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4月に渡米して、アメリカの大学や大学院をYouTubeで紹介する活動をします!

今年の4月中旬から1ヶ月くらいかけて、実際に渡米してアメリカの大学や大学院で学ぶ在校生にインタビューしながら、一緒にキャンパスを歩いて大学を紹介する動画を撮る。そして、Youtubeで発信する。
西はサンフランシスコから、東はボストンまで行く予定だ。
このプロジェクトを思い立った経緯とプロジェクトの内容について、このnoteで書いていく。


なぜ、情報発信を始めようと思ったのか

「もっと情報発信した方がいいと思います」

今年の1月に海外大学に関して相談を受けた高校生の子にzoomで話している時にこう言われた。その子は、僕が去年の春頃にあげた「バークレーに合格しました」というツイートをどういうわけか探し出して、TwitterのDMで凸ってきた面白い子だった。

その子とは、自分が米国大学を受験した経緯や受験方法、中高時代についての話をした。そこで大きく感じたのが、自分にとって当たり前だった海外大学に関しての情報は、全然当たり前ではなかったということだった。米国大学の様子や受験方法ってこんなにも知られていないんだなと思った。

自分の高校は海外大学に進学する生徒が1年に1人か2人いる高校だった。時々、卒業生の方が高校に来て、海外大学について話してくださっていたため、情報はある程度身近なところにあった。米国大学を受験をすると決めてから情報集めをしているうちにどんどん情報が集まってきて、いつの間にか米国大学の情報があるのが当たり前になっていたような気がする。

ただ、東大に入学してから、「米国大学に進学しようかと考えているんだよね」と他の学生に話すと、結構驚かれることが多かった。さらに話していくうちに、そもそも海外大受験の存在があまり知られていないということを認識するようになった。そして、その認識はzoomで話した高校生の子から受けた指摘によって、より強くなった。

自分にとっての当たり前が他の人にとっての当たり前ではない。


思えば、受験時代に情報収集をしていた際に参考にしていたのは、海外大に進学された先輩方から発信される情報だった。先輩方が書いているブログを隈なく読んでみたり、気になる大学があればその大学に通っている先輩にDMして色々質問したり、時にはzoomで相談に乗ってもらったりした。

先輩方が自分たちにとっては当たり前だったかもしれない情報を後輩のために発信してくれたおかげで、僕は米国大学についての知識を得る事ができたし、それを自分の中で当たり前にする事ができた。国内大学とは違って情報が圧倒的に不足してる海外大学を受験するにあたって、先輩方の発信は命綱であると言っても過言ではないほど重要なものだった。


昨年度と今年度。2回も受験を行い、先輩方にお世話になった。
今度は自分が後輩たちに恩送りをしていきたい。
この思いを胸に、次の世代に向けて情報を発信していこうと思う。


何を発信していくか

情報発信するといっても、何を発信すればいいのか。
SATやTOEFLの受験方法やコツ。日米併願のポイント。中高時代の課外活動。
どれも参考になる話だし、発信する価値はあると思う。

でもそれより、海外大学のリアルな様子を発信する方が重要なのではないか。

国内大学しか考えていなかった人が海外に目を向けるきっかけになったり、海外大学に興味がある人がよりその大学について知るきっかけになったりする、そんな発信をしていきたい。


僕は高校2年生の春に、学校の研修でシリコンバレーに行って、スタンフォード大学の日本人の在校生の方にキャンパスを案内してもらった。その先輩が、なぜスタンフォードに進学したのか、現在何を学んでいるのか、スタンフォードの魅力はなんなのか、などを笑顔で楽しそうに話しているのを見て、素直に「この先輩カッコいいな、スタンフォードめちゃくちゃいいな!」と思ったのを今でも覚えている。

この経験は僕が米国大学を目指すきっかけとなる、本当に大きなターニングポイントだった。キャンパス+在校生のセットで、米国大学への進学という選択肢がグッと身近なものになった。


ただ、シリコンバレー研修のような素晴らしい機会に恵まれている人は、ほんとにごく一握りだと思う。海外研修の存在を知っていても経済的な理由で行けない人もいれば、そもそも身の回りの環境の影響でそういう研修の存在を知らない人も多いと思う。最近は、コロナの影響で、研修の機会自体が減少しているのも現実だ。

機会に恵まれている人たちが少ないなら、僕が代わりにアメリカ各地の大学をまわって在校生にインタビューをして、その体験を動画で共有するのはどうだろうか。米国大学を身近に感じる体験を、動画発信を通してもっと多くの日本の中高生の人たちに提供できるのではないか。

高校生から相談を受けたあの日、そう思い立った。

そこで、今回このような活動を行う事を決めた。


Youtube始めます!

今年の4月中旬から1ヶ月くらいかけて、実際に渡米してアメリカを西から東まで駆け巡る。アメリカの大学や大学院で学ぶ在校生にインタビューしながら、一緒にキャンパスを歩いて大学を紹介する動画を撮る。そして、それを誰でも見れるようにYoutubeで発信する。

西はサンフランシスコからスタートして、東はボストンまで行く予定だ。現在、8つの大学・大学院に行く事が既に決まっている。他の大学とは交渉中で、計15校に行く事を一つの目標としている。

ハーバードやスタンフォード、プリンストン、バークレー、UCLA、UPennといった名だたる総合大学に加え、ポモナやスワスモアなどのリベラルアーツ大学に行く事が決まっている。
現地で協力してくれる日本人の学生には本当に頭が上がらない。


このプロジェクトのポイントは3つ。

1つ目は、気軽に米国大学のリアルな雰囲気が分かること。ブログなどの文章とは違い、Youtube上で映像によってアメリカの大学や大学院のよりリアルな雰囲気を発信する事ができる。キャンパス+在校生のセットで、米国大学をより身近な存在に感じてもらえると思っている。海外大学を紹介する動画は今まで英語が多かったので、日本語で発信する事で、より多くの日本の中高生に気軽に見てもらいたいと思っている。布団に入りながら軽い気持ちで動画を見始めて、いつの間にか現地の大学の魅力に取り憑かれてワクワクして眠れなくなっているというのが理想だ(笑)

2つ目は、まとまった情報を客観的に発信できること。一つのYoutubeチャンネルに様々な大学の紹介動画がまとまっていることで、わざわざ他の大学を検索する手間も減らせる。志望校を考える時に、アメリカの大学同士を比較するのにも役立つだろう。さらに、在校生という主観的な目線に加えて、僕の第三者としての客観的な視点を交えて大学を紹介できるのも面白いと思う。現地の大学の魅力やオリジナリティを、在校生とともに深堀っていきたい。

3つ目は、大学や大学院だけではなく、在校生にも焦点を当てること。大学の魅力だけではなく、なぜその人がその大学を目指すようになったのか、その過程での苦労やその苦労の乗り越え方、現在何を学び何を考えているのか、などをインタビューするつもりだ。在校生にも焦点を当てる事で、視聴者が自分を投影させてよりその大学で学ぶ事をイメージしやすくなると思う。そして、在校生のパッションを発信することで、中高生が刺激を受けて何かにチャレンジしたり、自分の好きなことについて考えたりするきっかけになって欲しい。


中高生や大学生が、アメリカの大学や大学院で自分が学ぶ事をイメージできるくらい、現地のリアルな雰囲気を発信していきたい。
また、動画を通して、熱意のあるアメリカの学生に刺激を受けて、日本の中高生が何かアクションを起こすようになったら嬉しい。


ワクワクするならやるしかない

このプロジェクトを行う上で、不安がないわけではない。

僕は今まで動画を撮ったことがないし、編集もした事がない。全くもってYoutuberではない(笑)だからまだ、良い動画を発信できるという確証はない。でも、動画編集は手伝ってくれる仲間が見つかったし、動画撮影やインタビューも練習するうちに上手くなるだろうと思っている。不安要素なんてやっていく内になんとでもなると信じている。

それよりも、ワクワクの方が圧倒的に大きい。

渡米前や渡米後に、色々なトラブルにあって、それを乗り越えるのも。
海外大学がもっと身近になって欲しいと、同じような思いを持っているアメリカの大学で学ぶ仲間と協力して良い動画を作るのも。
そして、その動画を見て、ワクワクした中高生や大学生が何かに向かって新しいチャレンジし始めるのを想像するのも。

動画を発信するまでの過程も、発信した後の未来も想像するとワクワクする。

自分がハッピーで周りもハッピーになれたら、それこそ本望だなと思う。



活動を通して伝えたいこと

僕は、この活動を通して、米国大学の方が良いから進学した方がいいと伝えたいわけではない。ただ、ほとんどの中高生が国内の大学を目指すように、海外の大学を目指すことを少しでも身近な選択肢にしていきたいと思っている。

僕は、8月からアメリカのミネルバ大学に進学する予定だ。この大学は4年間かけて7カ国を旅する非常に面白い大学で、アメリカ、韓国、台湾、インド、ドイツ、イギリス、アルゼンチンに半年ずつ滞在することになっている。

ミネルバ大学に入学してからは、上に挙げた7つの国々でも、現地の大学や大学院を紹介する動画を撮ろうと思っている。


当たり前だけど、
大学は、日本以外にもあって、アメリカ以外にもあって、世界中にある。

自分のYouTubeを通して、様々な国で学ぶ人たちにインタビューを行い、世界中で学ぶ事をもっと当たり前にしていきたいなと思う。

いつかは、「俺はアメリカ、私はハンガリー、俺はマレーシア、私はオーストラリア、俺は日本」というように自分の興味や関心、熱意に合わせて日本の高校生が国内外の大学から進路を選べるようになったら素敵だなと思う。



お願い

4月から渡米して動画を撮影するためにかかる費用(交通費や滞在日、生活費など)をクラウドファンディングで集めようと考えています。

READYFORというサイトで3月17日15時から、支援募集を始める予定です。

このnoteを読んで、活動を応援したいと思ってくださった方がいらっしゃれば、ご支援していただけると幸いです。

どうかよろしくお願い致します。

リンク:https://readyfor.jp/projects/89021

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