アルゼンチンでプロを目指す
アルゼンチンに来て、1ヶ月半が経った。
今は、ラプラタという首都ブエノスアイレスから車で1時間ほどの街に住んでいる。
去年の夏、サッカーでもう一度プロを目指すと決めてから紆余曲折を経て、アルゼンチン一部の育成チームに入ることができた。今はその育成チームからプロを目指してやっている。
チーム探しを手伝ってくださった、無双アルゼンチーナの森山さんには感謝しかない。また、自分の選択を応援してくれている両親や、家族、友達には感謝しかない。本当にありがたい。
サッカーの壁
やはり、アルゼンチンのサッカーは激しいし、球際も強い。チーム戦術でポゼッションをしたり、守備をしたりするというより、個人の力でボールを運ぶ、ボールを運ぶという感じ。
自分はインサイドハーブ/セカンドフォワードのポジションでプレーしているが、独力で敵をはがしてシュートに行ったり、守備でどれだけ強度高く行けるか、そして走れるかが大事になっている。
あと、簡単にボールを失う選手、体で当たり負けする選手は評価されないので、体幹含めたフィジカル、周りをみること、ポジショニング、ファーストタッチの置き場が本当に重要。2タッチ以内にプレーしないと刈り取られるイメージ。日本では、ボールをあえて流してトラップしていたりしたが、こっちでは寄せが早いので、トラップが大きくなるとすぐに削られる。
また、結局攻撃的な選手である以上、ゴールを取れるか取れないかがマジで重要。数字。点を取れないフォワードは本当に評価されない。逆に点を取りさえすれば、なんとかなる。点を取ることにこだわる。
こっちに来て、自分が通用するなと思ったのは、オフザボールの動き出し。特に2列目から斜めに裏に走り出せる選手は中々いない。動き出しのタイミング、スタートのポジション、コース、量を意識しながら、これを磨き上げたい。必ず点を取るための武器になる。
言語の壁
あと、やはり言語はなるべく早く習得しないと。チームメイトとコーチとコミュニケーションが取れないと厳しい。ビッチ上で意思疎通ができないからプレーが合わないし、ピッチ外でもやはり仲良くなるのには言語の壁は乗り越えないといけない。
アルゼンチンで1年半はサッカーで勝負すると決めたのだから、スペイン語の勉強は妥協しない。
気合い
こっちに来てから、サッカーで壁にぶつかっていて試合にも出れてないし、悔しいことばかりだが、前向きにひたむきに努力していきたい。
応援してくれる人たちに恩返しができるように、そして自分の夢を叶えられるように頑張る。
アルゼンチンでプロになるために来たのだから、うまくいかなくて下向いていても、時間がもったいない。
大学の友達と電話したら、こう言われた。
“Of course, you will have a hard time especially first, if you want to achieve your big dream. The important thing is how you tackle the challenges or run away from them.”
自分を裏切りたくない。妥協しない。
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