ひらめき☆マンガ教室 第5期 課題6 あさかたこれ太郎さん 『ねこのカタチをしたナニカ』 ネーム感想

https://school.genron.co.jp/works/manga/2022/students/asakata/26652/


 博士!!鉄くずを食べるネコはネコじゃないよ!!

異種の存在のコミュニケーションのそごを笑いと可愛いさで包みこんでエンタメで見せてくれます。ずーっと見てられますね!

 まず1ページ目の情報量が素晴らしくコントロールされている。無駄がなく、パット見でキャラクターの関係性がわかる。メイドロボの博士への目線とパフ(ネコ?)に向ける目線で関係性が伝わる。読み返して、改めて当たり前の様に関係性がオチにも連動していて秀逸です。素晴らしい!!

位置関係的にはメイドロボの目線の先にパフはいないのだが、わかりやすさを優先しているのもマンガ的でとても良かった。

マンガ的なデェフォルメの緩急の上手さ

特に素晴らしいのは、パフ(猫?)の造形です。
マンガ的なデェフォルメされた猫を書いているから立体感のない鼻をしているのだと猫の記号として読めるのだが、4pの立ち姿は、ねこのカタチをしたナニカを読み取れる、違和感としての立体感のない鼻として読み取れて凄い!!

まとめると記号のコントロールを従来の使われから、自分の作るストーリーに必要な意味にズラシて意図的に使えていて凄い!!

3〜4pのマンガ的な動きは目も気持ち良く、同事にギャグとしても使えている。全12pに様々なエンタメが詰め込んでいるのに読みやすい。わかり合える存在だけが幸せな関係ではないのですね。

読み味のライトさに色々な意味を込めていて!凄い!!




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