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パワポのデザインデータが“おまけ”なのです

久しぶりのnote更新です。
そしてまた講座の告知です。

来年、
2022年2月22日という
7つの数字のうち6つが
「2」で並ぶ日の夜(19時〜)
デザインの解説講座を
オンラインで実施します。
ちなみに2は私の運命数らしいです。
知らんけど。

さて、
今回の講座タイトルなんですが、ド直球です。
「デザイナー本人がパワポで作ったチラシを徹底解説する講座」です。
…ん〜、長い!(笑)
タイトルの通り、
私がパワーポイントで作成した
過去のチラシのデザインデータを公開しつつ
デザインの考え方からデータの作り方まで
事細かに解説する講座です。

今回、受付チケットを3種類ご用意しました。
・無料チケット(視聴のみ)
・寄付チケットA=500円
(視聴のみ)
・寄付チケットB=1,000円
(視聴+おまけ:チラシデータ

注目してもらいたいのは
寄付チケットBの“おまけ”です。

私が過去に
パワーポイントで作成したデザインデータ
“おまけ”でお付けします。
察しの良い方はお気づきでしょうが
講座内で解説に使うのは
この↓↓↓“おまけのデザインデータ”↓↓↓です。

▲過去にパワポで作ったデザインデータ

この“おまけデータの特典”について補足すると
デザイン・レイアウトを
「そのまま」はさすがにダメですが、
パーツとしてバラしてもらえれば
デザイン素材として利用可能です。
公序良俗に反する使い方でなければ
著作権とか細かいことは申しません。
(性善説で成り立つ信頼関係です)

講座では、
このおまけデータの扱い方を解説するので
ある程度パワポの知識とスキルがあれば
1,000円の寄付チケットで
チラシ作りが捗る(かも知れない)素材が手に入る
ということです。
一部、使用不可の素材もありますが、
これは講座内で説明しますね。

お忙しい人はココまで読んでもらえれば結構です。


さて、
ココから先は、なぜ、
こんな講座の実施に至ったのかをお伝えします。
若干長くなります。
お時間が許せばお付き合いください。 

私は
デザインの力で地域を元気にをモットーに活動する
フリーランスのデザイナーです。

このデザイナーとしての知識やスキルを
NPO法人Mブリッジに属して地域に還元しています。

知識やスキルを具体的に言うと
・情報発信の概念
・デザインの基礎
・印刷の知識
・チラシ作りのコツ
・広報誌作りのコツ
・紙面レイアウトの基礎
・手描きPOP 等々…
これらのキーワードに悩む人たちの
課題解決の一助となるよう
講座やワークショップにアレンジして
地域に還元しています。

今回の講座には
松阪市市民活動センターの事業としての「表向きのテーマ」と
自分の中の「裏テーマ」があります。

表向きのテーマは
「情報発信やデザインで悩む組織の課題を解決する」です。
ただ、これはあくまでもNPO支援を軸とする
松阪市市民活動センターの事業としてのテーマ。
自分の中にある裏テーマは
もっとハードルが低くて
「まずはデザインに興味を持ってもらう」ことを
目指しています。

実はこの裏テーマは
“一周回って”この考えに至りました。

私の勝手な考えかも知れませんが、
組織的な情報発信に関しては
その道のプロに依頼するか
相談することで活路の見える
専門的なスキルだと捉えています。

つまり、
情報発信とはなんぞや!?
デザインとはなんぞや!?
を、理解した上で

組織にマッチした表現の工夫や
情報の見せ方とかを提案するスキルです。

レイアウトのコツや
アプリの使い方とかの
“小手先のスキル”に頼っていては
すぐに頭打ちになって
課題の根本的な解決に至らない!
と、考えていま…した。
いえ、今でもこの考えは正しいと信じていますし
そのあたりを講座の中に盛り込むようにしています。

ただ、現場の声は違います。


話は少し逸れますが
デザイナーの多くは、
いや、ほぼ大半はAdobe系のアプリを活用して
デザイン業務をこなしているはずです。
かくいう私も普段はそうなのですが、
私が副センター長として勤める
松阪市市民活動センターの事業で作るデザインデータは
Microsoftのパワーポイントで作っています。

この理由は単純に2つで、
(1)Adobe系のアプリを使えるスタッフがセンター内にほとんどいないから
(2)ワードやエクセルと比較して直感的に操作できるから
です。
特に(2)に関して補足するなら
パワポはある程度の機能が使えれば
イラレに匹敵するレイアウトが可能なので
チラシや名刺などデザインするなら
ワードやエクセルよりもパワポをお勧めします。
(これホント)

まぁ、Adobe系アプリの導入は
予算面でもハードル高めですし…(苦笑) 
それだけ専門性の高いアプリなんですけど、
「そこまでの機能を求めてない」というのが
デザイン業以外で導入を見送る理由だと思います。
組織に限らず個人であっても同じかも知れませんね。
デザイナー(もしくはデザイナーを目指している人)でなければ
Adobe系のアプリを使える人は非常に少ないわけです。

さらに話を逸らしてしまうのですが、
世界的なPCのOSシェアは
未だにWindowsが81%を誇っていて
次いでChromeOSが11%、
MacOSは8%程度で3位。
最後にLinux等その他、と続きます。
(2021.12.16調べ)
Windowsのシェアは2010年頃までは
94%と言われていました。
81%まで落ちた現状を考えても
圧・倒・的!(カイジのナレーション風)
改めてPCの主流はWindows機だと痛感するわけです。
Mac派の私としてはこの数字は少し悲しい。
いやすごく悲しい…というか愕然とする。

OSのシェアでWindowsが圧勝しているので
伴って主要アプリもWindowsに適したモノになる。
いわゆるMicrosoft系の「Officeアプリ」が主流。
ワード、エクセル、パワーポイント(他にも色々ありますが…)
基本ソフトである“3種の神器”が使えれば
一昔前なら、社会に出てそれなりに通用したので
今、現役でバリバリ働いている人の多くは
Windows機でOfficeアプリの使い方を一番に覚えたはずです。

少し話を戻します。

私の身近な組織環境である
松阪市市民活動センターも例外ではなく
PCはWindowsが“普通”で
Macは“異端児”扱いなのです(あぁ悲しい…)。
そして、
スタッフが使えるアプリ
「Office(3種の神器)のみ」
です。
決してスタッフの悪口とかじゃなく、
これって、うちのセンターに限らず
産官学民どの組織にも当てはまると思うんですよ。
これが“普通”なんですよね。
さらに付け加えるなら、
Windows機でOfficeアプリを使う人の多くは、
多岐にわたる機能のごく一部が使えれば
普段の仕事は回るわけです。

更に話を戻すと、
私が松阪市市民活動センターの業務中に
Adobe系アプリでデザインデータを作ってしまうと、
デザインに関するほぼ全ての業務を
私一人が担うことになりますし、
いざと言う時に
私以外に誰もそのデータを扱えなくなる。
仕事を組織的に捉えると
スピード感が落ちるわけです。
だから私は、
自分の勤める組織の中では
極力その状況に応じたアプリ(Office系アプリ)で
デザイン業務をするようにしたんです。


改めてですが、
あらゆる組織で課題として捉えているのが
情報発信とそれに伴うデザインです。

その課題解決のための
私はこれまで講座をアレンジしてきました。
課題の根幹を理解してもらうために
情報発信の考え方(概念)や
デザインの基礎にその思いを込めて。

しかし、悩みを抱える現場が欲しているのは
即効性のある「知識やスキル」です。
いわゆる「すぐに使えるコツ」ですね。
答えが欲しいわけです。


逸れた話題でも書いた通り、
Officeアプリをソコソコ使える人材は豊富です。
ただ、
こと情報発信やデザインに関して言えば、
「アプリが使えるから出来る」業務ではありません。
見栄えを整えるのには
多少はアプリの知識やスキルは必要ですけど…。

再度、自論を伝えますが、
組織的な情報発信に関しては
その道のプロに依頼するか
相談することで活路の見える
専門的なスキルだと捉えています。

しかし、
企業、行政、NPOあらゆる主体に関係なく
組織として重要で専門性の高い情報発信やデザインを
Office系三種の神器を“ソコソコ使える”人材に
委ねて担わせている組織って多くないですか?

この理由は明確で、
知識不足・人材不足・資金不足です。
だから情報発信もデザインも
外部に頼らず内製する。
そういった部署があるならまだマシな方。
多くの担当者は通常業務と兼務して
“ついで”に担うのが情報発信の業務(役割)です。
更に言えば、その担当者に抜擢されるのが
三種の神器を“ソコソコ使える”人材です。

業務や役割として
情報発信の担当になった人の大半は
デザイン経験なんてありません。
言うなれば“ノンデザイナー”です。
きっと一般的なPCスキルは持っていても
「情報発信」とか「デザイン」は専門外のはず。
これが普通です。

“ノンデザイナー”にとって、
情報発信とかそれに伴うデザインは
通常業務にプラスされる
「余分な業務(役割)」でしかない…。

余分な業務である情報発信もそのためのデザインも
通常業務の片手間にこなさないと時間に追われます。
もっと悲しい言い方をすると
情報発信もデザインも
「嫌々でも仕方なくやる業務(役割)」でしかない。

なので、
本来、小手先のスキルよりも重要な
概念や基礎を私が講座で丁寧に解いても
「すぐに使えるデザインのコツ(小手先のスキル)を教えてほしい」という
オーダーが絶えないわけです。

日々、時間に追われながらも
こなさねばならない「余分な業務」を
いかにスムーズ(時間をかけず)に
“済ませるか”を考えている現場の声ですね。

私は改めてこの現場の声に耳を傾けることにしました。
「余分な業務(役割)」扱いで嫌気がさしてる中、
情報発信とかデザインの概念を解かれたところで
頭に入ってこないですよね。
自分だって興味のない話をされても
聞き流しますもん(笑)

「卵が先か鶏が先か」みたいな考えですが、
「まずはデザインに興味を持ってもらう」ことを優先しました。
「デザインって楽しいんだ!」
「少し頑張れば自分にも出来るんだ!」
ということに気付いていただいた上で、
その先にある本来の課題に目を向けてもらおうと。

一周回ってようやくココに立ち戻れました。

私の講座に興味を持っていただく人の大半は
日常業務で“三種の神器”を使う“ノンデザイナー”です。
そういった参加者にとって
明確なメリットが必要と考えました。
それが今回の“おまけデータ”です。

ちなみにですが、
ノンデザイナーの大半が
PCでデザインする場合
Office系アプリを使うわけで、
それが“普通”な世の中。
講座の参加者からは
「デザインはMacじゃないとできないでしょ?」とか
「イラレじゃないと見栄え良くできないでしょ?」 と
未だに聞かれるのですが、
全くそんなことはありません。

実際、私は今、
パワポでチラシを作ってますから。
イラレを超える!
とは言いませんが、近い作品は作れます。

ご興味があれば
ぜひ「デザイナー本人がパワポで作ったチラシを徹底解説する講座」
お申し込みください。
視聴のみでしたら「無料」で参加可能ですので。

講座タイトルのように
長い文章にお付き合いいただき
ありがとうございました。


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