このセットの追加で大きく様相が変わってしまった。
そらそうとしか言えんが、モダホラのカードがいきなりパイオニア未満のカードに相対することになるのだから大変な変化が。
ドカッとパーツを収録された忍者やスリヴァー、マーフォークがここでデッキとして一応完成。

既に一線級だったイゼフェニで大暴れした〈ドラゴンの怒りの媒介者〉と〈邪悪な熱気〉がナーフされたり。

なんやねんこれ

ん?ナーフ?何言ってんだよ父さん…!
そう、これ以降は強すぎたらナーフ、弱すぎたらバフのオリカマジックが始まっていった。
当初は上記のオリカが強すぎたら調整するよ~という試みだったが、蓋を開けてみると大変なことに…。
打ち消される船砕き、ターン制限のリーア、5マナドローなしのオムナスなどなど…
ウィザーズ的に強く作りすぎたor弱すぎた/思ったより使われなかったシステムなどをフィーチャーしたテコ入れ。

【アルケミー】シリーズ、始まる 2021/12/9

地獄の始まり

オリカ実装から数か月、【イニストラード:真紅の契り】実装に合わせて完全アリーナ上でのオリジナルフォーマットとしてアルケミーが実装された。
スタンダードのカードも調整され、もはや原型をとどめていないカードもあった。
この時、すでに禁止されていたオムナスをドヤ顔で5マナにして解禁していた開発陣。禁止カード→再調整解禁、強すぎたカード→ナーフをしていくのだが、最悪なことはこの調整がアルケミー内で収まらず、ヒストリックにも適用されてしまうことだった。

【アルケミー:イニストラード】導入 2021/12/9

意味不明なカードはまだ少なめ

一応、イニストラードに合わせたオリジナルカードが収録されたが、構築で見かけるのは〈ラヒルダ〉と〈神聖な粛清〉くらいか。
JSから引き続き「永久」「創出」「抽出」があるのと、「呪文書からドラフトする」が加わり、手札でも追放領域でも墓地でもない何かと戦わねばならなくなった。
何より、当初こそやってみる人はいたがすぐに未熟さ、不合理さが表出し、プレイヤーが定着しなくなって過疎化、未だに誰も望んでおらず誰もやっていないだろこのフォーマット…誰かボクを助けてよ!

【アルケミー:神河】導入 2022/3/18

神河関係なくね??

引き続き4つのオリジナル能力に加えて、カウンターを参照する「強度」が追加された。このあたりからもはやセットと関係あるのか不明なオリカが増えていく。
〈現実の断片化〉〈溶鉄の衝撃〉あたりは一線級。

と、ここでさらに新フォーマット(天国)が制定される。

【エクスプローラー】実装 2022/4/28

この時点では専用カードは未導入だが、同時点でのパイオニアに対応するアリーナフォーマットとして、カオスの極みヒストリックから多くのプレイヤーが流れていった。
人間やラクドス、青白コンはこの時点で結構完成していたはず。
調整やナーフ、オリカのなくなった本来のMTGができる最高の楽園。悪く言えば中途半端なパイオニア、且つパイオニアのカードプールが増えれば増えるほどパイオニアのメタに収束するだけなのでつまらんとの意見もあったり。
エクスプローラーできてからもヒストリックやってる奴はかなりヤバい状態にいる。

【アルケミー:ニューカペナ】導入 2022/6/2

誰も使ってません

スタンのカードやシステムを再調整する話から、どんどんオリカを製造するだけに。アルケミー内でのパワーバランスもめちゃくちゃで、何が何だか状態に。しかし熱心にオリカの再調整だけは続けるウィザーズだった。

【アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート】導入 2022/7/8

種類多すぎる

統率者セットとしてのバルダーズゲートをアルケミーに魔改造。あまりのオリカの多さに誰もついていけない。カリム、門関連、ターシャ、ミンスクあたりは見かける程度。
個人的には〈サーイの力術師〉が強いので使っているのみ。

【エクスプローラーアンソロジー1】【ヒストリックアンソロジー6】導入 2022/7/28

こうしてみると結構主力多い

エクスプローラーをよりパイオニア化するための追加セット第一弾。
青白コンが涙した〈至高の評決〉、マナクリ8枚の〈エルフの神秘家〉など。スピリットはまだ厳しかった。ヒロイックも結構完成していた。

コモンが10種?!?!?!?

ヒスアン6はかなりの塩で、誰かセット買いしたのか?
不可思でLOが完成したりセルフミルドレッジとか楽しい。タルモゴイフはもはやヒストリックではモダンと同じく通用していなかった。
鋳造所は未だに強い、親和が一線級に。


【アルケミー:ドミナリア】導入 2022/10/6

イラストもなんか…

【団結のドミナリア】のアルケミーセットだが、これといったカードがなく、対ファイレクシア3大セットで忙しかったんかな?
アルケミーのカード作成はせずにパイオニア実装を進めてくれや…と誰もが思っていた頃。

【兄弟戦争(旧枠版アーティファクト)】導入 2022/11/15

これはよかったセット

ウルザミシュラの発明品ということで旧枠で色々収録。即禁止だったガラクタ以外はヒストリックリーガル。
バネ葉、塗膜、ワムコなど実用的。「ベルチャー」もここでデッキ化。
アーティファクト並べデッキが結構ここでいいもの貰えてた。


【エクスプローラーアンソロジー2】【アルケミー:兄弟戦争】導入 2022/12/13

エルドラージは未だに日の目を見てないな

本格的に各デッキの喉から手が出る主要パーツの追加といった様相。バーンも増えたがそれ以上にニクソスで緑単だらけになってしまってつまらなくなったのでこのあたりでエクスプローラーをやめた記憶。

2枚以外カスか?

一方、アルケミー兄弟戦争はクルシアス&ジャーシルの最強オリカの名声を欲しいままにするコンビがここで登場。ここでヒストリックはラクドスorジャンドだらけのメンコに。


【アルケミー:ファイレクシア】導入 2023/2/28

知らない、収録

このあたりになると、誰もプレイしていないアルケミー視点でなくヒストリックで通用するか否かになり、しないものは見たことすらないレベルに。
たまに使われるとビックリするしテキストは理解できない。


ここで、ようやくエクスプローラーが大きく動く。

パイオニア化&旧モダン化の兆し

【イニストラードを覆う影リマスター(過去の影)】導入 2023/3/21

うれしかったなぁ

ようやく、イニストラードを覆う影+異界月がアリーナに。既に一部はアンソロジー等で入っていたが、ここで多くのデッキが形になった。特にスピリットは完成したし、やっぱ優れたカード多い。

いいっすねぇ
エムラを頑張って入れたのはよくやった

ヨーグモス医院はここでパーツ増えたし、ドレッジも完成度上がって最高だった。個人的には実装済みのカードは省いてくれやと思うが、大人の事情やね。

往年の名選手が!

同時に「過去の影」と称して、初代イニストラードの名カードも収録。あの〈瞬唱の魔導士〉も使用可能に!
最高の収録だった、トラフト瞬唱LOVE。
とはいえ、実際はヒストリックのメタがかなりガッツリ固まっていて、上位層はオリカ中心ラクドスorジャンド、一部はヨーグモスなどモダホラデッキ、その他は謎のコンボ、エクスプローラーの微改良デッキがほとんどで、もはや新たなデッキが生まれる余地はほとんどないように思えた。瞬唱も、それを使うコントロールがそもそもいない状態。俺は未だにずっと使ってるが…

【機械兵団の進軍+多元宇宙の伝説】導入 2023/4/21

クソ猿がいますねえ

ファイレクシア3部作の機械兵団では、コンセプトもチョイスも意味不明ながら、多色中心にレジェンダリーカードが多数収録された。
実態はほぼ既に実装済みだったり、使い道に困るような統率者カードなため、ブロール向け。まあ紙の事情優先だろうから仕方ないが、実装済みは省けよ。ラガバンに至っては実装同時BAN。何がしたいの…
というわけで特にメタに変化はなかった。

【指輪物語:中つ国の伝承】導入 2023/6/20

実質的にモダンホライゾン3と謳われたロードオブザリングがヒストリック専用に実装。

カードパワーあるねえ
どれもインパクトのあるカード

特に調整やナーフのない状態でのブチ込みで、ウィザーズはヒストリックをコントロールすることを諦めていることがわかる。モダンセットをそのまま入れてくるんだから環境はパニックに。黒いデッキしか残らず全員が「囲いオーク指輪シェオル」の状態。環境からタフネス1が消えた。アグロ消滅なう。

というか、カードのナーフ調整も、この後の7/19クルシアス君くらいでしばらくやっていないので、批判が多くて辞めたのか、諦めたのか、やらなくても奇跡的にバランスが取れているのか。
結構な確率で黒系と当たっていたが、青黒も出てきてたり、サムワイズコンボだったり、指輪全ベットガチャガチャデッキだったり多種多様に。
まだ使われていないカードもスペックはあると思うから今後の開拓に期待。

【ヒストリックアンソロジー7】導入 2023/7/11

一昔前のモダン

指輪から1か月でヒストリックアンソロジー。〈血編み髪のエルフ〉をはじめ、青赤剣やタイタンサイクル、ズー関係などモダホラ前のモダンというメンバー。
キャノピーサイクルは元気がなくなっているアグロに救いの手になるか?

兄弟戦争旧枠ファクトあたりから、ウィザーズがヒストリックを下手にいじらずに、"かつてのモダン" にしようとしているのではないかと思っている。
従来のモダンは奇跡的バランスだっただけでウィザーズ的にはコントロールできておらず、モダホラ以降は理想の環境化したらしいので、旧モダンを楽しみたい人(ヴェンディとか瞬唱でペチペチしたいやつだ)にはヒストリックに行ってもらおうという魂胆かもしれない。
実際、懐かしのモダン環境の雰囲気を楽しみたい人にはヒストリックはオススメかもしれない。とはいえ、既にモダホラカードも指輪カードも実装されてはいるのだが。
イメージ的には「フェッチランドなしのガバガバマナベースで、極端に早いコンボ、強すぎる干渉手段、マナのインチキを失くしたモダン」の状態が今のヒストリックかなと。

【エクスプローラーアンソロジー3】導入 2023/7/18

露骨に仕上げてきたチョイス

エクスプローラー環境で、パイオニアで使用されているメタデッキに足りないパーツを供給しましたよという感じ。
ヒストリック目線だと〈召喚の調べ〉や〈死儀礼のシャーマン〉は使えそう。
バトランも出たのでいよいよ土地周りは何でもござれ状態。


【エルドレインの森】導入予定 2023/9/8

世界観だけはいいんだよ

一応、スタンの通常セットではあるが問題なのは「おとぎ話」として収録される特殊イラストのエンチャントカード群。

エルドレインの世界観に合った歴代のエンチャント68種が実装される見込みで、モダン環境でかつて活躍したカードもチラホラ。そのうち

〈血染めの月〉
〈土地税〉
〈ネクロポーテンス〉
〈騙し討ち〉
〈広がりゆく海〉
〈侵入警報〉

の6種は実装同時禁止となるらしい。ほな実装すな!と言いたいが、後に解禁もなくはないかもしれない。
てっきり色ガバ環境の安全策として月や海を入れてくれるのかと思いきや、そうでもないらしい。
色ガバは許すからめちゃくちゃはアカンで〜ということなのだろう。
月はまだしも海くらい良さそうだが、ウィザーズは例によって環境プレイをしていないためなんとなくで決めているに違いない。

なお、特殊セットについては、この後の【ラヴニカリマスター】はアリーナへの実装なしとされている。【モダンホライゾン3】【イニストラードリマスター】と続いていくが、今のところヒストリックへの実装は不明。


ヒストリックならではデッキたち

ここからはメタデッキというより、ヒストリックで実現しているデッキをいくつか思い当たるだけ取り上げたい。
プレイしたことのないものや、正確なリストは知らんものもある、対戦しただけだったりね。
エアプながらこういうリストにするかなというのを。(カード画像集めて保存していくのがダルかったため許して欲しい)

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